2009年7月5日(日)に参加した第17回日本乳癌学会学術総会市民公開講座 「正しく知ろう!乳がんのこと~早期発見の重要性と、ここまできた乳がんの診断と治療~」についてUPします。
その①は 「はじめに」
その②は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 上
その③は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 中
その④は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 下
その⑤は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 上
その⑥は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 中
でした。
その②は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 上
その③は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 中
その④は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 下
その⑤は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 上
その⑥は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 中
でした。
今回は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 下 です。

右がこのがん細胞を少し顕微鏡で大きくしたもの。

小さい丸い粒ががん細胞の塊である。
0.8mmの中にこんなに沢山がん細胞がある。

1mmが1000ミクロンだからかなり小さい。
がん細胞から1cmの箱を見るのは、人間が東京ドームを見るようなもので
それほど小さいサイズである。

黒く写っているのは待ち針の先端である。

これを顕微鏡の上において見る。
7mm×10mmの癌が乗っている。


つまりこれは非浸潤癌。

白いのは脂肪で、浸潤している。


私達病理はこういうものを見て癌を診断している。

専門の知識と経験が病理医には必要となる。
例えば、これはどちらが癌でしょう?
右が良性の乳腺症で 左が悪性で硬癌である。

左は良性の乳頭腫で 右が悪性の非浸潤癌である。
乳癌は癌に見えそうなものが癌でなかったりする。 逆のこともある。
非常に難しい組織の1つである。
乳癌は癌に見えそうなものが癌でなかったりする。 逆のこともある。
非常に難しい組織の1つである。

私は病理医であるが外来も開いている。

「十分な説明がないまま、つらい治療を強いられている」、
また医師から紹介をもらって患者さんとお会いし、標本などを見て診断している。

「良性」が「悪性」になったのが4例、これはセカンドオピニオンだった。
「浸潤癌」と言われたが「非浸潤癌」だったのが1例。
このように不一致例はいくつかある。

「乳房を失わない」、「快適な生活を失わないでほしい」である。
私達は乳がんに対して診療医・病理医・臨床検査技師・細胞検査士・放射線科医などが
連携を密にして乳がんに立ち向かっていく。
病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 下は以上です。
次回は 外科編 「外科的治療の進歩-小さく見つけて、小さく治す-」 上 をUP予定です。



































