離婚して、新しいアパートに引っ越しするときに、元夫に手伝ってもらいました。
子供の養育費を渡すという名目で、ちょこちょこアパートに来ました。
離婚してすぐに彼女と別れたそうです。しかも私のアパートから歩いて5分のところに引っ越してきました。
あんな思いで離婚したのに、すぐ近くに住んでいると思うとかなり複雑でした。
許せない気持ちもありましたが、娘の父親であること、元夫との12年間の思い出がありなかなか断ち切ることが出来ませんでした。
元夫は娘を可愛がっていたので、娘の顔が見たいと言われればそれを拒否することが出来ないので、毎週私のアパートに来ていました。
また娘も元夫のアパートに遊びに行ったりして懐いていました。
離婚して初めての父の日に、保育所で「お父さんの絵」を書いたようで、私に「いつもありがとうと」と言って渡してくれました。
その絵を見ると私の顔でした。「これは私?」と聞くと「そうだよ」と言ってとても嬉しそうにキラキラした目をしていました。私はボロ泣きです。
今はまだ4歳でよく分からないけど、父の日の度に傷ついてしまうのでは無いかと不安になりました。この事をきっかけに、本気で将来を考えないとと思いました。
ある日いつもの調子で元夫が娘に会いにきました。「おいで」と両手を広げる元夫の目の前でドアを占めて顔を出しませんでした。「お前!何か言ったのか?」と睨まれましたが、娘と2人で生活しているときは、一切元夫の話はしないので、なぜ娘がそんな態度をとったのか、そのときには分かりませんでした。
その後、「ママ。パパが欲しい。」と言われてしまいました。
「元夫に会いたいの?」と聞くと「あの人は嫌い!違うパパがいい!」
と言いました。
2人だけの生活はとても楽しく、娘を笑顔にすることだけを考えていましたが、
このままだと、私が縒りを戻してしまうと娘は直感で「やばい!」と思ったんでしょうか。
とても不思議ですが、娘は私が幸せになるように導く天使の役割を果たしてくれます。間違った方向に進もうとすると、必ず軌道修正をしてくれます。
「分かった!かっこよくて、優しいパパ探そう!」と二人で決意しました。
とはいえ、そう簡単に出会いがあるわけではないのでどうしたものか。
そこで思いついたのが、結婚相談所でしたが入会金38万円。
元夫に全財産使われてしまったので、貯金は0円。新しいアパートを借りるための費用ともろもろ揃えて、離婚当初は人生初の借金50万円をしていました。
2人の生活になって5ヶ月、その借金も20万まで減っていましたが、この状態でまた38万円の借金をするわけにはいかないので却下しました。
お金がかからず、パートナーを探す方法を考えました。友達の紹介、職場どれもうまくいかなかったときのことを考えると難しいし。そこで、誰にも迷惑をかけず、運命の出会いを期待出来る方法として出会い系サイトをやってみました。今はかなりリスクがあるようですが、私が出会った3人はどの人達も誠実でした。
この続きは次回書きますので、また読んでもらえると嬉しいです。
このときの心境を趣味のピアノで弾いてみました。
下手な演奏ですが聴いて下さい。