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ぴあらーのコラム

なんか気になるなぁと思うことを、つれづれと綴る…予定。

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2011年になった。
とか、あらためて言ったところで、もう二ヶ月になろうとしているけれど…(笑)。

今年がどんな年かと考えた時に、まず間違いなく、スポーツ界にとっては、来年のロンドン五輪に向けて、いよいよ夢の舞台への戦いが本格化していく年と言っていいだろう。

ロンドンを目指す選手の皆さまが、懸命になる姿を追いかけて、今年もいろいろな場所に、足を運びたい。

まずは第一弾、といっても、もう二ヶ月近くも前に行われた試合になるのだが、1月9日、全日本総合バスケットボール女子決勝、JX-富士通の試合。
代々木第一体育館に足を運んだ。

現在の女子バスケットボールといえば、日本バスケットボール界の顔と言っていい、昨年の世界選手権得点王、大神(おおが)雄子選手。

身長191cmのスーパールーキー、この日の決勝でも21得点の大活躍だった、渡嘉敷来夢(らむ)選手。

このJXの二人に話題が集中しているような気がしているのだが、この日、代々木に足を運んだ僕のお目当ては、この二人ではなかった。

今や日本代表の不動のガード、チームも大神・渡嘉敷と同じJXでありながら、昨年の世界選手権でアシスト王に輝きながら、なぜか名前が取り上げられることが少ない、JXの12番、吉田亜沙美選手だ!。

極端な話、この吉田亜沙美のプレーを観るためだけに、代々木に足を運んだと言っても、実は過言ではない。

いつも、いつでも全身全霊のプレー!。
ひとたびボールがこぼれる場面になったら、全速力で、体全体でボールを奪いに来る。

そして、身長は165cmしかないのに、ゴール下では、懸命にジャンプして、自分より背の高い選手に対しても、負けじと身を挺して、リバウンドを奪いに来る。そして、奪ってしまう。

それが証拠に、昨シーズンのリバウンド・ランキングは、チームトップだ。

吉田亜沙美選手のプレーは、見ているだけで、勇気を持たせてくれる。普段の生活から全身全霊で取り組むことの大切さを教えてくれる。

全身全霊って、言葉にすれば、ごく当たり前のことなのだが、これを実際に、いつもいつでも、体現して見せてくれる選手は、実はそうそういるものではない。
しかし吉田亜沙美は、数少ない、そんな選手の一人だ。

この1月初旬の全日本総合選手権は、JXが優勝。
吉田・大神・渡嘉敷は、大会のベスト5に選ばれた。

そして、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)は、3月10日からファイナルが始まり、日本国内の女子バスケットボールシーズンも終盤を迎える。

今日、JXがファイナル進出を決めた。相手は3月1日に決まる。

吉田亜沙美選手は、昨日の試合で右足をねんざ。今はとてもプレーできる状態にない。

この二週間、なんとかしっかり治してもらって、またファイナルでは、いつもの全身全霊なプレーを見せて欲しい!。


そして、Wリーグファイナルが終わると、今年8月に長崎県大村市で行われる、ロンドン五輪アジア予選に向けて、日本代表チームが動き始める。

おそらく、大神雄子と吉田亜沙美のコンビが、日本代表のゲームメイクをすることになるだろう。

吉田亜沙美は23才。
大神雄子は28才。

北京五輪の出場が叶わなかった分、世界選手権得点王とアシスト王の二人が日本代表のゲームメークをしている間に、なんとかアジア予選を勝ち抜いて、ロンドン五輪には出場をして欲しい!。

現状は、中国・韓国が強くて、厳しい状況にあると言わざるを得ないのだけれど…。



しかし、ここで一つ、日本バスケットボール協会に苦言を。

なぜ、五輪アジア予選の会場が、長崎県大村市なんだ?。

誤解のないように、大村市に非は全くない。ないんだけど、行こうと思えば、福岡から電車で1時間以上…。

日本協会さん。なんでそんな場所でするんですか?。

応援に行こう!と思っても、場所が遠い…。
報道陣も、取り上げようと思っても、来ないですよ。

どこまで本気で、バスケットボールをメジャーにしようと、オリンピックに日本代表を出場させようと思ってるんですか?。

いつもそうなんですよ。肝心な時に、協会内部の内紛とかで、日本代表が満足な活動ができないとか、そんなことばっかりじゃないですか!。

せっかく自国開催で、オリンピック予選ができるんですよ。なぜ、それをネタに、バスケットボールを盛り上げようと、メディアに取り上げてもらおうとか、ホームの雰囲気を作ろうとか、思わないのかなぁ。

