「FEU」(乃木坂)へ。今のシェフになってからは初訪問。
結論から言うと、素晴らしい!「ブルギニオン」(西麻布)の対抗馬になりうるお店に、久々に出会えた。
蛍烏賊・ホワイトアスパラガスのムースリーヌ・蝦夷鹿のコンソメ
カサゴのポワレ・筍とフルーツトマトのコンフィ・ブイヤベースのブイヨン
仔羊背肉の瞬間燻製・春にんにく風味のジュ・山菜添え
木苺の水饅頭
桜風味のブランマンジェ・ヨーグルトのソルベ添え
フレンチとしての軸はしっかりしつつも、独創的な味を織りなしてる。その上で調和された美味しさが玄妙で、どの料理にも唸った。
和の食材も自在に取り入れてる。それもいかにも”ザ・和”ですよ~的なあざとさは無く、ごく自然に「今の季節、日本の山や海ではこういう物がとれまして、」って感じ。いや~見事です!
ディナーは基本的には2種類のコースから選ぶ事になる。只、双方の料理を自由に組み替えられるとの事(もちろん場合によっては追加料金発生)。
それ以外にあと一つ、事前予約制のスペシャリテづくしの特別コースもある。このシェフのスペシャリテなら大いに期待できる!
尚、ここのシェフ、松本浩之氏はオーナーシェフではない。なのでいつこの店を離れることになっても不思議じゃない。早めの訪問を勧めたい。
サービス陣は物静かな落ち着いた雰囲気で、上品な内装ともマッチしてる。ワインリストの充実度も流石です。
うん、ここはイイ!絶対オススメ!(但し今の松本シェフの間は、です。)
「澤いち」(六本木)へ。
先付:甘鯛の蕪蒸し
八寸:毛蟹のほぐし身・蟹味噌添え、青菜のお浸し、海老芋・銀杏・海老のすり身蓮根挟みの揚物、煮蛸
お造り:鮪、鯛、鰤、赤貝、平貝
お椀:蛤真薯の青さ汁
焼物:喉黒の西京焼きと太刀魚の葱巻き焼き
炊合せ:ナメタガレイと野菜の煮物
御飯物:穴子御飯
蕎麦:手打ちの九割蕎麦
水菓子:(内容失念)
いや~、素晴らしい味わい!デリケートな中にもしっかりとメリハリがある。
ご主人の目配りもさることながら、若いスタッフも大したもんです。開店早々から満員御礼なのに、慌てず手元から目を逸らさない。
サービス陣も女将さんが仕切っていて安定してる。
席はカウンター以外に個室も充実してて、使い勝手がとても良い感じ。
ここはいいわ~。季節を変えてまた来ましょ。
「サラマンジェ」(銀座)へ。
食べたことがある定番料理は今回避け、季節物を中心にチョイス。
ホワイトアスパラのオランデーズソース
鱸のポシェ•赤座海老添え•ブールブランソース
乳飲み仔豚のポシェ•オリーブのソース
パインのシブースト
ホワイトアスパラは立派な太さ。もちろん極めてジューシーで、焼き色のついたオランデーズを絡めれば、正に至福!
基本的なメニューでまず間違いない味に仕上げる。当然の必須項目なのに、過度なアレンジ重視の風潮の昨今、都内でもなかなか無いのが実状なんだよな~。
続く魚料理。この店でモロに魚を頼むのは初めての筈。ま、肉料理が完璧なフレンチ店が、実は魚料理も素晴らしいというのはよくある話。ここもそうだった。
見事に火入れされた白身は、艶かしい色合いに張りのある弾力さを持ち合わせてる。上に乗せられた海老と共に口内粘膜を弄ぶかの様な感触に、たっぷりの旨味が溢れ出る。いや~、素晴らしい!
重なるのは承知の上で魚•肉とポシェ連発。季節は春ゆえ、優しい味わいの料理が食べたかったんで。ま、そもそも名残りのジビエは売り切れだったし。
で、仔豚料理は、これまたデリケートに仕上げられた身肉に、力強いオリーブソース。この鮮やかなコントラストの組み合わせから繰り出される味わいは、、、
くぅ~っ!キタ(・∀・)コレ
淡いながらもジワ~ッと確実にこちらに迫ってくる美味しさ!これぞ仔豚!これぞ乳飲み仔豚じゃ!!
デザートのパインのシブーストも初めてだと思う。しっかりとしつつも上品な甘さが締めくくりにいい感じ。
やっぱここの料理の味は確かだわ~。レストランはなんだかんだ言ってもいかに旨いかが絶対のポイント。その点、この店は揺るぎ無し!
ちなみにここは厳選された良質のワインが有るのも特長。カジュアルな雰囲気の中、ちゃんと基本を押さえた美味しいフレンチを味わいたいなら、ここはオススメです!