こんにちは！
ピアノおとぎ箱♪赤山町教室の高橋美佐です。
体験レッスンの時の資料として、保護者の方にお願いしたいことのプリントを作成中です。
体裁などはともかく、まずは、お伝えしたい内容を文章化していますが、色々ありすぎて、どんどん横道にそれてしまいます。
横道の方は、ブログでご紹介することにしますね。
ピアノを置けないという住宅事情の中で、いつも言われる騒音問題についてです。
騒音の問題ですが、ピアニストが難曲を、何時間も、大音量で、弾くわけではありません。
お子さまが弾く曲、音量、数値として考えたら、騒音になるようなレベルではありません。
しかし、それは聞く人の感情に大きく左右されます。
隣に誰が住んでいるかも分からない、という状況では、ちょっとした話し声やテレビの音、赤ちゃんの泣き声などで苦情がくる時代です。やはりそこは、ご近所さんとの関係などで大きく変わってくるかと思います。
私の小さい頃のエピソードを一つご紹介します。
私は3歳から高校２年生まで、３Kの小さな県営団地に住んでいました。今なら、絶対にピアノなんて置けない環境だと思いますが、当時は、同じ団地の多くの家庭に、アップライトピアノかエレクトーンがありました。
クラスのほとんどの子どもが、どちらかを習っていましたし、電子ピアノなんてありませんでしたから、当然、どの家庭にもピアノがありましたね。３畳の子供部屋に、ピアノと二段ベッドを置くのが普通でした。
エアコンはありませんでしたから、夏は、窓を全開にして練習していました。
夏休みのある日曜日の朝、コンクールに出かける前に練習をしていました。最後の通しで、曲を弾き終わったら、向かい側の棟のベランダから、３人の女の子が大きな声で「もう1回、弾いて～～！」と叫んできたのです。同じクラスではなかったけれど、同級生のお宅でした。
母が、もう出かける時間だよ～と言ってきたので、「今、もう1回弾いてって言われたー」と答えると、「そう？じゃあ、もう1回弾きなさい。」と言われました。
「うるさ～～い！」ではなくて「もう1回、弾いて～～！」と言われる時代です。のどかな時代でしたね。ただ、昔もそういうことが、まるでなかったわけはありません。
解決法があるとしたら？
「母親が近所に菓子折りを持ってご挨拶に行っていたらしい」というのは、他の同級生やピアノ先生仲間からよく聞く話です。
（我が家の話ではありません。）
そういう心遣いというのも必要ですね。日頃から、ご近所の方とは、良い関係を築いておきたいものです。ピアノ以外でも、助け合いというのは、この時代にあっても大切だと思います。
それから、そういう古典的な方法でない解決策としては、ピアノに付ける消音装置というのもあります。電子ピアノ一択ではなく、そういう選択肢もぜひ検討してください。
なぜ、電子ピアノではなく、本物のピアノが良いのか？何が違うのか？については、また改めてお伝えしたいと思います。
今日は、横道の部分だけで失礼します。
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