「なかがわ」(錦糸町)へ。まずは怒涛のラインナップから。
つまみ:蛤スープ・馬糞雲丹入り、お造り(鯖、生とり貝)、雲丹バター和え、鰹・かりかり梅添え、白魚・玉葱炒め乗せ、甲殻類の茶碗蒸し・河豚白子乗せ、子持ち槍烏賊・烏賊餡添え
握り:毛蟹、ほうぼう、尾長鯛、金目鯛、まな鰹、障泥烏賊、小肌、鯵、赤身、中トロ、牡丹海老、煮穴子、馬糞雲丹
〆:車海老と黒蜜の玉子焼き
工夫を重ね、来る度に何かしらの進歩が見られるのが面白い。特に季節をずらした河豚の白子を組み合わせた甲殻類の茶碗蒸しの美味しさには驚いた!
握りでは、ほうぼう、尾長鯛、金目鯛の白身3連発が素晴らしい!小肌や鯵といった光り物もハイレベル。
鮪は感動するほどではなかったけど、ま、この値段なら致し方無しかな。
とにかくそのコストパフォーマンスに驚愕!広く知られちゃったら、ここも予約困難になっちゃうんだろうな〜。
「まき村」(大森)へ。
蛸・梅肉ジュレがけ
蟹真薯椀
お造り(平目 鮪  障泥烏賊)
甘鯛の焼き物
八寸(雲丹、赤貝、車海老、河豚皮の煮こごり、空豆、玉子焼き、サーモン、松風、鯛子)
河豚の白子焼き
桜の葉寿司(鱚、春子鯛)
和牛サーロインのしゃぶすき
鯛茶漬け
デザート(失念)
こうやって書き並べても、その美味しさ・素晴らしさがこんなにも伝わらないお店も珍しいか。それほど料理名にすると平凡極まりない。全く奇をてらわない正統派な料理が続く。しかし、、、
一品一品、研ぎ澄まされた出来栄えに目を見張る!まず、丁寧に食材を扱っているのが素人目にもわかる。そして真骨頂は極めて上品な味付け。最後の盛り付けはむしろどこか素朴に感じるシンプルさ。
これほどオーソドックスな料理なのに毎回心に刻まれるのは、もはや摩訶不思議の域に達してる。
本来は訪問する度に次の予約を取り敢えず入れるのは好きじゃないのだが、ここは別。ウッカリすると次いつ来れるかわからないくらい、予約が難しくなっちゃったんだもん。
でも内心正直嬉しい。このお店も移転時の投資は大変だったと聞く。それが早く回収できるのは、みんなにとって良い事。だってここは単なる店である事を超え、遺すべき文化財的な存在だから。
「秦野よしき」(麻布十番)へ。
まずはつまみのラインナップから。
鮪の酒盗とチーズのパイ
帆立の豆乳白味噌仕立て
鰹の藁焼き燻製・塩タタキ・鰹出汁醤油に漬けた玉葱添え
鮟肝煮付け・奈良漬添え
蜜柑の皮とオリーブオイルをあしらった鯖寿司の海苔巻き
塩・酢・醤油で〆た鰊の炙り
豆腐とチーズのババロワ・鰹節と胡桃のパウダー添え
牡蠣の低温調理・オリーブオイルがけ
色々と工夫を凝らしていて、とても面白い!ただ試行錯誤中的な印象を持った物も多く、どちらかと言えば新感覚系なのかなと思った。
しかし、、、握りの段になると、俄然印象が違った!
赤貝、小肌、トロ、金目鯛、障泥烏賊、赤身ヅケ、 鯵、鳥貝、春子鯛、平貝、車海老、山椒をかませた塩〆鰆の藁焼き、茄子の揚げびたし、喉黒ヅケ炙り、紫雲丹、穴子、鮪のハガシ(追加)
どのタネも王道的にきっちりと仕事が為され、シャリといい塩梅で握りに昇華させてる。特に金目鯛が素晴らしかった!鮪のレベルも高い。茄子の握りはユニーク且つ美味しくて、これが象徴的につまみからの流れを引き継いでたかな。他にも薬味や仕上げに独自の工夫が垣間見えた握りも多々。
いや〜、とにかく印象深い寿司屋。麻布十番の何の変哲もない小さなビルに、こんな世界があったとは!更に分け入るべく、再訪決定。