一昨日27日(金)は、ヴァイオリンの烏野慶太さんとデュオコンサートを行うため、函館から車で約2時間の松前町にある函館大谷短期大学附属松前認定こども園へ。
烏野さんと一緒に毎年12月に伺っている函館大谷短期大学附属港保育園の園長先生が、こども園の方にお話ししてくださり、今回のコンサートが実現しました。
これまでに共演したほぼ全てのコンサートが良い天気に恵まれている「晴れ男」と「晴れ女」デュオだったのですが、その日の天気予報は“大荒れ”。
早朝に出発したところ、幸い雨も小降りで、路面は雪が融けて走りやすくほっとしていましたが、あとわずかで松前というところで風がだんだん強くなり、車は揺れるし、海の波もすごく荒くなって、道路まで波しぶきが上がってきそうな勢いに
ショパンのエチュード「大洋」が聞こえてくるかのように荒れる海、青と白の波の美しさ…本当はじっくり眺めたかったけどそんなことはできないので横目で見ながら安全運転、無事にこども園に到着しました。
リハーサルを始めたとたん、外は大雨になり、雷がピカピカ。
こんな天気になる前に来られて良かった~と胸をなでおろしました。
開演前にはお天気もおさまり、海の見える明るく開放的なお遊戯室に、約50人のお子さんたちとお母様たちが集まってくれました。
ほとんどの子供たちが、生まれて初めてヴァイオリンを見たとのこと。
烏野さんの、「この棒(ヴァイオリンの弓)は何の毛でできているか知ってる?」の質問に、どんな答えが出るかな~と思っていましたが、すぐに、一人の子から「馬のしっぽ!」
あっという間に正解が出ちゃいました
コンサートのタイトルは『ヴァイオリンコンサート』でしたが、せっかくなので、1曲、ピアノソロでモーツァルトのトルコ行進曲を演奏。
トルコの軍楽隊の行進曲のリズムをみんなに叩いてもらおうとしたところ、私が教える前に完璧に叩いてみせてくれたお子さんが居て、びっくり
「さんぽ」と、アンコールで「勇気100%」を演奏したところ、松前こども園のみんなも、元気いっぱいに歌ってくれました。
終了後、お遊戯室に残っていたお子さんたちに、烏野さんが子供用の小さいヴァイオリンを弾かせてあげたら、みんな大喜び。
この中から未来のヴァイオリニストが生まれるかも…
思いがけず、懐かしい再会もありました
副園長の岡陽子先生、2008年に後援会主催の贈りものシリーズで函館大谷短期大学附属大野幼稚園に伺った時に、「天国と地獄」を連弾で共演していただいた先生だったんです
約9年ぶりにお会いできて、感激でした。
松前城をかたどった美味しい最中をお土産にいただきました。
こども園の皆様、温かいお心遣いをありがとうございました。
帰り道、烏野さんイチオシのカキフライ定食のお店に寄るも、残念ながらお休み
木古内の道の駅の『どうなんde's Ocuda Spirits』でランチして、解散。
私はその先にある『のとや温泉』へ。ツルツルしっとりのお湯を満喫してから函館に戻りました。
遠出のコンサートの場合、帰り道にその町の温泉に寄るのが、私にとって何よりの楽しみとご褒美です
今度は、松前公園の桜の時期に行ってみたいなあ