人生で一番最初に『好きな作曲家』として意識したのはドビュッシーでした
もちろん今でも大好きです
ただ、私のなかで年々どんどん好きになっている作曲家はモーツァルトです
ピアノソナタも交響曲もオペラも室内楽もあの有名なレクイエムも、本当に好きです。
モーツァルトの曲を演奏したり、聴いたりしていると、不思議と音楽そのものに没頭する幸せを強く感じられるんです。
思えば音大を目指しはじめたころ、初めて真剣に勉強したのがモーツァルトのソナタ(kv309)でした。
そのときは、ソナタ形式、近親調への転調などなどでいっぱいいっぱいでしたが
大学に入ってからは、最初の試験で自分でモーツァルトのソナタ(kv284)を弾きたい!と先生に伝えて、実技試験で弾きました
器楽伴奏の授業で一番楽しかったのも、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ(k304)でした
大学4年生のときに、音楽の合宿のようなものに申し込んで、イタリア人の先生のレッスンを受けたのですが、そのときのレッスン曲に試験で弾いばかりのアルベニスの曲を2曲とあと他にもう一曲用意していくことになり、またモーツァルトのソナタ(kv311)を選びました
アルベニスは試験でも弾いて暗譜も出来ていましたが、モーツァルトは急遽練習し、暗譜も出来ずにレッスンを受けたのですが………
最終日に全員演奏するコンサートがあり、当然アルベニスを弾くつもりでしたが、モーツァルトのソナタをレッスンして頂いたとき、『君は絶対アルベニスよりもモーツァルトを弾いた方がいい!』と言われました 笑
アルベニス……よっぽど合ってなかったのだろうか
でも確かに、アルベニスは弾きこんでいるわりに、しっくりこないような、これでいいのかな?という感じがあり、一方モーツァルトは『こう弾きたい
』という明確なイメージがありました。ピアノのためのソナタでも頭のなかではオーケストラの音で鳴るのです。
最終日、周りの人は難曲を暗譜で素敵に演奏するなか、ひとりだけ楽譜を見ながらモーツァルトを弾きました……


恥さらしすぎる…
と凹んでいたのですが…
参加していた一人の先生が『最終日のコンサートでは、あなたの演奏したモーツァルトがとても良いと思いました。』とわざわざ後日メッセージを下さってとても救われました。
どう考えても他の出演者に比べるとヘッポコ演奏だったと思うのですが、やっぱりその曲への思い入れや愛は聴く人に伝わるのかもしれません。
年々高まるモーツァルト愛
今はレッスンの課題でなくても、色んなソナタを弾いています。初見演奏の練習もなります
短調のソナタや協奏曲も弾きたいなぁと思っている今日このごろです。
自分の一生をかけて、なめらかに、シンプルに、美しく、そして一瞬のひらめきで演奏しているみたいに………モーツァルトの作品を弾けるようになりたいなぁと思っています