３月13日に学校閉鎖が決まって
から、１週間が過ぎました。
この１週間の変化を記録しておこうと思います。
感染者数は、いろいろなデータがあって、近頃は大きく数字が食い違うので、ニュースなどで拾ったその時々の目安です。
３月15日（日）
ドイツ全国のSARS-CoV-2感染者は5000人を超過。
キールの感染者は11人。
地元サッカーチーム選手一人が感染、チーム全体が隔離対象に。
３月16日（月）
ひと足早く始まった春休みに、近所には元気な子供たちの声がこだまする。
お隣のノイミュンスターで、初めてのSARS-CoV-2感染者確認。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国6,900人以上、シュレスヴィヒ＝ホルシュタイン州（以下SH州）124人。
３月17日（火）
この日より生活必需品を扱う商店、薬局、理髪店、ガソリンスタンド、銀行などを除く商店の閉鎖。飲食店は６～18時に開店時間を制限。これらは、SH州の措置。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国7,156人、SH州127人、キール16人。
３月18日（水）
知人は義母が隔離中、弟がこれから隔離開始とのこと。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国12,000人、SH州127人、キール16人。
３月19日（木）
バイエルン州で外出禁止令が出たため、「いつまで外に自由に出られるんだろう？」との不安をここでも感じる。
近くの大きめスーパーに買い出しにいくとLL牛乳、LL乳製品、トマト缶、パスタ類、小麦粉、押し麦などが売り切れ。
スーパーのレジは、店員とお客さんの間にプレキシグラスのついたてが立っている。床には、1.5mの距離を示すマーキング。
薬局でも消毒液は、ずーっと売り切れ。
薬局の入り口には、前の人と1.5m間隔を開けて並ぶこと、カウンター一つにつき一人ずつ店内に入るよう、図示された張り紙がある。
メルケル首相、国民に対し特別演説を行い、SARS-CoV-2感染が起こって以来初めて（！）発言する。
キール最大のイベント、キール週間が９月に延期決定。
飲食店は閉鎖（ケータリングを除く）。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国14,481人、SH州253人、キール34人。
３月20日（金）
いつも行く近所の青空市場（といっても多くて６店舗）へ。スーパーでの人ごみを避けて青空市場を利用する人が増えている、と報道されていたが、ここもお客さんが若干増えた感じ。近頃のエコブームで増えていたマイパックの利用が禁止され、お店で用意された使い捨てプラスチック容器を使わなければいけなくなった。お客さんは礼儀正しく、1.5mの間隔を保って列を作っている。
SH州では、公私を問わず５人を超える集まりを禁止。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国18,142人、SH州321人。
３月21日（土）
近所には週末午前中だけ店を開けるパン屋さんがあるが、ここもマイパック禁止、手のかわりにプラスチック容器を差し出してお金のやりとりをしていた。ここでももちろん、1.5mの間隔厳守。
DIYショップに行ったら、入り口の前に1.5mの間隔を開けて２列の行列が。入り口で入店人数をコントロールしているらしい。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国21,828人、SH州383人、キール37人。
この日、イタリアでは１日で800人のSARS-CoV-2感染による死者数を発表。
ドイツは今までの合計で75人。
３月22日（日）
普段は各州に自治権があるドイツ、このコロナ対策については全国で足並みを揃えないと効果が薄いとのことで、メルケル首相と各州首相が電話会議。ドイツ全国で今後２週間３人以上の集まり（家族または世帯メンバーを除く）を禁止、飲食店（ケータリングを除く）および理髪店の営業停止。
メルケル首相、肺炎球菌の予防接種を受けた際の医師が、新型コロナウイルスに感染していることが判明、この後自宅隔離に入る。
SARS-CoV-2感染者数はドイツ全国23,974人、SH州436人、キール38人。
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感染者の増加スピードが早くて、感染者数もあっという間に変わります。
ウイルス学者の見解によれば、今後ワクチンが投入されない場合、全人口の６割までは感染するであろう、とのことです。
これだけ多くの感染者が見つかっているということは、検査数も多いのです。新聞記事によれば、３週間前の１週間の検査数はドイツ全体で35,000、先々週は100,000だそうです。ドライブスルー検査所もありますが、あまりに検査数が増えすぎて、ハノーファー市内から郊外ショッピングセンターに移動したとのことです。
２月から新型コロナ肺炎に対する注意を促してきたドイツのウイルス学者は、
日本は感染者のビッグウェーブを
【これから】経験するであろう
と見ています。
そんな土地で、１万人以上のスポーツ選手と何千人もの観客を集めてオリンピックを開催するのは、無責任だ、という意見です。