ピアノを演奏する事として
今まで、様々なことを投稿して来ました。
脳、聴く耳、体の使い方を研究して来ました。
指だけに意識を向けがちですが、
足の先から頭の先まで、
力が余分なところに入れないように身体を支える筋肉を使って、
肩、肘、手首、手の関節を固めず、
音色を多彩に表現していける奏法を、
地道に育てていくレッスンを私の教室でしています。
音色という言葉の中に、
色には暖かい色、冷たい色、
明るい色、暗い色など何十色もの色を
イメージしてみることもお勧めしています。
今年の夏休みソルフェージュ集中レッスンでは、
長三和音(M)
短三和音(m)
減和音(dim.)
増和音(aug.)の響きの違いを感じる感性を育てるため、
暖かい、明るい色の暖色系🩷
冷たい、涼しい色の寒色系🩵
のカラー風船を使い、
メジャーの響きとマイナーの響きの違いを
聴き分ける訓練をしました。
そして、顔の表情を例にして
人間の深いところの心の表現を
悲しみ、不安、恐れ、安らぎ、楽しい、愉快、
嬉しい、希望、祈りなども
音色に表すことができると、
楽しくレッスンができました❣️
メロディーは歌です。
ショパンは、美しいメロディーの曲が多く、
歌手の歌を多く聴くことが大切と言っています。
ピアノ演奏を魅力的にするには、
歌が好きになることが必要です。
歌が好きな子は、音楽を楽しむ事ができ、
ピアノ🎶演奏の表現も理解が速いのです。
機械的なロボット奏者とも言える演奏は、
ミスは無くても、人の心に届きません。
ピアノ演奏には、メロディーとハーモニーの
響きのバランスが大切で、各声部のお互いが、
個性を輝かせることになり、
美しい調和が生まれます。
これがピアノを演奏する醍醐味でもあり
思うように弾けた時、
両腕が鳥の翼のようで伸びやかで
自由に動く感覚を実感できます。
以前投稿したフジコ ヘミングさんのことから
レオニード クロイツアー氏、
クロイツアー豊子氏の言われるように
「自分の音を良く聴くこと」
これが、なかなかできていないことが多いのです。
どんな音を出したいのか、
それには、どんなテクニックを必要とするのか、
研鑽を積んでいくこと、
それが人に共感と感動を届けていけるのでしょう。
素晴らしい音楽は、
おいしいご馳走を食べたような満足感が得られます。
素晴らしい音楽は心の栄養となります。
しかし、味わう味覚、聴く耳を持たない人には
残念なことに届かないこともあります。
味覚も音楽的な耳も
育てることが大切だと最近、
特に思います。
昔の新聞ですが、豊子さんのコメントが
出て来ましたので載せたいと思います。
参考にしてください!!