ドイツ国営第一放送ラジオのポッドキャストで、なんと日本が長生きの国として、特集されていましたよ。

https://www.tagesschau.de/multimedia/podcasts/ideenimport-lange-leben-101.html

ちなみにドイツの平均寿命は、意外に短いです。
女性で83.4歳、男性に至っては78.6歳。

日本人が長生きする秘訣として、こちらでもよく知られている、低脂肪高タンパクの食生活の他に、高齢者対象のフィットネスの普及、生きがいがあることが挙げられていました。
あと、腹八分目(いや、私もこのレポーターのように、「残してはいけません」と言って育てられたけどな)。

フィットネスセンターでインタビューされている男性は81歳、健康の秘訣として
・一日3食きちんと食べる
・早寝早起き
・仕事
を挙げておられました。

この方、60年来夜中の12時から魚市場で働いているんですって!
どっちかって言うと、日本人の中でも例外中の例外じゃないかって気がするんですけど…。

最後のまとめでは、自分で責任を持って健康管理することも、特色として挙げられていました。
現在の若い世代では、ファストフードの影響や、忙しさのために食生活がおろそかになり、学校での食育にも関わらず肥満が増えていることも。

後半は、イタリア北部の小国、サンマリノについて。
サンマリノは人口3万4千人弱、平均寿命は男女合わせて85歳!!

長寿の原因としてまず挙げられていたのが、国の優れた健康管理システム
国民総生産の20%を健康管理システムに充てているそうです(ドイツは13%)。
医療費の個人負担分は0、年金も充分であるらしい。

大きな病院は一つだそうですが、個人医と住民のつながりが良く、インタビューされた若い母親は、いつでも診てもらえる安心感があると話しています。

高齢者向けの設備やプログラムが充実している他、子どもに対する食育についても配慮がなされており、それが家庭に影響を与え、受け継がれていっているとのこと(日本とちょっと違いますね)。

この国の一番大きな特色は、小さい国ゆえに、住民同士がみな顔見知りで、また家族もすぐ連絡の取れる近い距離に住むことが多く、外に出れば顔見知りに会わずにはいられないくらい住民同士の関係が近いこと。
また、エスプレッソ・バー文化のおかげで、ふらっと立ち寄って気軽におしゃべりする場が多いこと。

この国の高齢者は長生きしているだけではなく、幸福度が高いという話も印象的でした。

日本の長寿県、沖縄あたりと似たような感じなんでしょうか。


おしゃべりおじいさん