プーチンは「降伏せよ」という最後通牒を受け取ったのではないか?という情報が、ロシア政治経済ジャーナルで紹介されていました。
(以下引用)
今回の話、ネタ元は、モスクワ国際関係大学元教授のヴァレリー・ソロヴェイ氏です。
ソロヴェイ氏は11月11日、自身のYouTubeチャンネルで非常に興味深い話をしていました。
彼はこれまで、「ウクライナ戦争勃発」「ロシア軍苦戦」「動員」などを、それが実際に起こる数か月前に当ててきました。
今回の話、真相はわかりません。
しかし、数々の予測を当ててきたソロヴェイ氏の情報ということで、皆さんにもシェアしたいと思います。
▼プーチンは、最後通牒を受け取った?
ネタ元動画はこちらです。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=AMc-kOpw7HI
ここでソロヴェイ氏が何をいっているのか、要点を書いておきます。
・11月10日、クレムリンは、ウクライナとの取引に関する提案を受け取った。
・その本質は、「ロシア降伏の提案」だ。
@@ソロヴェイ氏は、「誰が提案したのか」を断言していません。
しかし、常識的に考えると、提案の主体はアメリカ政府でしょう。
ソロヴェイ氏によると、ウクライナ政府もこの提案に同意しているとのことです。
では、プーチンが受け取ったとされる提案の中身はどうなっているのでしょうか?
・ロシア軍は、ウクライナ領から全面撤退すること。
・ルガンスク州、ドネツク州からも撤退する。
@@ロシアが最近「併合した」と主張しているザポリージャ州、ヘルソン州には触れていません。
しかし、ルガンスク、ドネツクから撤退するということは、当然ザポリージャ、ヘルソンからも撤退するということでしょう。
・クリミアの地位は、7年間協議せず。
・クリミアは、「非武装地帯」とする。
・ロシア黒海艦隊は、クリミアから去る。
・ウクライナ、ロシア、ベラルーシの国境沿いに幅100キロの非武装地帯を設ける。
・6か国がこの合意の「保証国」になる。
@@@ソロヴェイ氏は、「どの国が保証国になる」か、具体名を挙げていません。
常識的に考えると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスは入るでしょう。
後二か国ははっきりわかりませんが、トルコとポーランドあたりでしょうか?
中国、インドが「保証国」に入ってくると、プーチンも呑まざるを得ない状況になりそうです。
・ロシア軍は、沿ドニエストルから去る。
・2023年、モルドバは、沿ドニエストルを併合し、ロシアは邪魔をしない。
@@沿ドニエストルは、モルドバからの独立を宣言している「親ロシア派地域」になります。
自称「沿ドニエストル共和国」。
位置づけは、ジョージアからの独立を宣言したアプハジア、南オセチア、ウクライナからの独立を宣言したルガンスク、ドネツクと同じでしょう。(ルガンスク、ドネツクは、ロシアが併合しましたが。)
「提案」は、「ロシアは、モルドバから去れ!」と要求しています。
ここまでの「提案」は、ロシアに不利な条件ばかりです。
ロシアは、何を得るのでしょうか?
・ウクライナは、7年間NATOに加盟しない。
これだけで、ロシアは納得しそうにありません。
しかし、ここから「魅力的な」提案がつづきます。
・この提案を受けいれれば、ロシアのエスタブリッシュメント(支配者層)の自由と安全は保証される。
・自由と安全を保証される人の中には、軍人も含まれる。
この最後の条件により、ロシアの支配者層は、この提案をポジティブに受け止めたそうです。
なぜでしょうか?
ロシアは、国際法違反の侵略国です。
一方的にウクライナに侵攻し、文字通り「数えきれない」ほどの民間人を殺害してきました。
本来であれば、プーチンと側近たち、軍幹部、国営マスコミ幹部は、ハーグの国際刑事裁判所で裁かれるべきでしょう。
しかし、この提案を受け入れれば、「ロシア支配者層は、捕まったり裁判にかけられたりすることはない」という意味なのでしょう。
この部分が、ロシアの敗北によってすべてを失うことを恐れている支配者層には魅力的であると。
ですが、プーチンは、この提案をどう考えているのでしょうか?
ソロヴェイ氏は、「まだ不明」とのことです。
11月10日に受け取ったとすれば、リアクションがないのも理解できます。
ソロヴェイ氏は、大規模なミサイル攻撃が再開されれば、それはプーチンが提案を受け入れていないということだとしています。
では、プーチンがこの提案を受け入れなければどうなるのでしょうか?
ソロヴェイ氏は、「ロシア軍が負ける可能性は高い」とのこと。
劣勢を挽回する方法は、「戦術核」の使用ですが。
支配者層にとってお得な提案の後、プーチンが核の使用を指示しても、命令はブロックされる可能性が高いそうです。
プーチンの命令を軍が聞かなくなった。
その時点で、プーチンは事実上、大統領、最高司令官ではなくなります。
▼詰んだプーチン
ソロヴェイ氏は、プーチンがどんな選択をしても、彼は終わっているといいます。
提案を受け入れたら?
ソロヴェイ氏によると、プーチンは、体面を保ち、責任を他人に転嫁するために、退く必要がでてくる。
プーチンではなく、他の人が、この屈辱的条約を調印する。
では、提案を受け入れなければ?
