合唱仲間が、「一緒にオクテットをやらない?」と誘ってくれたのが、一昨年の秋。 
オクテットは、各声部一人ずつ8声部8人のヴォーカルアンサンブルです。
 
メンバーの知り合いのギムナジウム音楽教師が、バリトン兼指導者を引き受けてくれて、隔週の練習が始まりました。
 
途中でテノールが交代したり、メンバーの一人が多忙で練習に来られない時も多く、メンバーを一人増やしたりして、現在男性4人、女性5人のメンバーに落ち着きました。年齢は40代(もしかしたら30代?)から60代(たぶん)、職業も立場もまちまちですが、共通項は、歌うのもアンサンブルも大好きという点です。
 
昨年から今年にかけて、コロナ規則のため活動を休止せざるを得ませんでしたが、6月からようやく練習を再開できるようになりました。
 
今日は、人前でオクテットが歌う初めての機会でした。 
メンバーの一人が教会音楽家で、キール郊外の教会の日曜礼拝で歌う段取りをつけてくれました。

大きなレパートリーとして、ラインベルガー作曲ミサ曲変ホ短調Op.109を練習していますが、この曲から式の合間にキリエ、グローリア、サンクトゥス、最後にオルガン伴奏でメンデルスゾーン作曲『我らに平和を与え給え』を歌いました。 

当日になってみたら、ソプラノ1と指導者バリトンが風邪を引いてしまったり、多少予想外のことも起きましたが、なんとかやり遂げることができました。一人を除いては、ソロで一声部を担当するのは初めて、指揮者なしで8声部一緒に歌うのも初めの頃は大変でした。自分で言うのもなんですが、その頃を思い出すと、ずいぶん進歩したなあ、と思います。
 
初めてこの教会で練習した時は、いつもの練習会場との響きの差に、みんなとまどってしまいましたが、昨日のリハーサルでは、よく聴き合うことができるようになっていました。
 
当座の目標は、市内の教会で毎週市民に無料で解放している、30分のコンサートに出演すること。その時に、もしできたら、今日歌ったミサ曲を全曲通せれば、理想的です。チョキ