年末はやはりなんだかんだと慌ただしく…
なかなか時間が取れず、ブログの書きかけが3つもあります
ですが、今さらアップするのもすでに情報が古くなっているので…
今日は簡単にまとめてアップしたいと思います
12/18と12/25の日曜日に2つのコンサートに行ってきました。
18日にはアクトシティ浜松へ「浜コン入賞者による2台ピアノの世界」、一昨日の25日には豊田市のピアチェーレさんへ「森田啓佑・吉見友貴デュオリサイタル」を聴きに行ってきました
どちらも、最高に良かった
2018年の浜松国際ピアノコンクールで優勝したジャン・チャクムル君と3位のイ・ヒョク君、4位だった今田篤さんと日本人作品最優秀演奏賞を受賞した梅田智也さんの2組のデュオによる2台ピアノリサイタルです。
今田さん、梅田さんのチャイコフスキー「くるみ割り人形」も、ラフマニノフも息ぴったりの熱演で凄く良かった!
素晴らしかった〜
あの「第九」の合唱部分。
どうピアノで表現するんだろう?と思っていましたが、2つのピアノで合唱「歓喜の歌」が奏でられると…
迫力満点
2つのピアノがひとつの壮大な音楽となって奏でられる様は圧巻でした!
ヒョク君が堂々と主旋律を奏で、チャクムル君が安心安定の音色で伴奏部分を奏でる…
その役割は目まぐるしく交代し、オーケストラの次々と変わる楽器の音色をピアノで表現していきます。
まったくブレることなく抜群のバランス。
ヒョク君より三歳年上のチャクムルさんはしっかり音楽の土台を作り、ヒョク君は歌いたいだけ自由に歌う…という、凄くいい関係のデュオでした。
このお二人のデュオはかなりレアかも!
またいつかお二人の演奏を聴けたらいいなあと思います。
最後には4人それぞれがソロと、2台八手のアンコールを披露してくれました。
最後に4人並んで観客にお辞儀をするのですが、なぜか一番年下のヒョク君がリードしてホールの3方向にお辞儀
みんなで手を取り合って、お互いを称え合う…
本当に素晴らしいピアニストたちだなあと思いました
そして、一昨日12/25のクリスマスには…
豊田市のア・ピアチェーレさんで
森田啓佑さんのチェロと吉見友貴君のピアノでのデュオリサイタル
森田さんの楽譜をめくってあげましょうか?というくらいの近さで、お二人の迫力ある演奏をお聴きできました!
チェロ・ソナタというのは、曲もあまり知らないし聴いた経験もわずかです。
今年はミッシャ・マイスキーさんの無伴奏チェロを愛知県芸術劇場コンサートホールでお聴きしましたが、サロンで、それもこんな近さでチェロの生音を聴くのは初めて。
ピッチカートのボンッ、ボンッという重低音、深く伸びやかな弦の響き…
とても素敵でした
吉見友貴さんのピアノはテクニック抜群。
でも前へ出過ぎることなく森田さんのチェロを引き立てます。
ブラームスのチェロソナタでは技巧的なピアノの役割も多く、まさにお二人のテクニックと音楽が激しくぶつかり合い絡み合うような、情熱的な演奏でした。
アンコールはファリャの火祭りの踊り
ピアチェーレさんではコンサート後に演奏者との記念写真を撮ってもらえたり、お話する時間があります。
お二人とも気さくにお話してくれました。
靴下での演奏だったので森田さんになぜかお聞きしたら「普通のお宅のようで靴を履いて弾いてはいけないかなあ…と思って」と。
「吉見君は裸足で出ようとしたんですよ!」だそうです
吉見さんに「クライバーンコンクールは応援してました!」とお伝えしたら「(ファイナルまで行けなくて)ゴメンナサイ!」なんて…
「いえいえ、ブラームスのパガニーニ変奏曲とか、本当に素晴らしかったです!」
森田さんも吉見君もエリザベート王妃国際コンクールのチェロ部門、ピアノ部門で共にセミファイナリストになったばかり。
すっかりお二人のファンになっちゃいました
これからもお二人を応援します