第18回ショパン国際ピアノコンクールのファイナル最終日3日目もほぼリアルタイムで演奏を聴き12人全員達成。
半数の6人はこのコンクールではファイナルで初めて演奏を聴いたので1〜3次予選を考慮なしというか不可で続けて採点。
そのひどい殴り書きがこちら🙇
8人終了後書いたものに最終日1人ずつ演奏が終わるごとに書き足していきました。
カミル・パホレツさんに至っては1人目と書いてしまってます💦🙇
1.ブルース·リウ
2.マルティン·ガルシア·ガルシア
3反田恭平
4.ヤクブ·クシュリック
5.小林愛実
6.JJ ジュン·リー·ブイ
7. ハオ·ラオ
8.イ·ヒョク
9.エヴァ·ゲヴォルギヤン
10.カミル·パホレツ
11.レオノラ·アルメリーニ
12.アレクサンダー·ガジェブ
[実際の結果]
第1位ブルース・リウ
第2位反田恭平
第2位アレクサンダー・ガジェヴ
第3位マルティン・ガルシア・ガルシア
第4位小林愛実
第4位ヤクブ・クシュリック
第5位レオノーラ・アルメリーニ
第6位ジェイ・ジェイ・ジュン・リ・ブイ
入選
エヴァ・ゲヴォルギヤン
イ・ヒョク
カミル・パホレツ
ハオ・ラオ
マズルカ賞 ヤクブ・クシュリック
コンチェルト賞 マルティン・ガルシア・ガルシア
ソナタ賞 アレクサンダー・ガジェヴ
※ポロネーズ賞の該当者はなし
ガルシア·ガルシアさんがコンチェルト賞受賞なので1~6位は実際の結果と順番もほぼ同じで意見一致ですが、
2位のガジェブさんと5位のアルメリーニさんを最下位2人に(詫)
アルメリーニさんは音楽的で高いテクニックをもち安定していて悪い所が見当たらないのですが、私は本当にぴくりとも心が動かなかったんです。
ごく簡単に言うともう相性が合わないとしか言えない感じです。
2010年の優勝者ユリアンナ·アヴデーエワさんの超ハイレベルな創り上げで見上げたもんだと思いつつ今後特に聴きたくはないと思った印象に遠からずかなと感じます。
ガジェブさんは浜松国際で優勝した時に生で3列目位から聴いて彼が1位になるなと実際思っており、素晴らしいピアニストなのはよく知っています。それから月日も経ちさらに成熟した音楽だと思うのですが、ミスタッチの多さとそのタイミングがこちらの心を折るというか、いい響きや音色のためにやろうとしている事がミスを生んでしまっているなと思われ=そこはピアノがより重要で目立つシーンが殆どのため、このレベルの中でショパンコンクールが自信を持って世に送り出すのにふさわしいか?と聞かれたら疑問だと思い最下位にしていました🙇
2人は予選を全く聴いていないので聴けば捉え方も変わるかも知れませんね。
優勝のブルースさんはファイナルで初めて聴いた中の1人ですがユジャ·ワンさんに出会った時の興奮に近いと言うか、スーパーメカニックベースでやるならそこまで行って欲しいよねという感じで、それに伴った心を動かす表現もありスーパースターの器かもと✨
1楽章途中から興奮し始め(笑)
3楽章の主題の独特なアクセントもあんたの感じならいい!と思える楽しさで最後まで颯爽とウルトラテクニックで弾ききった時には大興奮でした😆
期待の小林愛実さんは体格で出せる音には限りがあるので弱音や崇高とさえ思える表現に方向を向けていたように感じられましたが、若干緊張気味で特に3楽章で結構なアクシデントがありそこから少し怖そうに見えたので本来の状況なら優勝レベルなんだと思います。でも2次予選が( 3次は未聴)素晴らしかったのでソリストとしての地位は確固たるものになったと思います。
このレベルになると楽器選びからもう重要な審査は始まっていて、牛田智大さんがカワイで弾いていたらもっと楽に響きを作れただろうからファイナルの一員になったのではと勝手に悔やんでみたり、でも日本人ばかり残せないという部分も作用しただろうしで色々難しいですね。
世界トップのコンクールを沢山聴けて本当に有り難い時代になりました💮
これから聴いていない演奏もたっぷり堪能したいと思います✊