一昨日はリューネブルクで、昨日はレンズブルクで、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭合唱団のコンサートが3年ぶりにありました。
コロナのため、一昨年、昨年は録音活動だったのです。

https://ameblo.jp/pianistin/entry-12604175354.html

https://ameblo.jp/pianistin/entry-12692442993.html

プログラムはブラームスのレクイエム。2台ピアノ&打楽器版です。
この曲は前から歌ってみたいと思っていた曲でした。

合唱団のメンバーには、毎年ブラームスのレクイエムを歌っているという猛者も若干いて、リハーサルでは音楽的な解釈にかなり時間を割くことができました。

今週は、コンサート前の火、水曜日と会場でリハーサルがありました。
この曲、通すだけで1時間以上かかります。
しかも、合唱はドラマチックな箇所多数、フーガも3つあり、意外とエネルギーが要ります(立ってるだけでも大変^^;)。
この週は熱波が来ていて暑かったせいもあり、リハーサルは2日とも早めに終了。

会場は2日間とも満席でした。メンバーで今回載っていない人たちも来てくれたし、メンバーの家族が応援に来ていましたが、それを差し引いてもたくさんの人に聴いていただけました。

今年のコンサートが、指揮者と合唱団の一体感が一番強かったと思います。
1日目の会場、リューネブルクの聖ミヒャエル教会は、音響も良く、とても集中して良い演奏ができました。
指揮者さんも、じーんと感動していた様子。

2日目、「1日目うまく行くと、2日目が危ないんだよね」とみんなで言い合いながら、1時間ほど会場リハーサル。
音響は1日目に比べて、ややまとまりに欠けるきらいはあったものの、この日も集中力を保たせて、良い演奏になりました。
指揮者さんが幸せそうな様子だったので、ああ、良かったんだな、と思いました。

指揮者さんも、合唱団のみんなも、ブラームスのレクイエムがとっても好きなんだと思います。
好きが合わさった、エネルギーの高いコンサート、本当に良い経験をさせていただきました。

バリトン独唱は、若手のラファエル・フィンガーロスさん、この人が独唱部を歌うだけで、合唱団がつられて集中してしまうほど、素晴らしい声と音楽性をお持ちです。

ソプラノ独唱は、予定していた歌手が病気のため、急遽イヴォーナ・ソヴォトカさんが登壇。
豊かな声ながら、透明で天から降ってくるような、まさに天使の歌声のような素晴らしい独唱でした。

1日目、リューネブルクのコンサートは、11月20日11時から、北ドイツ放送よりラジオ放送されます。

https://www.shmf.de/de/radio