ドイツ「今日のニュース」の記事です。

https://www.tagesschau.de/ausland/asien/tokio-einreisebestimmungen-corona-101.html

コロナ禍日本入国ー刑務所のような隔離部屋 2021年4月1日12:17 カトリン・エルトマン記

オリンピックを数ヶ月後に控えて、日本政府は神経質になっているらしい。多くの入国者が隔離ホテルに入らなければならないーこれがなかなか大変で、新鮮な空気は吸えず、毎朝点呼、食事は冷たい。

元気な鳥のさえずりー素敵に思われるかもしれないが、実際には東京のコヴィッド隔離ホテルで、いきなりけたたましく鳴らされるのだ。さらに、すべての入国者が飛行機に搭乗してから何日も外界から遮断されていることを思えば、皮肉である。窓は開かず、エアコンは作動しない。空気を入れ換えようとドアを細めに開けたとたんに、声が入り乱れて騒がしくなり、電話が鳴る。日本はあなたを監視しているーさらに、小学校の生徒に注意するように、あなたに注意してくる。

…という調子で続きます。

エルトマンさんの記事によれば、現在の日本に入国する際の状況は、次のとおり。

検査と隔離

ー鼻咽頭ぬぐい液が必要。国際的に認められているPCRテストでは不十分。
(現在、日本で有功と認められている検査はこちらのサイトにあります
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html)

ー入国者は、3日間は国が費用を負担する強制隔離所に、その後11日は家にとどまらなければならない。検査証明書に規定どおりのサインとスタンプがなければ、新鮮な空気が吸えない隔離所で6日間我慢しなければならない。

新規約は小さく印刷されていただけだったので、多くの人が引っかかったばかりでなく、ヨーロッパの外交官でさえ引っかかったそうです。

隔離ホテルでの生活

ー隔離中は、朝6時半に点呼があり、7時半の唾液検査のために唾液を溜めておくよう促される。対象者は隔離ホテル滞在3日め、もしくは6日めの人だけだが、この点呼で全員が起こされる。

ーすべてはアプリ、スカイプ、日に2枚のアンケート用紙で二重、三重に管理される。

隔離ホテルの食事

ー三度の食事のたびに、若い日本人の声で長々とアナウンスが入る。
「お食事をドアノブにおかけしましたが、決してドアを開けてはなりません」
食事を配り終えた後で
「お食事を取る時は、かならずマスクを着用してください」

ーマスクとフェイスシールドを着けた警備員が廊下で朝から晩まで監視している。

ー食事はいつも冷たく、ぱさぱさの山盛りご飯、ちょびっと添えられたキャベツの切れ端、脂身のついたぺらぺらの豚肉、飲み込むための水1/2リットル。

ーアルコールは禁止。食事の量が足りなければ、友人に乾燥食を持ってきてもらってもいいということになっている。もちろん厳重に検査した上で。

隔離期間が終わった後

ー3日もしくは6日経過してさまざまな検査の後、最終ゴングが鳴っても、タクシーに乗ってそのまま家には帰れない。住民に影響を与えないように、まず飛行場に戻され、その後家に帰ることができる。

ーこのあまりのお役所の態度のひどさは、日本人が思わず謝ってしまうほど目に余る。

オリンピック

ー夏にオリンピックチームが入国する時は、まったく別ルール。従来の計画では、オリンピックチームは隔離なしに直接入国できる。コロナ検査がちょっとくらい規則に合っていなくても、鷹揚さを見せることだろう。日本は結局、「トモダチ」であることを示したいのだから。

(以下Toko)
・・・これが「おもてなし」の心でオリンピックを招いた日本の態度ですってよ!!!