福岡での脱力して弾くためのスペシャルセミナー2日間×2回 を行いましたが、その前に大阪でテクニックセミナー上級編(今回は「音色」を変える方法と、グリッサンドのやり方など)やアレクサンダー・テクニークのグループレッスンなど、怒涛の6連チャンのセミナーでした。
10日間の出張はキツイ!
(年のせいではない )
特にスペシャルセミナーは、絶えず動きを観察し続けるので、4日間はキツイ!
(決して年のせいではない)
受講者の方々には満足していただけて嬉しい限りですが、さすがに身体はガタガタ
だったので、ブログはちょっとお休みさせていただいてましたー。
おかげさまで、ゆるゆるな日々を過ごし元気回復したので、アンケートのお悩み?の回答も再開させていただきますね!
今回は「小学中〜高学年からピアノを習い始めた男の子に、脱力を教えるときの良い教え方があれば教えていただきたいです。どうしても力が入ってしまうようです。」というご質問を考えていきます。
前回、大阪でのテクニックセミナー指導編でも「すでに力が入ってしまっている生徒に脱力を教える」をテーマに実践形式でお伝えしました。
受講された方からは「いろんな生徒がいるから、数をこなさなきゃ!」「生徒によって違うから、教え方や見極めが難しい」などの感想がありましたよ。
そうなんです。
人はみ〜〜〜んな違うから、こうやったらみんな上手くいく!という方法はないんです
これか・・・あれか・・・こっちかも??という方法をいくつも持っておいて、その上で巧妙に生徒によってアレンジ?して、うまくいくようにもっていく!が正解だと思います。
実際に体験していただかないと、どのようなタッチで触るのか?どのような感覚を伝えるのか?などは私のつたない文章で伝えることは難しいのですが・・・
脱力できたかの見極めのための、簡単な方法の一つを書きますね。
これは、どこかのセミナー(長野と、あとどこだっけ?)でお伝えした方法です。
風船を用意して、空気を入れてください。(割れるとびっくりするので、やや少なめ、弾力が残るくらいの空気の量にしてください。)
それを太ももの上に置いて、(どこかへ逃げていかないように)片手で風船を持っておいて、もう一方の手を風船の上にポタン!と落としてみましょう。
脱力できていれば、ボールの上で腕がボヨンボヨンと数回跳ねます。
脱力できていなければ、手はボールの上でピタっと止まります。
これで、腕の力を抜くということが、体験としてわかると思います。
うまく腕の力を抜くことができたら、それをピアノの鍵盤の上でやればいいのですね。
(多くの人は、ここが難しいところですが・・・)
そのために、先生が腕の力を抜くお手伝いをしたり、手を鍵盤の上に持って行ってあげたりします。
鍵盤の上で手を落とすことができたら、骨で支えることを教えてあげてください。
曲を弾くときには、手首の使い方を教えてあげれば、脱力して弾けるようになりますよ。
脱力スペシャルセミナーでは、長年ピアノを弾いてきた方を対象とすることがほとんどなので、その癖をやめてもらうために、いろんな方法でアプローチをします。
全員にやってもらうこともあれば、個人個人に違うことを提案することもあります。
どの瞬間に、どの部分に力が入ったか?
それを止めてもらうために、どういったアプローチ(言葉がけ)をすればいいか?
これを見極める観察眼と推察力???があれば、脱力を教えられますよ♪
*脱力を教えるためには、まず先生が脱力できてないと・・・ね。。。
次回の脱力スペシャルセミナーは5月5日〜6日 東京・世田谷にて
また、大阪・福岡での脱力スペシャルセミナーはご要望があれば日程設定しますので、リクエストしてくださいね。