「自分から」練習をする…お母さま方が願われていることだと思います
「自分から」練習する子になるには、年齢により、一人一人の性格により、それぞれにアプローチが必要だと思います
本日は幼児さん編
【3歳児さん】
おうちでお母さんと一緒に遊びながら、書いたり歌ったり弾いたりしようとするものの
思い通りにいかないとぐちゃぐちゃになる(書くのも弾くのも)←よくあるパターンです
「少ない時間に、やることも少し」で、お互いイライラしたらすぐ終わり
ピアノの先生とのレッスン時間を楽しみにしてくれていることが大切です
【幼稚園児さん】
自分のやりたいことを我慢して→ピアノの練習
↑これだけはしないようにお願いします
朝の用意から幼稚園生活、そして帰宅するまで幼稚園児さんは、その子なりに「我慢して」そのペースに合わせています
(子供たちは健気でε-(´∀`; ))
なので、お家に帰って、「これやりたいなぁ」と思うことをまずやらせてあげて、心を満たしてあげてほしいと思います
理想は「毎日練習すること」ですが、忙しい毎日で…心もいつも元気なわけはありません
無理やり毎日こなすより、毎日できなくても「気分の乗る日に楽しくいっぱい♪」できたらいいな、と思います
レッスンでは低学年までに、
ドリル
ハノン(または「子供のテクニック」や指の体操)
教本なにを使うかはこちら教本のこと
バッハやモーツァルトなどの小品
なにか自由曲(ソロや連弾など)
に取り組めるようになります
幼児さんのうちに、ひとつひとつ進んで「できた弾けた」の体験を重ねていくこと、その時の嬉しい気持ちを増やしていくこと、がとても重要なんです
まずは、
「ピアノの蓋を開けた」
「ピアノの椅子に座った」
「ドリルの本を開いた」
「レッスンで歌ったお歌を歌った」
などなど、こんな小さな行動を「自分から」できたら大拍手してあげてください
そして、ピアノに関係なくても、子どもたちが「自分から」何かをしようした時、なるべくそうさせてあげてほしいのです
なぜかというと、そうさせてあげるとその子の心が満たされて、「その子自身で在れる」からです
これ、ほんとに大切なことで、いろんな生徒さんを見ていて、心が満たされているとピアノにもスッと向かえるんです
そして、できるようになるんです
最近ホントこのことを感じるので、幼いお子さまの場合はこの土台の上で、ピアノも「自分から」できるようになっていきます
おうちではピアノのこととなると…怒ってしまうというお母さまや、強制させてしまうという方は「先生に任せておいてください」と、そんな時はやらなくてもいいと言っています
そういう時期が長くは続かないから大丈夫です
こういうふうな幼児期を過ごしてピアノを続けてきたら、小学生になればどうなっていくかを次に書きますね
ハートフルピアノ教室
太田直子