「ル・ブルギニオン」(六本木)にてランチ。
これほどの名店でもコロナ禍の影響は大きく、暫くコースのみの提供が続いていたが徐々にアラカルト料理が復活してきた。(とはいえ基本的にはコースになるので、メニュー表記外の料理に何が有るのかスタッフに聞くことをお薦めする。)
ランチコースは2つ有り、プリフィクス式の方は前菜、魚、肉、デザートで4,800円(税サ別)。これを頼んだ上で、プラス料金でアラカルトにチェンジする。今回は丸々一羽の仔鳩のローストを選んだ。
まず前菜はヤリイカのラタトゥイユファルシ・イカ墨ソースをチョイス。ヤリイカはイカ墨がちょっとしか取れないらしい。だからなんとか数匹分をかき集めて、ソースに伸ばすとの事。
このイカ墨ソースのなんと滑らかな事か!程良く火が通った身やゲソに絡めて食せば、ヤリイカってこんなに美味しいのか!とあらためて再認識。身には流石の仕上がりのラタトウィユが小さく刻まれて詰まっている。これがまた良く合うんだ!トマトが仲立ちの役割をうまく果たしてる。
続いて魚料理はプリフィクスの前菜から鮎とクレソンの十穀米リゾット・胡瓜と青柚子添え・肝のソースにした。ブルギニオンの鮎や秋刀魚のリゾットは必殺の破壊力な訳だけど、今回の出来には唸った!デリケートに火が入った鮎の身と濃厚な風味のリゾットを一緒に頬張れば、、、
凄いっ!肝の風味が料理全体に回ってる感じ。それにクレソンも相まった苦味が絶妙に効いてて、メチャクチャ美味しい!胡瓜のジュレと青柚子やレモンの泡によるサッパリしたテイストも加わってて、もはや芸術作品だわ!
烏賊や鮎といった和食でこそ光る食材をフレンチならこうするよ、と一流料亭の顔色を無からしめてしまう様なシェフの腕前には毎度の事ながら驚かされる。
そしてブルギニオンが更に凄いのは、これほど素晴らしい料理が続いた後、肉でもまた感動させてくれる所。仔鳩のロースト・内臓ソース。そう!ジビエの季節なら森鳩でやるブルギニオンの必殺技の夏バージョンなのだ!
これがまた凄まじく美味しい!若い鳩なのに肉の味がしっかりしてて、濃厚な内臓ソースに全く負けてない。そして不思議とどこか軽やかな爽快さも持ち合わせていて、夏の肉料理として仔鳩って素晴らしい食材なんだな〜!と感心しきり。この仔鳩、鴨でよく聞くエトフェ(窒息処理)の手法を使っているとの事。なるほど、それで肉の味が濃いって訳か。
マンゴーの冷たいデザートをアイスティと共に楽しみながら、今日食べた料理を頭の中で反芻。いや〜、驚嘆すべきランチだった!
俺にとっては、ブルギニオンこそフレンチの一番星!至高の名店です!
日本人が四川料理を一品選ぶとしたら、大抵は麻婆豆腐が挙がるだろう。俺としても四川料理店で麻婆豆腐が美味しくなきゃ、話にならないと思ってる。
ただ勿論、四川料理は麻婆豆腐以外にも色々有る訳で、メジャーどころだと例えば魚香肉絲や辣子鶏などが有名。
三つとも皆辛い料理だが辛さの質がまるで違う。わかりやすく言うと、
麻婆豆腐:麻(マー)と言われる花椒の痺れと辣(ラー)と言われる唐辛子の辛さのバランス
魚香肉絲:甘味と酸味と辛味のバランス
辣子鶏:麻も有るが、辣が主体の辛さ
って感じ。
実はこれら三品が全て美味しいお店って、なかなか無い。今回紹介するのはそれを軽くクリアしたお店で、名前は「成都館」(上野)。
まず麻婆豆腐。このお店には麻婆豆腐が二種類有って、プレミアム麻婆豆腐の方を薦めたい。牛肉と葉大蒜を使っていて、元祖陳麻婆豆腐のレシピに忠実とのこと。更に辛さをリクエスト出来るので、自信が有るなら麻も辣もトップ級の激辛(はっきり伝えないと、手加減されて激辛と強辛の中間になる恐れ有り。要注意!確実なのは、最麻的最辣的、とメモに書いて見せる事。日本語がイマイチ伝わらんゆえ。)を是非!麻と辣のハイレベルなバランスが素晴らしく、その力強い辛さの中から湧き上がる美味しさに唸ると思う。
続く魚香肉絲は、人によってはこれでそのシェフの四川料理の腕前がわかると言うくらいの有名料理。ここのはまた絶妙なバランスで、甘味・酸味・辛味が程良く相まってご飯が進むこと請け合い。
そして辣子鶏。小さめに切った鶏肉を大量の唐辛子と共に炒めた料理で、唐辛子を選り分けて鶏肉だけを食す。これがビールのお供に最適なのだ!このお店のは料理全体としては小ぶりだけど、鶏肉の量が比較的多めな上に肉の一つ一つが大きめで食い出がある。唐辛子が滲み入る様な味付けも申し分無し!
