このコロナ禍で、ドイツでは昨年12月のロックダウン強化以来、合唱活動は禁止されていました。
クリスマス前から3月1週めまで、音楽教室も閉室、オンラインレッスンのみ。

3月第2週から音楽教室の個人レッスンが再び許可されました。
が、エアロゾル感染の危険が疑われる声楽、管楽器はオンラインレッスン限定。

今年に入って、ドイツでは新型コロナ予防ワクチン接種が進んでいます。
アストラゼネカが中止されたり、またオッケーになったり、優先リストが変更されたり、ワクチンが需要にまったく追いつかなかったり、いろいろありながらも、全国民の44.5%が第1回接種を終え、20%が接種を完了しています。

指標となる7日間の10万人あたり新規感染者数は、年始の150から25まで下がりました。

それに伴い、規制も徐々に緩和。
今年3月から簡易検査所が大量に設置され、簡易検査で陰性であればコンサートも、レストランもオッケーになりました。

先々週月曜日(5月24日)から、簡易検査の陰性証明があれば、アマチュアの合唱練習もソーシャルディスタンス、着席までのマスク着用などの規則を守った上で、屋内で活動できることになりました。

ただし、あまりに規則が多くしかもしょっちゅう変わるので、いまだに混乱しています。

・声楽レッスンはマスク着用ならオッケー
・管楽器レッスンは戸外ならオッケー
・礼拝では歌ってもいい
・合唱練習は、着席したらマスクをはずしてもいい

・・・ん?! なんか矛盾してない?えっ

合唱仲間で組んでいた八重唱も、半年ぶりに練習を再開。
メンバーの尽力で、教会のコミュニティールームが借りられ、久々に声を合わせて歌う楽しみを満喫しました。

キール市フィルハーモニー合唱団も、今週からコンサートホールで練習できることになりました。

感染者数の大幅に減った今、こんなにしょっちゅう簡易検査を義務付けるなら、せめて昨年実施してくれていれば、第3波は防げたかもしれないのに・・・。
などなど、矛盾はいろいろありますが、トンネルの向こうに光が差す状況になってきました。