それなら、やはり東京とか、政令指定都市レベルの場所での開催が妥当なんじゃないですか?。

アテネ五輪の予選を勝ち抜いた時、開催都市は仙台だったでしょ?。

あの時の、アテネ五輪出場を決めた韓国戦の勝利を、「仙台の奇跡」と呼んでいるのは、誰あろう、日本協会さんじゃないですか!。

繰り返しますが、長崎県大村市には、何の非もないですよ。
悪いのは、日本協会です。

とはいえ、決まっているものは仕方がない。
長崎県近辺のみなさん、この夏は盛り上げてくださいよー!。

盛り上げて、バスケットボール女子日本代表チームを、ロンドン五輪に送り込みましょう!。


そして、選手では特に、吉田亜沙美さん、いつもの全身全霊プレーで、ロンドンに行ってくださいねー!。

応援してます!!。
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10年ぶりの、竹内まりや。

なんと心地いい響きなんだろう…。
このライブの開催が発表された時、この一言に心を奪われ、そして決めた。
行かなくてはいけない、と。

10年ぶり、だけど東京と大阪、たった4回だけしか行われないライブ。
そんな竹内まりやさんのライブに、2010年12月21日、大阪城ホールへと足を運んだ。

ご存じの方も多いでしょうが、竹内まりやさんがライブをする、ということ自体、めったとない出来事。
それこそ、事件と言って過言でないぐらい。

ちょこちょこっと、イベントにゲストとして出ることはあっても、竹内まりやとしてのライブは、繰り返しているとおり、実に10年ぶり。


僕は、前回の2000年に行われたライブにも足を運んでいる。
その時はまた実に、18年半ぶりの、竹内まりや。だった。

会場の外では、かつての竹内まりやさんのアルバムのLP。レコードを看板がわりに、待ち合わせをしている集団があちらこちらに見られて、18年半ぶりのライブという月日の長さを、会場に入る前から、十分に感じさせてくれた。

一曲め「アンフィシアターの夜」の後、二曲め「家に帰ろう」のギター一本のイントロが流れ出した時、全身に鳥肌がさーっと立ったのを、今でもよく覚えている。
そして、定番の「駅」「元気を出して」。
「カムフラージュ」「リンダ」では、コーラスの美しさに心を撃ち抜かれ、僕がまだ幼かった頃の曲だけど、大好きな「不思議なピーチパイ」「September」では、心が踊り、弾んだ。

この10年前のライブは、「Souvenir」というアルバムになって発売されているので、ぜひ聴いていただきたい。

ということで、10年前もあまりにいいライブだったので、話が過ぎてしまい、そろそろ今回のライブに話を戻さないといけないのだけれど、10年前も、と言っている時点で、すでに結論を言ってしまっている(笑)。
今回も、素晴らしいライブだった。

今回のライブにつけられたタイトルは、「souvenir again」。
10年前のライブアルバムのタイトルが再び使われていた。

そして、今回のライブが進めば進むほど、何故このタイトルなのかも、僕なりに納得できた。

今回もまた冒頭に、しかも一曲めに「家に帰ろう」。
またしても、ギター一本のイントロに鳥肌が立つ。

そして定番の「元気を出して」「駅」。
アンコールでは、前回と全く同じ構成の「不思議なピーチパイ」と「September」。

そこまで、againせんでも(笑)と、思わず突っ込んでしまう部分もあった。

しかしながら当然、今回に初めて出てきた曲もあって、まずはサントリー角ハイボールのCM曲「ウイスキーがお好きでしょ」。
アレンジがかっこよくて、まるでどこかのジャズバーで、竹内まりやさんが歌っている。そんな雰囲気だった。