いや〜嬉しい!トータルで満足出来る四川料理店に初めて出会えた気がする。辛い物好きの友達にも紹介しなきゃだわ。
1.世界に発信する東京の日本料理店
「まき村」(大森)が引き続きトップを維持する中、新たな可能性を感じる「良理」(代大森)に出会えた。しかしまだ見極める必要有り。
進捗度:8/10
2.寿司のオンリーワン
誰にでもお薦めできるお店として、赤酢系では「鮨竹」(銀座)が有るが、米酢系でもう一軒挙げたい。その名は「み富」(銀座)。進捗とはならんが、収穫有り。
進捗度:9/10
3.和食各ジャンル(とんかつ、蕎麦、天麩羅、鰻、焼鳥、河豚、すっぽん、おでん)のベスト
鰻、河豚、すっぽんがまたも停滞。進捗無し。
進捗度:8/10
4.南イタリア料理のお店
「カピオ」(阿佐ヶ谷)に続くお店が見つからん。前菜、パスタ、メインとも力強い料理を出してくれんと。
進捗度:9/10
5.イタリアンのオンリーワン
筆頭は「プリンチピオ」(麻布十番)のままで進捗無し。
進捗度:6/10
6.グランメゾンNo.1
もうずっと手付かず。。。
進捗度:0/10
7.フレンチ激戦区の今
ランチのプリフィクスコースだけが多少料理を選べる状況が続いているが、「ブルギニオン」(西麻布)がトップのまま。対抗を挙げるとすれば2年越しで「ユヌ・パンセ」(東麻布)。進捗は無し。
進捗度:8/10
8.第三次焼肉大戦
ユッケを軸に色々行ったが、「ジャンボ」(本郷)、「ビーフキッチン」(中目黒)うしごろグループに並ぶ存在はなかなか無い感じ。
進捗度:8/10
9.韓国各料理のベスト
ボッサムを軸に何軒か行ったが、かろうじて「ペゴパ(2F)」(大森)は楽しい。進捗1つ上げます。
進捗度:0→1/10
10.中国四大料理
麻婆豆腐を軸に四川料理店を色々回った。やはり麻・辣ともパワフルに効いているお店を選びたい。今のところ1番のお薦めは「龍の子」(原宿)。進捗1つ上げます。
進捗度:2→3/10
11.ビストロ低価格→テーマ名変更:ビストロNo.1
「プールトワ」(赤坂)、「トラディシオン」(日本橋)、「レ・ジャルダン・デ・ドディーヌ」(大門)でコンプリート継続中。
進捗度:10/10
12.新技法追求系
自分の中で取り上げる意義が薄れた為、一旦テーマから外す。
進捗度:0/10→削除
13.スペイン料理のお店
トップは「サル・イ・アモール」系(本店は代官山。イチ押しは銀座の「ラ・パンサ」)だが、「ウンポコ」(横浜山手)が面白い。進捗+1。
進捗度:7→8/10
14.エスニック(特にタイ料理)のお店
進捗無し。
進捗度:4/10
15.餃子
総合「神田餃子屋」、ジャンボ餃子部門「一圓」(吉祥寺)、蒲田御三家なら「金春」で動かず。一方「日高屋」がまたなんか弱くなった気がする。リーズナブル部門が空席となり、-1。
進捗度:10→9/10
16.焼きとん
「豚小家」(小岩)のトップの座は揺るがず。「やまぐち」(鶴見)は必殺のハツに揺らぎ有り。他、「丸松」(東中野)をはじめとした秋元屋系はどこも魅力的。コンプリート維持。
進捗度:10/10
17.老舗寿司店
進展無し。
進捗度:1/10
テーマを1つ減らし総コンプリートは170→160になった。そして合計進捗度は100→102/160と微増。。。
今年一番回ったジャンルは四川料理、それも麻婆豆腐が中心。他にも辣子鶏や魚香肉絲など注目料理は有るけど、やっぱ四川料理のお店は麻婆豆腐が美味しくなくちゃイカンでしょ。
とはいえ1年を総合してのぷるぷる感情レストラン大賞(とその逸品)、2021年はフレンチから選出。
「ユヌパンセ」(東麻布)で、猪の赤ワイン煮込み。リーズナブルな値付けにも拘らず、複雑で精緻な味わいには唸ること請け合い。ジビエは冬限定だが、他の季節の料理も素晴らしい!