火を使わずらくちん イタリアトスカーナ地方のサラダ "パンツァネッラ" | イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

2007年から4年半のイタリア生活を終え2011年に帰国。30ヶ国以上の国とイタリア20州全てを旅して各地で食べた思い出の料理や
気になったレシピを元に家庭で手軽に作れるようアレンジして日々お料理を楽しんでいます。

 

火を使わず、かんたんにパンと野菜で作るトスカーナ地方のパンツァネッラ。

クラシックなレシピは家に残った「硬くなってしまったパン」を使いますが、

正直なところ「硬くなったパン」「古くなったパン」って日本のご家庭にはあまりないと思います。硬くなる前にカビだらけになるんじゃなかろうか。日本の湿度なめんなよチュー

 

我が家の場合バゲットはその日食べる分しか買わないし、残ったとしても翌日に食べちゃうし、やはり硬いパンも古いパンも無い。ていうことでそこはホレ、いつもの臨機応変でいかなしゃあないっすね爆笑ということで古くないバゲットで代用しまーす。

買ったばかりのパンをわざわざこのために放置して古くさせるのもどうかと思いますから。食品ロスをなくすための昔からのイタリアの知恵でしょうし、それをわざとやっちゃあ本末転倒で時代に逆行しちゃいますもんね。

 

パンツァネッラにはいろんなバージョンがあり、お好きな具でカスタマイズしてオリジナルバージョンを作るのもおすすめです。パンを湿らせた食感が苦手な方は、逆にトースターでカリッと焼いて具材とあえるのも良いと思います。

ぜひ思い思いのパンツァネッラにトライしていただけたら嬉しいかぎりです。

 

イタリアでは少量のワインビネガーを加えた水にパンを浸し、柔らかくしてから使います。このレシピでは新しいパンを使うため、どっぷり水に浸さずに少量の水分を加えて少しだけふやかすようにしています。

 

 

 

‘・:*:・。,材料 2人分 ,。・:*:・゚'

バゲット          1/2 ( 約60g )          
トマト           1個

赤玉ねぎ                              1/4個

きゅうり                              1/2本

マッシュルーム(あれば)  1〜2個

バジル                                 数枚
白ワインビネガー      大さじ2/3
水             大さじ3

オリーブオイル       大さじ1

塩             小さじ1弱

コショウ            適量

 

 

 

 

【1】はじめに水と白ワインビネガーを合わせておく。

トマトはダイス状、タマネギは薄切り、きゅうりとマッシュルームは2〜3ミリ幅の小口切りにしてボウルに入れ、ワイン ビネガーと水を加える。全体を軽く混ぜてパンが水分を吸うまで5分ほどおく。

 

【2】パンがふやけてきたら手で細かくちぎって、塩、コショウ 、オリーブオイル で味付けし最後にバジルの葉を数枚加える。すぐに食べてもかまいませんが時間があればボウルにラップをするか保存容器にうつして1時間ほど冷蔵庫で休ませ、食べる10分ほど前に冷蔵庫から取り出してサーブする。