先日より大人の生徒さんのお話をしてきました。





今日はその番外編ですが、以前私のお教室に通ってくださっていた大人の生徒さんがいました。
その方は今まで私がお話してきた、練習曲をやりたくないという大人の生徒さんとは真逆をいくタイプの方で、ハノンをやりたい!とおっしゃるのです。
ピアノを弾くためにはハノンが完璧にできなければいけない!と有名なピアニストの方がおっしゃっていたのだそうです。


その有名なピアニスト、誰なのでしょうか?
今更ですが、気になります!笑



そのためハノンを極めたい!とのこと。
レッスンではハノンを数曲弾くのですが、



メトロノーム100で
お願いします!



と言われるので100にし、最後まで弾くと、


今はまだ
100では弾けなかった

90でお願いします!


と言うので、90にして最後まで弾くのですが、


これではまだ
丸はもらえませんね…


とのこと。
そして次の曲に行くのですが、もちろんハノン。



私のアドバイスは必要ないといった感じで、一人で弾いて一人で結論を出して終わりです。
私がすることといえば、生徒さんが希望する速さのメトロノームをセットすることでしょうか…



何度も申し上げました。



ハノンをやりつつ、
好きな曲も練習したら
いいのでは?と



ですが、頑なにハノンのみでした。


1年経った頃…


1年頑張っても
1曲も弾けるように
ならなかった

ピアノを弾くって
難しいですね



と言って辞めていかれました。



1曲も
弾けなかったのではなく
1曲も
弾かなかった
のですよ〜!



ハノンを極めなくても、楽しく弾ける曲はあったと思います。


毎週のように、


曲をやりませんか?



とお話したのですが…


番外編でした



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