秋の特別リシュモアレッスン2013のご報告♪ | ピアノクリニックヨコヤマ最新情報

秋の特別リシュモアレッスン2013のご報告♪

リシュモア音楽教室(主催:ピアノクリニックヨコヤマ)では、

本場ヨーロッパの音楽教育を取り入れ、

お子様の生徒さんを対象に、年4回のグループレッスンを行っています。


そのうちの1回、秋の特別リシュモアレッスン(グループレッスン)を

10月12日、13日二日間にわたり、グループ別に全6回開催致しました♪♪音譜


今回は、ヴァイオリニストとしても大活躍中で、

当教室の人気講師でもある丹沢広樹先生と、

長野県からお越しくださったェンバロ奏者 杉本周介先生が、

なんとなんと・・・・ご自身愛用のチェンバロを持ち込んで

大変貴重なレッスンを行ってくださいました!!


いよいよレッスンの始まり!!

なのに、明らかに暗いです!なぜでしょう?!目


チェンバロが使われていた時代、すなわち300年前は、

電気は存在せず、ろうそくの明かりだけで生活していたので、

こんな風に暗かったのです。



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チェンバロ奏者の杉本周介さんの登場!1曲披露してくださいました。

この雰囲気の中、チェンバロ独特の音色を聴いていると、

宮殿の中で優雅に音楽を楽しむ貴族のような気持ちになります。音譜


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まずは、チェンバロの構造、弾き方のコツを詳しく解説してくださいました。


「チェンバロは、鍵盤を押すと小さな爪のようなもの(ジャック)が持ち上がり、

弦をはじいて音が出る仕組みです」


「鍵盤をおすと、弦をはじくときの抵抗を感じるので鍵盤がかたく感じられ、

ピアノとは随分違う感触です」


そしていよいよソロ演奏に入ります。

それぞれの生徒さんが前もって準備していた曲を、

実際にチェンバロを使って皆の前で演奏します。


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いつもと違うタッチ、違う音色に、一瞬手が止まってしまう生徒さんもいらっしゃいましたが、

先生の指導ですぐに慣れて、チェンバロ独特のタッチを掴んでいきます。


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ピアノと違って、音の強弱や音色を変えることは出来ないので、

音の長さ(つなげたり切ったり)、速度、タイミングで表現するしかありません。

「前の音を長くして、次の音に重ねるようにして弾いてみてごらん」

「強くしたい音を長く弾いてみて」

「息継ぎをしながら弾いたほうが、より気持ち良いよ」


先生のアドバイスどおりに弾いてみると・・・

確かに!全然違った音楽になるのです!


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ヴァイオリンの生徒さんは、チェンバロに合わせて演奏します。

チェンバロは音量が小さいので、お互いがお互いの音を消してしまわないように、

お互いの出す音をよく聴きながら演奏しなければなりません。


「たとえ簡単な曲でも、何かを伝えるために作られています。

伝えたいことは何なのか、それを考えて、イメージして演奏することが大切なんだよ」



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小さいお子さんも、精一杯頑張ります!!

リシュモアに入会して半年、4歳になったばかりの生徒さんです。

しっかりと、チェンバロに合わせて弾くことができました。

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終了後。

チェンバロの周りは、興味津々の生徒さんたちで一杯!


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杉本先生が、部品をひとつひとつ取り出して、それぞれの働きを説明してくださいました。


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「この小さな爪みたいなのがジャック。これで弦をはじいて音を出す仕組みなんだよ」

「何の素材で出来てるんですか?」

「鳥の羽を削って作ってるんだよ。自分で削ることもあるし、販売もされてるよ」

「何の鳥の羽なんですか?」

「鷲が多いかな。カラスのを使うこともある。使う羽によっても音が変わるんだ」
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皆さんが帰られた後に撮った、チェンバロの写真です。

2段目の鍵盤は、ある操作をすると、下の鍵盤と連動して音を出すことが出来ます。

(例えば下の“ド”を押すと、同時に上の“ド”も押されてダブルで音が出るという仕組みです)


普段触れる機会のない、めずらしい楽器に触れることが出来、

生徒さん、そして意外にも保護者の皆様も、とても楽しんでいらっしゃいました。ひらめき電球


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杉本周介先生、丹沢広樹先生、大変お忙しい中、貴重なレッスンをしてくださって

本当に有難うございました!非常に盛りだくさんの素晴らしいひと時でした。ラブラブ