2009年7月5日(日)に参加した第17回日本乳癌学会学術総会市民公開講座 「正しく知ろう!乳がんのこと~早期発見の重要性と、ここまできた乳がんの診断と治療~」についてUPします。
その①は 「はじめに」
その②は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 上
その③は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 中
その④は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 下
その⑤は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 上
その⑥は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 中
その⑦は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 下
その⑧は 外科編 「外科的治療の進歩-小さく見つけて、小さく治す-」 上
その⑨は 外科編 「外科的治療の進歩-小さく見つけて、小さく治す-」 下
その⑩は 内科編 「一人一人の治療を考えよう-オーダーメイド治療へのご案内-」 上
でした。
その②は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 上
その③は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 中
その④は 診断編 「知っておきたい乳癌の画像診断」 下
その⑤は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 上
その⑥は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 中
その⑦は 病理編 「乳癌をみてみよう-ミクロの世界へのご案内-」 下
その⑧は 外科編 「外科的治療の進歩-小さく見つけて、小さく治す-」 上
その⑨は 外科編 「外科的治療の進歩-小さく見つけて、小さく治す-」 下
その⑩は 内科編 「一人一人の治療を考えよう-オーダーメイド治療へのご案内-」 上
でした。
今回は 内科編 「一人一人の治療を考えよう-オーダーメイド治療へのご案内-」 下 です。
アロマターゼ阻害剤あるいは抗エストロゲンというお薬がどんな働きをするかを説明する。

なぜかというと わずかに男性ホルモンが副腎という場所で作られいて、
その男性ホルモンがそのままになっているとヒゲが生えたりということになってしまうので
体中 特に皮下脂肪などに沢山あるアロマターゼという酵素が
男性ホルモンを女性ホルモンにどんどん転換する。作り変える。
作り変えると女性ホルモンが体の中に存在し、ホルモン受容体陽性の乳がんはそれを餌とする。

1つはタモキシフェン、抗エストロゲン剤でがん細胞が女性ホルモンを取り込む口(受容体)をブロックしてしまう。
乳がんの口に詰め物をすることで食べられなくなって 飢え死にして死んでしまう。
だが体の中には女性ホルモンが十分あるので副作用が強く出ることもなく これは優れた治療法である。

アロマターゼが男性ホルモンを女性ホルモンに変換することを抑えるため、女性ホルモンが体から減ってしまう。
体中がヒヤーッとしたイメージで感じてもらうかもしれないが がんにとっても餌がなくなる状態。
ただ困ることは骨が弱くなり、骨粗しょう症になりやすいというのが欠点である。

上段中央のように上は健常で元気な骨、下に行くほどスカスカで弱く力がかかるとつぶれてしまう。
骨粗しょう症が進みぺちゃっと潰れると 背が縮んだり背中がだんだん曲がったりする。
車椅子生活にならざるをえないこともある。
なのでアロマターゼ阻害剤は良い薬だが、骨粗しょう症に対しては十分注意を払う必要がある。
元々骨粗しょう症は遺伝しやすい病気なので
祖母・母が骨粗しょう症である人がアロマターゼ阻害剤を使う場合には特に注意してほしい。
抗HER2療法
● モノクローナル抗体
一般名 トラスツズマブ
商品名 ハーセプチン
● チロシンキナーゼ阻害剤
一般名 ラパチニブ
商品名 タイケルブ
アメリカでは : タイカーブ
ヨーロッパでは: タイバーブ
ここからはHER2の話。● モノクローナル抗体
一般名 トラスツズマブ
商品名 ハーセプチン
● チロシンキナーゼ阻害剤
一般名 ラパチニブ
商品名 タイケルブ
アメリカでは : タイカーブ
ヨーロッパでは: タイバーブ
『抗HER2療法』とはHER2タンパクの働きを抑える治療である。
薬はモノクローナル抗体の一般名トラスツズマブ、商品名ハーセプチンや
新たに出た一般名ラパチニブ、商品名タイケルブ、アメリカでのタイカーブ、ヨーロッパのタイバープである。

HER2タンパク陽性とは過剰発現している状況で、それを調べるのが病理診断である。

細胞がどんどん増える。

これがハーセプチンという薬である。
ハーセプチン 治療方法
1週間に1回の点滴
なにも小さい輪っかを注射するわけではなく 普通の点滴で1週間に1回、1週間に1回の点滴
あるいは3週間に1回、1時間くらい点滴というのがハーセプチンによる治療である。

HER2タンパクの働きを抑える。

ハーセプチンが効かなくなった方でも このタイケルブが最近使えるようになった。

おにぎりを食べるとか、クロワッサンがよいとかは病理の先生が教えてくれる。
それに基づいて我々は治療法を選んでいく。

乳癌学会では患者さんのための乳がん診断ガイドラインを作っていて 一昨日改訂版がでたばかりである。
作成にあたり九州がんセンターの大野真司先生を中心に医師・看護師・薬剤師や
患者団体の代表の方々に協力していただいた。
まず患者団体の方々に何が知りたいか、判らないかをクエスチョンという形で出してもらい
それに対して我々が回答を作った。
例えば『センチネルリンパ生検について教えてほしい』とか
『抗がん剤の副作用について、対処法や予防法を教えてください』など
専門家がわかりやすく記載したので是非お買い求めいただきたい (2300円)。
『抗がん剤の副作用について、対処法や予防法を教えてください』など
専門家がわかりやすく記載したので是非お買い求めいただきたい (2300円)。
このように我々乳癌学会は皆さんのために色々な形で情報提供したり、
治療・診断・マンモグラフィーの普及などに努めているので
是非これからも一緒に乗り越えていきましょう。
治療・診断・マンモグラフィーの普及などに努めているので
是非これからも一緒に乗り越えていきましょう。
内科編 「一人一人の治療を考えよう-オーダーメイド治療へのご案内-」 下は以上です。
次回は 診療の問題点 「乳癌の確定診断-本当に乳癌なの?-」 上 をUP予定です。



























