私がなぜ音楽の道を選んだか? 大学時代編 | 京田辺市松井山手のピアノ、ソルフェージュ教室 「ピアノ教室momo」のレッスン室だより♪

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ピアノ教室momoでのレッスンでの出来事や、看板犬?柴犬モモとの事柄を綴ります。

今回で終わりです。

さて鼻っ柱が強く少しばかり、いやかなりかな?天狗になっていた私は、大学の試験では全く成績が振るわず「なぜ?」「どうして?」の苦難の日々。

大芸はグレード制をとっていて試験ごとに貼り出されます。

演奏学科の場合、専攻楽器は大抵4級から。私ははじめの振り分けテストで4級。

「なんで?」(3級貰えると思ってたみたいです(^_^;))

そして、後期のバッハ、エチュード、自由曲の試験でも上がらず4級のまま。

周りは一斉といって良いほど3級に。

「みんなリストやショパンの華やかな曲を選んで貰ったからよ」

なんて負け惜しみ。

顔では笑っていましたが心はかなりズタズタ。

エチュードもモシュコフスキーを皆が弾く中、一人だけモシュレスの地味ぃ~な曲だったので、本気で選曲が関係していると思って疑わず、ちっとも自分を見つめていませんでした。

先生曰く、苦手な曲をやる方が勉強になるでしょ?

そんな私ですが、そのお言葉に納得し頑張ったのですよ。頑張っていたつもりかな?

2年の前期試験。ハイドンソナタの課題も私は地味ぃ~。

一応練習頑張りましたよ。

でも結果はまたまた4級(>_<)

大抵嫌気がさしていました。そして、鼻っ柱なんか砕け散り、自信な~い私。

やっと後期試験で初めてショパンのスケルツォ1番を弾かせて貰うことになりました。ショパン💖やったー*(^o^)/*

練習楽しい~、どんどん弾ける感じ(*^^*)
バッハもエチュードも好みの曲。
ワーイ(⌒▽⌒)

この頃は私の弱いところがわかるようになり(やっとかい!)、練習内容も変化していました。

そして、一番いけなかった事は
自分の理想とする音楽がなかった事。
人と比べてばかりで、前の自分、昨日までの自分からの成長がなかった事。
自分は弾けている!と思っていた事。


わかっていない者ほど出来ている!と思い込んでいる勘違い野郎でした。

結果は晴れて3級に。しかもあとAが一つで飛び級に。アンビリーバブル!(≧∇≦)

少しだけ変われた私。

3年の夏の課題はベートーベンソナタ(*^^*)
選んで頂いたのは作品109。大好きになりました。

またまた嬉しい結果が、
あとひとつAが貰えたら1級。

2級になれば、冬の試験でコンチェルトが出来ます。

やったーやったー!

こんな曲が弾きたい、こんな風に弾きたい、どんどん思うようになっていきました。

結局、2級止まりでしたがそんな事はどうでも良いのです。

演奏会に出させて貰って、いろんな機会を与えて頂いて、弾きたい曲が次々とあって、中身が空っぽなのに自信だけあったみっともない私に気付く事が出来て本当に良かったと思っています。

大学を出てからは運よくヤマハでレッスンを受け持つ事が出来て感謝です。

そう言えば私の中で変わらない事があります。小さな頃から次はこの曲弾きたい!と途切れる事なくずっと続いていること。

イメージ通り弾けた時のワクワク感、泣きそうになる感動的なハーモニーやメロディーにゾクゾクし、この曲弾きたい!が続いているから今もこの道を歩き続けているのかもしれません。


長くなりましたのにお読みくださり有難うございました(*^^*)

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