前回の続きを書きます。

出会い系サイトも沢山あって、適当に選んでしまったら、危ない怪しい人が多く(メールのやり取りだけでしたが)、もっと真面目なサイトを探しました。

 

選んだサイトは、男性だけ登録料や会員費がかかり、身元を証明するものを登録時に提示しなければならないそうです。女性は無料で簡単に登録出来ました。

 

そのサイトで3人と出会いました。

その内の1人は顔を見ることもなく、メールだけでした。

毎日メールで色々な話をして、顔も知らない人なのにとても身近なお友達でした。誠実で真面目な文書を書く人で、文字だけでこんなに優しさが伝わるんだなと感心しました。

一度、「会ってみませんか?」と誘ってみましたが、本人いわく、自分の容姿にコンプレックスがあり、幻滅されるのが怖いという理由で会ってもらえませんでした。私てきには、容姿はまったく気にしないのですが.....。でもメル友でいたいということなので、恋人が出来るまでの間メールでやり取りをしていました。「恋人出来ました」と報告すると「良かったね。うまくいくといいね」と言ってくれてお別れしました。

 

次の人は、しばらくメールのやり取りをしてから会うことになりました。

初めてのデートでバラの花束、2回目のデートで婚約指輪を差し出してプロポーズ!と凄く積極的な人でした。私がどんな人物なのかも分からないのに「私と結婚したい?本当に?」と思いました。でも彼はとても真剣でしたので、「2年位付き合ってからでいいかな」ということになりました。

「結婚しても、子供は私の娘だけにしよう」と言ってくれたり、娘をとても可愛がってくれました。とてもいい人でしたが、彼は長男で、「実家を建て替えるので親と同居して欲しい」と言われました。私達の部屋も作ったからということで、彼のご両親に会いに行きました。

しかし、バツイチ子持ちの私は良く思われていませんでした。また、4歳の娘を無視するような扱いをしたり、まだ結婚もしていないのに、家事(洗濯、掃除、食事を作るなど)をするように言われたりして、私を試しているかのようでした。また、彼はもしかして「マザコン?」と思うようなところもあり、結婚は無理と思いました。彼とは1年半お付き合いしてお別れしました。もし、ここで「バツイチ子持ちの私を貰ってくれるんだから」と妥協して結婚していたら、大変なことになっていたと思います。今思うと直感に従って良かったです。

 

3人目が運命の人、今の旦那さまです。

彼のプロフィールに「バツイチ子持ち」と入っていたのでとても興味を持ちました。

この人は子育てをしながら仕事もして、元夫のように子供を捨てたりしない。子供を思う心があるので、この人なら娘を大切にしてくれるかもしれないと思い、メールを送ってみました。

しかし、返事はありません。

一旦諦めて、別の人にアプローチしていたところ、やっと返事がきました。

どうやら、半年前にサイトに登録したのですが、思うような人と出会えなくて諦めたそうです。

メールの文書はビジネスメールのような堅い感じでした。

堅物、真面目の印象を受けました。

1ケ月ほどメールでやり取りして、「今度子供と一緒に遊びに行きませんか?」とお誘いがきました。私は、どんな人か分からないので、「まずは2人で会いましょう」と会う約束をしました。

初めてのデートで姿を見た瞬間「この人だ」と直感で分かりました。

メールで受けた印象通り、真面目、堅物、嘘がつけない人でした。

初めて会う人なのに、心がとても落ち着き、ゆっくりと時間が流れ穏やかな気持ちになりました。一緒に居ると「癒やされる」そんな感じです。話し方はとてもゆっくりで、小さい声でボソボソ話します。物静かで、おしゃべりが苦手なようでした。私は一目惚れしてしまい、初デートの日に再婚を考えていることを話し、「付き合って下さい」と言ってしまいました

 

それから、子供同士を合わせて、何度も彼の息子(Tくん)に会いに行きました。

よくお泊まりをしてT君の保育園に送り迎えもしました。迎えに行くと私の名前を呼んで「◯◯ちゃんだぁ‼️」と喜んでくれました。

本格的に一緒に暮らす話が出たとき、私はT君に「お母さんになってもいいですか?」と聞いてみました。「いいよ!!」となんの躊躇もなく笑顔で言ってもらえました。

その次の日、T君を保育園に送るとき、私の手を引っ張って「僕のおかあちゃんだよ」と園の先生全員に紹介してくれました。先生からは「何回も会ってるから知ってるよ」とツッコミが入りましたが、「僕のおかあちゃんだよ」と何度も何度も言ってくれました。昨日までは「◯◯ちゃん」って言っていたのに、今日から「おかあちゃん」と呼んでくれる。4歳になったばかりの可愛いTくんはちゃんと理解して、受け入れてくれました。あのときの感動は今も忘れません。出産の感動以上のものがありました。私を信じてくれたこの子を、ありったけの愛情で育てようと決心しました。

私に二人目の天使が舞い降りてきまた。

こうして、初めてのデートからほんの3ケ月で再婚しました。

 

私達家族については、また後日ブログに書きたいと思います。

次回も読んでいただけると嬉しいです。

このときの心境を趣味のピアノで弾いてみました。

下手な演奏ですが聴いて下さい。