そしてアンコールで歌われた「すてきなホリデイ」。
おそらくタイトルだけでは、わからないでしょう。
でも、ケンタッキーのクリスマスCM曲と言えば、誰もが一度は聞いたことがあるはず。「ク~リスマスが、今年もや~ってくる~」という曲。
ライブで聴けただけでも貴重なのに、コーラスの響きのなんと美しいこと!。

それから、本編の最後に歌われた「人生の扉」。
この曲は、2007年に発売された「Denim」というアルバムの最後の曲。
もし聞いたことがないのであれば、ぜひ聴いていただきたい、竹内まりやという方の人生観が、ぎゅっと詰まった名曲です。
これがライブでは、言霊がびしびしダイレクトに伝わってくる「人生の扉」で、CDで聴くよりも、より一層、心に染み入ること…。

そんなこんなで、素晴らしいライブだったのですが、今回のライブについて語る時、このお二人を挙げずにはいられません。
竹内まりやさんの配偶者にして、今回のライブのバンドマスター。山下達郎さん。
そして、松たか子さんの配偶者であるギタリスト。佐橋佳幸さん。

時には、達郎さんと佐橋さんのツインギターであったり、時には、達郎さんが違う楽器を演奏したりもしていたけれど、この二人が奏でる音が、他の音だったり、コーラスだったりを、ぐいぐい引っ張っていました。

達郎さんの、音を整理する才能は素晴らしいし、佐橋さんのギターが奏でる、力強さみなぎる音は、すごいテクニックだし。

もちろん!、他のサポートメンバーの方々も素晴らしかったけれど、特にこのお二人が強く強く印象に残った。


まりやさんから、ライブ終盤に、「私の音楽は、達郎の存在なしでは、ありえません。まずは達郎にしっかりとがんばってもらって、それを私が支えて、そして達郎の体が空いた時に、私の音楽を作ってもらったり、またこんな形で、ライブができたらいいなぁ、と思います。わがままな考え方ですが、ご了承いただいて、今後も応援をしていただければと思います。よろしくお願いします。」という挨拶がありました。

一人の竹内まりやファンとしては、もっとライブをして欲しい!という思いは正直あるけれど、竹内まりやのライブに立ち会えるというだけでも幸せなことなので、今度はどれだけ先になるかわからないけれど、またライブで、竹内まりやさんと再会できることを、首を長くしてでも待とうと思う。

とか、きれいなことを言いつつ、でもでもやっぱり一方で、早くライブをして欲しい。言い方を換えれば、あの日に、大阪城ホールで、竹内まりやのライブというものを介して出会えた一万人の方々と、また再会する機会を設けて欲しい。

ライブの途中で、お客さんの年代を、まりやさんが質問する場面があった。

最も多かったのは40代。次いで50代。
そして30代と60代が続き、70代という方も、少なからずいらっしゃった。
親子で、ひょっとしたら三世代で観に来たという方も、いらっしゃったことと思う。
そんなみんながまた、竹内まりやのライブというものを介して、再会できる機会を設けて欲しい。


だから、竹内まりやさま。
御自身の考え方は素晴らしいし、理解をしておりますが、今回のライブが10年ぶり。前回が18年半ぶり。
なので、次回のライブは、せめて一けた年ぶりに開催!ということにしましょ!。
よろしくお願いします!。
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壊れてしまう…。
このままだと、阿部真央が壊れてしまう…。

どのような言葉で形容したらいいのか…。ようやく見つけた言葉が「凄まじい」ライブだ。

でも、あまりにも凄まじすぎて、アーティスト阿部真央が、阿部真央自身を壊してしまいそうだ…。

ライブが進むにつれ、その力強さと才気は、ますます凄みを増してくる。
それにつれて、僕の驚嘆と不安も大きくなる。

そしてライブの最後には、思わぬ、でもあるいは、予想通りの結末が待っていた…。


12月10日金曜日、なんばHatchで行われた、阿部真央のライブに足を運んだ。

アンコールを含めて、全17曲。
MCほとんどなしで、一気に突っ走った。

「ふりぃ」「I wanna see you」「伝えたいこと」「いつの日も」「ロンリー」。
サポートメンバーを入れたバンド編成でやった、これらのシングルになっている曲も、もちろん素晴らしかった。

