前回の続きを書きますので読んで貰えると嬉しいです。
年末12月30日からの高熱は、抗生物質の点滴で、ようやく年明けの1月6日に平熱に戻りました。
この高熱の原因についてY先生に
聞きました。
·高熱が出るが風邪のような症状は無い
·採血の結果は前回と同じ
·前回投与した抗生物質は今回効果がなく、別の抗生物質で熱が下った
·栄養点滴を止めて数日で熱が下った
などの結果で点滴ポートの感染ではないかと言っていました。
鎖骨の所に手術で埋めたポートとそこに接続するチューブに菌が入ってしまったようです。
「前回もおそらくポート感染ですね」と言っていました。
点滴を繋ぐときには消毒をして慎重に取り付けていましたが、点滴スタンドを押してトイレに行くのが不便だったようで、そのたびに付けたり外したりしていたのが原因と思われます。
2回目の感染症はかなり高熱も出て、本人もとても辛い思いをしたので、自宅での栄養点滴を止めることが出来ないか相談しました。
Y先生は「食事も摂れるし、自己管理(毎日の食事の内容、カロリー計算、体温、トイレの回数等、記録を付けている)も出来ているので、暫く栄養点滴を止めてみましょうか」と言ってくれました。
本人は「自由を手に入れた」と言う感じでとても喜んでいましたが、私は手放しに喜べません。
高熱が続いて、体重も落ちていて、微量栄養素補給の為の栄養剤も不味くて飲めなくなっていました。
これで栄養点滴を止めたら食べ物だけで補わなければいけません。
私の作るものだけで、夫に必要な栄養を補えるのかとても不安でした。
しかし、定期的に検査もするし、本人が強く点滴を止めたいと言っているので、暫く様子を見ることになりました。
点滴を止めて分かったことがあります。
毎日点滴を付けていると、病人と自覚してどんどん元気がなくなってしまうのです。
栄養点滴を止めた途端、夫は行動的になりました。買い物、散歩、洗濯や料理作りなど積極的に動きます。そのたびに「体力がかなり落ちた」と言って、散歩の時間を増やしたり、プロテインを飲んだりして、もとの身体に戻る努力をします。
また、お風呂に入る時、鎖骨からチューブがでているので、濡れないように気をつけて入っていたのでお風呂がストレスになっていました。
点滴を外すことにより、湯船に首まで浸かれてお風呂がリラックス出来る時間なりました。
そうなると、「温泉行きたい!旅行行こう!」が始まります。
点滴を外すことにより普通の人と同じ生活が出来るようになりました。
動くと直ぐにお腹がすくので、食べる量も一日3000カロリーを超えていました。
よく食べ、よく動き、ぐっすり眠ることが出来てびっくりするほど元気になりました。
目標にしていた伊豆旅行も退院して3ヶ月目の3月に行くことが出来ました。
退院したときには、一生点滴生活で、口からの食事はかなり難しいと言われていましたが、本当にびっくりするほどの回復力です。
点滴を止めてから今現在まで、栄養点滴をすることなく、毎日普通の生活が出来ています。あのときポート感染にかからなかったら、今どうなっていたかわかりません。
私の姉(次女)が言っていた「災い転じて福となす」です。
普通の常識とは違った考えと行動を取る夫に相応しい曲を趣味のピアノで弾いてみました。
下手な演奏ですが聴いて貰えると嬉しいです。
