名古屋市美術館は比較的小さな美術館だが、
それにしては大きな展覧会だ
天才ガウディは、サグラダファミリアの2代目の制作者として
その才能と情熱のすべてをこの教会の建築にぶつけた
展覧会では彼のスケッチ画や設計図が、極細のペンでその精密なことにおどろいた
CADなどないからもちろん手で描いている!
彼はまた植物やカエル、トンボなど、自然の造形を多用した
聖堂の柱は上部が枝分かれしていて、樹木のよう
きっと強度もあがるのだろう、考え尽くされている
ガウディは、私より100歳ぐらい年上
73歳で交通事故で亡くなったが
あまりに粗末な服装で、
ガウディだとは誰も気づかずホームレスだと思われていた、
というのは有名な話だ
デスマスクの彫刻があったが、
後頭部のサイズが大きくて、
頭脳は人並み外れていたのかもしれない、と思った
日本人彫刻家、外尾悦郎さんは、
45年間サグラダファミリアで働いてきたそうだ
再来年の完成予定ということで
長年の苦労が報われますね
ファサードに飾られる外尾さんの9人の天使の彫刻の展示には感動した
やさしく、かわいらしく、命が通っているようだった
天使の顔が、スペイン人より日本人のよう、
と思うのは私だけ?
帰りはいつもの一風堂によって、ラーメンを食べる
感動するとお腹が減るから
これは美術館とのセットにしてます!