でもそれ以上に、阿部真央がソロで、ギターだけでやった数曲が、たまらなく凄くて、かっこよくて、ぐさぐさ突き刺さって、爆発力があって、僕は粉々にされてしまった。

本当に凄まじいライブだった。


しかし一方で、別の感情も沸き上がってきた。

それが、このブログタイトルである。
「炸裂しすぎのダイナマイトと、貫きしすぎの刃の行方…。」
ライブが進むにつれて、こんな言葉に思いまとまった。

ステージ上のアーティスト阿部真央と、阿部真央自身のギャップに、怖さを感じ始めたのだ。

ギャップはあって当然。
よく「ライブでも自然体でーす。」などと語るアーティストもいらっしゃるが、そんなものはあるわけがない。
アーティストとして、ライブのステージに存在する以上は、等身大の自分自身であっては困る。
少なくとも僕は、そんなアーティストには、魅力は感じない。

しかし阿部真央のそれは、怖い…。

まるで、アーティスト阿部真央が、阿部真央自身をハンマーで叩き壊すように、ダイナマイトで破壊していくように、刃で自身を貫き斬るように…。
そんな表現でも足りないような…。

タイトルにした「貫きしすぎ」という言葉は、日本語の文法に照らし合わせると、おそらくおかしい。

しかし、「貫きすぎ」と言うと、僕が思った感覚から、ちょっとずれる。
あくまで、「貫くこと」をやりすぎて、しすぎている。そんな感覚…。
だから「貫きしすぎ」…。
わかりにくいかもしれないけれど…。

言い換えると、今のアーティスト阿部真央のライブパフォーマンスは確かに凄いし、凄まじい。
しかしこのままでは、失礼な言い方になるかもしれないけれど、もたない。
アーティスト阿部真央が、阿部真央自身を、完全に粉々にしてしまう。

身体から、心から、どこかしらから、いたるところから、悲鳴があがるようになり、いずれは音楽と向き合えなくなるのではないか。
その時はもう、そう遠くないのではないか。
ひょっとして、もう「その時」は、訪れているのではないのだろうか。


ライブ終盤。阿部真央から、こんな言葉が発せられた。
「年末のイベント出演は、私の声帯治療のため、取りやめさせていただくことになりました…。」

それを聞いた僕は、「やっぱり…。」と思う気持ちと、「それでいいんだ!」という安堵の気持ちが、同時に一気に沸き上がった。

少しだけ、少しだけでも立ち止まって、アーティスト阿部真央と阿部真央自身のバランスを、見つめ直す時間が、阿部真央にとって、一番必要なんじゃないのかな。
ライブが終わって、僕が持った最終的な感想は、そういうことだった。


これに近いことを思ったことがある。
「ロンリー」という曲が、今年の6月に発売された時だ。

カルピスのCMで流れていたので、聴いたことがある方も多いことだろう。

すごく耳障りのいい、ポップな曲だ。僕も「好きか?」と聞かれれば、間違いなく「好き」と答える。

でも、これが阿部真央なのか?と聞かれれば、「絶対にそうではないだろう。」と答える。

様々なところでのコメントをみてみると、自分のやりたい音楽と、アーティストとして、もう一つ立場を上げるために、求められて作る音楽との間で、迷って、もがいている20才の女性の姿、感覚が見えるように、僕には思える。

今回のライブは、そんなアンバランスさが、大きな爆発力として炸裂しているライブだったと思う。
魅力的なライブではあるけれど、それは長くは続かない。もう今回まで、今回限りかもしれない。

声帯が悲鳴をあげているというのは、音楽の神様が、きっと彼女のために、見つめ直すために与えてくれた時間なのだろう。

ここは、少しだけ、ほんの少しだけ立ち止まって、音楽というものを、とことん見つめ直していただいて、そしてまた来年、生まれ出てくるであろう、新生阿部真央を、楽しみに待っている。

ひょっとしたら、いやおそらく、今まで以上に、凄まじい存在で現れるかもしれない。

でも、そうなっても、喜んで、凄みを増したダイナマイトや刃に、身を投じて、受け止めて、逆にはねかえしてやろう。

そんな気持ちでいる。