久々に「カピオ」(阿佐ヶ谷)に参上。前にブログにはシチリア料理のお店と書いたが、シェフのレパートリーはもっと多く範囲を広げて南イタリア料理のお店と言った方が良さそうだ。

手始めのビールと共にまずは前菜に選んだマッシュポテトのコロッケを食す。マッシュポテト、そりゃ旨いよ!けどこの衣、チーズとか何かの風味が付いてて一味違う。レモンを絞ってもそれに負けない風味や良し。今夜も期待大!

お次は茸のラグーと蛤のショートパスタ(パスタ自体の名前は聞き忘れてしまった)。ここの煮込み系を具にしたパスタ料理は天下一品で、味付けといい食感といい素晴らしい出来栄え。大したもんだ!

そしてメインも煮込み系を選んだ。羊のスネ肉の煮込みアルベロベッロ風。あとで調べてみるとアルベロベッロというのはプーリア州の町らしく、通な旅行客には人気な場所みたい。

で、この店のアルベロベッロ風は人参で煮込んだとの事。かなりのボリュームで迫力のビジュアル。では、いざ実食!

その美味しさに唸る。凄い!こんな煮込み料理食べたこと無いわ。人参の甘さがゼラチン質を纏ったスネ肉と渾然一体となっている。一緒に煮込まれてる黒ヒヨコ豆のアクセントも良し。いや〜参った!やっぱこの店は図抜けてるな。

デザートは種類が増えてる。みな奥様の作との事。タルトゥーフォ・ビアンコを選択。白トリュフのことらしいがその形を模したデザートで、コーヒーやチョコも入ったバニラアイスをメレンゲで包んである。しっかりした甘さと軽やかな食感が楽しくとても美味しい!

これならカンノーロもさぞかし美味しかろうと奥様に話を振ったら、普通に知られている物はあまり作らないというお返事。

そうなんだ!じゃ、きっと他の料理もそうそう普通に有る物じゃないんだ!と合点。美味しい美味しいとは思っていたが、やっぱユニークでもあったのね。こりゃ仮に南イタリアに行ってもなかなか出会えない料理なのかも。

ますますみんなにオススメしたい!「カピオ」は阿佐ヶ谷の至宝じゃ!

「まき村」(大森)へ。夏になったので、ある期待を胸に訪問。

最初は涼しげな冷菜からで、蛸の梅肉和え。蛸って例えば桜煮系とかで、くたくたに柔らかくした物も有るけど、俺は蛸の筋肉繊維の歯応えが残っていないと物足りない。ここはそういう所までドンピシャ!味付けの塩梅も完璧で、初っ端からテンションが上がる。

二品目は、夏の名物である玉蜀黍の手毬揚げ。シンプルに玉蜀黍を丸くして揚げただけ。只それだけなのに何故こんなに美味しいのか!ビールとの相性もこの上無し!

続いてはお椀。相変わらず絶妙な出汁加減。椀種は甘鯛と小メロン。程良く火が通された甘鯛の味わいに陶然となる。。。

お造りは二皿。まずは真子鰈。これが河豚の薄造り的な盛り付けで、見た目から美味しさが伝わってくる。薄く切り付けられてるゆえ、真子鰈のデリケートな味わいを真っ直ぐ受け止められる。見事!

もう一皿は鰹と剣先烏賊。さっきの玉蜀黍もそうだが、特に希少でなくある意味普通の食材でも、いやだからこそ技術の差が如実に表れる。鰹の風味、剣先烏賊の旨味、これほど美味しく出せるお店が何軒有るのか。

次は海鰻の飯蒸し。海鰻は文字通り海で獲れた鰻で天然物。川で獲れた天然鰻だと下手すると変な匂いが付いてしまっている場合も有るが、海鰻にはそれが皆無。これを蒸さずに焼きで供された。その身の力強い味、皮目の香ばしさに唸る。いや〜、凄い!

そして、鮑と雲丹の出汁ジュレ寄せ・肝のソース。まき村は鮑の扱いも達人で、鮑好きを連れて来ても、その非凡な仕立てに喜んでくれる。今回も濃厚な旨味に感嘆!

更には炊き合わせで、久世茄子と南瓜・銀餡がけ。こういうホッとひと息つく料理を食べてると、あらためて食材一品一品をホント丁寧に調理している事が、俺みたいな素人にもはっきり分かる。当たり前の様で当たり前じゃない!ホトホト感心するわ。

ここで肉。松坂牛のすきしゃぶ仕立て。今でこそ、まき村の牛肉料理は完全にコースに組み込まれているが、昔は一品料理としてアラカルト的に追加する物だった。その分、重厚になり過ぎず、かと言って豪華さは失われない、そんな料理がこれ。すき焼き風に切られた肉にはレアに火が通り、下には豆腐が鎮座。そして全体に上品な甘さのタレがかかっている。もー、美味しいに決まってるじゃん!

夢の様な品々もそろそろフィナーレを迎えつつある。御飯物は、、、鮎御飯〜!

そう!これを期待していたのだ!まき村の御飯物は通常は鯛茶漬けで勿論それも絶品なのだが、やはり季節限定料理には気分が高揚〜。

さぁ、炊き上がりをよそってもらい、イザ実食!

もう、もうね、唸るしかない。鮎のフィレをほぐしつつ御茶碗によそってもらうのだが、鮎の風味で周りが溢れ返る感じ!これほど鮎を堪能出来る料理が、他に何品この世に有るのか!?傑作!マスターピース!

最後はデザートで、マスカルポーネのムース・マンゴー添え・白ワインのジュレがけ。爽やかな甘さを楽しみながら、暫し回想。今回も感動に次ぐ感動で大満足!また来れて、ホント良かった!次来るのはまた何ヶ月も先になるけど、季節を変えた極上の味覚を楽しみに待つとしましょ。

日本の至宝は今回も燦然と輝いていました!

「豚小家」(小岩)へ。やはり焼きとんのレベルが凄い!

看板料理と言えるレバーは、今も変わらず1本80円で値上げ無し!それでこのボリューム!!このレベル!!!どんな焼きとん好きでも、これには唸らざるを得ないだろう。

他にも丸しろ、丸てっぽうと数量限定の必殺の串が待ち構えてる。焼き具合やタレも完璧!

塩物もイイ!はつ、たんの歯応えに痺れる!

そして、ここはもつ刺しも素晴らしい!数種類の部位から好きな物を選べる。今回は5点盛りで、はつ、がつ、てっぽう、こぶくろ、りんげるをチョイス。どれも美味しいけど、特にはつ刺しには唸った!

やはり、東は豚小家の天下だわ。揺るぎ無し!ちなみに日曜はPM4時開店。狙い目!