戦争はつづき、プーチンは、敗戦の責任をとらされることになる。
というわけで、プーチンは、進むも地獄、退くも地獄状態。
繰り返しますが、この話、どのくらい信憑性があるのか、私にはわかりません。
とはいえ、これも繰り返しになりますが、ソロヴェイ氏はこれまで数々の予測を当ててきたことで、ロシア・ウォッチャーから注目されている人物です。
それで、皆さんにもシェアさせていただきました。
ソロヴェイ氏は11月11日、自身のYouTubeチャンネルで非常に興味深い話をしていました。
彼はこれまで、「ウクライナ戦争勃発」「ロシア軍苦戦」「動員」などを、それが実際に起こる数か月前に当ててきました。
今回の話、真相はわかりません。
しかし、数々の予測を当ててきたソロヴェイ氏の情報ということで、皆さんにもシェアしたいと思います。
▼プーチンは、最後通牒を受け取った?
ネタ元動画はこちらです。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=AMc-kOpw7HI
ここでソロヴェイ氏が何をいっているのか、要点を書いておきます。
・11月10日、クレムリンは、ウクライナとの取引に関する提案を受け取った。
・その本質は、「ロシア降伏の提案」だ。
@@ソロヴェイ氏は、「誰が提案したのか」を断言していません。
しかし、常識的に考えると、提案の主体はアメリカ政府でしょう。
ソロヴェイ氏によると、ウクライナ政府もこの提案に同意しているとのことです。
では、プーチンが受け取ったとされる提案の中身はどうなっているのでしょうか?
・ロシア軍は、ウクライナ領から全面撤退すること。
・ルガンスク州、ドネツク州からも撤退する。
@@ロシアが最近「併合した」と主張しているザポリージャ州、ヘルソン州には触れていません。
しかし、ルガンスク、ドネツクから撤退するということは、当然ザポリージャ、ヘルソンからも撤退するということでしょう。
・クリミアの地位は、7年間協議せず。
・クリミアは、「非武装地帯」とする。
・ロシア黒海艦隊は、クリミアから去る。
・ウクライナ、ロシア、ベラルーシの国境沿いに幅100キロの非武装地帯を設ける。
・6か国がこの合意の「保証国」になる。
@@@ソロヴェイ氏は、「どの国が保証国になる」か、具体名を挙げていません。
常識的に考えると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスは入るでしょう。
後二か国ははっきりわかりませんが、トルコとポーランドあたりでしょうか?
中国、インドが「保証国」に入ってくると、プーチンも呑まざるを得ない状況になりそうです。
・ロシア軍は、沿ドニエストルから去る。
・2023年、モルドバは、沿ドニエストルを併合し、ロシアは邪魔をしない。
@@沿ドニエストルは、モルドバからの独立を宣言している「親ロシア派地域」になります。
自称「沿ドニエストル共和国」。
位置づけは、ジョージアからの独立を宣言したアプハジア、南オセチア、ウクライナからの独立を宣言したルガンスク、ドネツクと同じでしょう。(ルガンスク、ドネツクは、ロシアが併合しましたが。)
「提案」は、「ロシアは、モルドバから去れ!」と要求しています。
ここまでの「提案」は、ロシアに不利な条件ばかりです。
ロシアは、何を得るのでしょうか?
・ウクライナは、7年間NATOに加盟しない。
これだけで、ロシアは納得しそうにありません。
しかし、ここから「魅力的な」提案がつづきます。
・この提案を受けいれれば、ロシアのエスタブリッシュメント(支配者層)の自由と安全は保証される。
・自由と安全を保証される人の中には、軍人も含まれる。
この最後の条件により、ロシアの支配者層は、この提案をポジティブに受け止めたそうです。
なぜでしょうか?
ロシアは、国際法違反の侵略国です。
一方的にウクライナに侵攻し、文字通り「数えきれない」ほどの民間人を殺害してきました。
本来であれば、プーチンと側近たち、軍幹部、国営マスコミ幹部は、ハーグの国際刑事裁判所で裁かれるべきでしょう。
しかし、この提案を受け入れれば、「ロシア支配者層は、捕まったり裁判にかけられたりすることはない」という意味なのでしょう。
この部分が、ロシアの敗北によってすべてを失うことを恐れている支配者層には魅力的であると。
ですが、プーチンは、この提案をどう考えているのでしょうか?
ソロヴェイ氏は、「まだ不明」とのことです。
11月10日に受け取ったとすれば、リアクションがないのも理解できます。
ソロヴェイ氏は、大規模なミサイル攻撃が再開されれば、それはプーチンが提案を受け入れていないということだとしています。
では、プーチンがこの提案を受け入れなければどうなるのでしょうか?
ソロヴェイ氏は、「ロシア軍が負ける可能性は高い」とのこと。
劣勢を挽回する方法は、「戦術核」の使用ですが。
支配者層にとってお得な提案の後、プーチンが核の使用を指示しても、命令はブロックされる可能性が高いそうです。
プーチンの命令を軍が聞かなくなった。
その時点で、プーチンは事実上、大統領、最高司令官ではなくなります。
▼詰んだプーチン
ソロヴェイ氏は、プーチンがどんな選択をしても、彼は終わっているといいます。
提案を受け入れたら?
ソロヴェイ氏によると、プーチンは、体面を保ち、責任を他人に転嫁するために、退く必要がでてくる。
プーチンではなく、他の人が、この屈辱的条約を調印する。
では、提案を受け入れなければ?
戦争はつづき、プーチンは、敗戦の責任をとらされることになる。
というわけで、プーチンは、進むも地獄、退くも地獄状態。
繰り返しますが、この話、どのくらい信憑性があるのか、私にはわかりません。
とはいえ、これも繰り返しになりますが、ソロヴェイ氏はこれまで数々の予測を当ててきたことで、ロシア・ウォッチャーから注目されている人物です。
それで、皆さんにもシェアさせていただきました。