昨日、4日目の演奏で印象に残った方は…
トップバッターの石田成香さんのピアノの音が綺麗だなあと思いました。
他の方とピアノの鳴り方が違うな…と思ったら、彼女はYAMAHAのCFXを選ばれてました。
今まで各コンテスタントがどのピアノを選ばれたのかを、あまり注目していなかったのですが…
石田さんの弾くピアノを聴いていると、音色の違いに気づきました。
ピアノの深いところで音色が変わっていて、少し木質的な音色。
こういう音色は好みです。
YAMAHAってこんな音色だったかしら?
今まで聴いていた皆さんのピアノを確かめなくちゃいけませんね。
今回スタインウェイを弾く方が多い気がしますが…
スタインウェイは比較的明るくて派手な音がする感じがします。
YAMAHAは音色の作り方で、いろんな音が出せるんだなあ、と石田さんの演奏を聴いてそう思いました。
石田さんのピアノの音色はとてもクリアで、音楽も自然。
とても好きな演奏です。
演奏者によって、本当にピアノの音色って変わるんですよね。
音が澄んでいて伸びる人。
力強くて広がるような派手な音色の人…
韓国のChi Ho Han さんの演奏は、音が深く広がる感じがしました。
マズルカop.17-1は、力強く男らしいショパン!と思いました。
Jooyeon Ka さんは音が優しくて女性らしいショパン。
コンクールの演奏を聴くとき、その演奏が良いかそうでないか、ミスがあったかどうか…に注目しがちだけど、そんなことを忘れさせてくれるくらい、音色が綺麗だったり、曲の内面や情感を伝えてくれる、そんな演奏は何度も聴きたくなります。
ショパンコンクール3回めの出場になる片田愛理さん。
2010年のショパンコンクールで2次まで進出されました。
もう一度挑戦されるのは、それほどショパンコンクールへの思いが強いからでしょうね。
ショパンらしい落ち着いた音楽で、大人のショパンという感じがしました。
先回以上の入賞に期待できますね!
イスラエルのEylam Keshet さん。
この方どこかで見たことがあるけど…
思い出せません。
(追 エリザベート王妃国際コンクールに出場されていました!)
凄く音も綺麗だし、ベテランピアニストさんのような趣きです。
2015年ショパンコンクールで第2位だったシャルル=リシャール・アムランさんのような存在になる?と思いました。
凄く落ち着いて演奏されていたんですけど、エチュードop.10-8で冒頭一瞬弾き直しをしませんでした⁉️
この曲だけは弾き込みが足りない?なんて思いました。
ガジェブさんもそうですけど、ベテランさんでもミスがあったり…
過去に弾いた曲はそんなに弾き込まずに弾けるから、あまり練習しないのかな?
でも、このミスが審査に影響しなければ…たぶんこの方も本選でいいところまで行くんじゃないか、と思いました。
さて、もう今日のモーニングセッションが始まるので聴きたいと思います
今日のトップバッターはニコライ・ボジャイノフさんです