前回の記事→で「魔法」という言葉を書きまして、今回はその続きのような話です。

作曲家がその五線譜(平面図)に暗号化した魔法術を立体的に組み立てて表出させていくのが、私たち演奏する者の、いわば使命であります。
使命 というととても大袈裟なようだけど、演奏することが好き ということを突き詰めれば、この言葉以外に私たちには何があるのか?と考えてしまうのは私だけでしょうか。

そんなに深刻な話ではないんですよ 笑。
それまでのプロセスが楽しくて、知りたくて、知れば知るほどますます楽しくて、
触れれば触れるほどその作曲家が自分の側に居てくれるような錯覚さえ覚えて、
果てにはただただ、この身体・この五感が幸せを感じる ということ。

そのプロセスは、
楽譜を、空間立体を描写するための設計図と捉えてみると、私たちのこの全身をもって想像し、この空間に立体化させmotionをかけるための、
いわば、筆で残した作曲家の行為の逆をたどっていくこととなります。(音楽界に理系の人が意外と多いのも頷ける。。。)
しかも、音という儚いものに託した彼らの精神の崇高さに遭遇してしまい、知れば知るほど惹かれるのは、まさにマジック!
そのような敬意が強く芽生えなければ、自分自身の音楽性を高めていくことに無縁になってしまうだろう、
と思った次第です。

本当に、目に見えないものを大事にすることを教わっていると感じます。










私個人的な話だが、
これをストレートに特に実感させてくれるのが、ドビュッシーの世界!

そして、魔法というより「魔術」の方が、面白味がある。


なんとも想像を掻き立てられる絵。

Wikipediaより
  画家 ジョシュア・レイノルズの「パック」





グリム童話でおなじみ アーサー・ラッカムの「パック」





ピーターパン挿絵集より→
同じくアーサー・ラッカムの "ピーターパン"挿絵「踊る妖精」




それにしても・・・
いやはや、音楽という、とてつもない世界を知ってしまいましたな。

音楽と歩む道。

だけどこれが私たちの人生を何倍も豊かにしてくれる。





















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東京都福生市の拙宅(マンション 一室)でピアノ・レッスンとピアノ・レンタルを始めております。

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今のところ暫くは仙台の教室がメインであるため、月に一度の上京の際 となりますが、
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