コロナでハードロックダウンになった昨年秋から、ずーっと活動を休止しているキール・フィルハーモニー合唱団ですが、今週、久方ぶりにJamulusを使ったオンライン練習がありました。

Jamulusは、もともとプロのミュージシャンが遠隔でセッションするための無料ソフトらしいです。
なので、いろいろな可能性がある反面、サウンドインターフェイスなどある程度の道具が整っている、最初の設定が微妙に調節できる分面倒、といった長所と短所が隣り合わせの特性があります。

https://jamulus.io/de/wiki/Getting-Started

スクロールしていくと、下の方で言語設定できますが、残念ながら日本語はないですね。
日本だと、たとえばヤマハのシンクルームというソフトがあるらしいです。

https://syncroom.yamaha.com/

今週は手持ちのヘッドセットで参加しましたが、音楽が目的なだけに、外部サウンドカードとマイクはあった方がいいらしい。
どんなマイクにしようか、と検索中ですが、日本語のJamulusの情報はなさそうなので、今までのところをご報告してみようかと思います。

まず、ソフトをダウンロード。
うちはダンナさんがLinuxでPC関係はすべて管理しているので、お任せしました。
上記ページからWindows、Mac、Linux、Androidにダウンロードできます。
Jamulus OS!でUSBスティックを使ってソフトを使用することもできます。

サーバーを見てみると、世界中の音楽グループで使われていることがわかります。
合唱団もけっこう多く、教会合唱団指揮者の方が詳しく使い方を公開してくださっているサイトもあります。
うちの合唱団はメンバーがサーバーを提供してくれました。

サーバーを選択すると、見知ったメンバーのネームタグと、それぞれの音量調節つまみが並んでいます。画像はなしで音声のみ。この音量調節は、自分で聴く音声の音量調節です。たとえば、あるパートが人数が少なくて聴こえづらい場合、そのパートの音量を上げたり、ある人のところで音が割れる場合、その人の音量を小さくしたり、といった調節ができます。

参加者は20人足らず。マイクが機能せず、参加をあきらめた人たちも2、3人いました。指揮者が各メンバーの調整を一人一人進めていきます。ここまでで30分。調整結果は保存できるので、メンバーと機器が定まれば、この調整時間は節約できるでしょう。

画像はないので、指揮者の伴奏やメトロノームなどに合わせます。

感想としては、かなり合唱の楽しみを味わうことができました☆ニコニコ
音取りや、全体の響きを大まかにつかむには充分です。
何より、他の人を聴きながら一緒に合わせて声を出すという、合唱本来の楽しみが戻ってきました。

初めての試みだったので、私も機器は手持ちのヘッドセットとノートブックで充分ではなかったし、聞こえない割にハウリングばかりしてしまうメンバー、簡単に音が割れてしまうメンバーなど、ちょっとした不快感はありました。

インターネット環境と、使用機器によってかなり結果が変わりそうな印象です。
慣れはやはり、必要でしょう。
それでも、合唱練習があるかないかの差は大きい!
今後が楽しみです。ニコニコ