ウチの三毛猫 | ぴーぞうな日々 

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もはや還暦というのに、落ち着きも成長もみられません。
猫2匹、息子2匹、実母・・・難あり

いよいよ、我が母の介護時代が到来!

猫にはそれぞれ、あたりまえだが個性があってどうやら毛色で大まかに分類できるらしい。
「らしい」と言っても、それくらいぼんやりしたもので、血液型占いと同じくらいいい加減なものだと思っている。
 
白猫、茶白、茶トラはおおらかで、三毛猫は我が強く、キジトラ、サバトラは警戒心が強くて気位が高いーーーみたいな分類だったか。日本猫以外では素敵なブルーグレーやらヒョウ柄の猫さんがいるが、そこまでは知らない。
 
さて、我が家の猫たち。
ほぼ猫柄分類の通りの性格だ。
ただ、ウチの三毛猫の性格は独特だと思う。
我が強いとかいう感じよりも
 
空気読めない子 
 
という方がしっくりくる。
 
そもそもの出会いが、6月の梅雨時。
今にも雨になりそうな、片側2車線ずつの大きな通りの交差点で、エアコンつけた車の信号待ち。しっかり窓がしまっているのに、子猫が鳴いているのが聞こえた。正直、なんて大きな声なんだろう、きっと後ろの車に猫がいて、動物病院にでも連行されるところなんだろう、くらいに思った。だからバックミラーでうしろの様子を見てみたけれど、車内に猫がぎゃん鳴きしているという雰囲気はない。まさか、車道脇の植え込みに?!と気づき、信号が変わってすぐにそばの店舗の駐車場にはいって、植え込みのほうにいってみたが、猫の声はきこなくなっていた。
 
一応、念のため、と思い、「にゃ~ちゃ~ん」と呼んでみたら、それに呼応するかのようにまた大音量の子猫の声!!うわぁ、いる!・・・・と、それからは慎重に植え込みをのぞき込み、見つけた瞬間にわしっとつかみ上げていた。
 
見ていた人がいたら、それはびっくりする光景だったかもしれない。周りを気にする余裕なんかなかった。子猫が車道に駆け出したら、アウトだ、目の前で轢かれる!と思ったから、つかみ上げて噛みつかれたけれど、痛いとも思わなかった。
 
この、大音量の鳴き声は今も健在だ。
健在というか、声の音量調節ができない子だ。
にゃ~、と声をだすと、もうそれは
にゃ~!!!
なのだ。
 
おなかすいた
ウンチ出た
あそぼ!
だっこして
いいこいいこして
等々のサインとしてにゃーにゃーいうのだが
それがすべて大音量なのだから、
いい加減うるさいよ、と思うことはしばしば。
 
ちい~さく、にゃ、と鳴くことはできないみたいだ。
 
声が大きすぎて捨てられたのか、と考えたくらいだ。
幸い、うちはいくらうるさく鳴いてもOKな田舎の戸建てだし、息子たちもあまり気に留めることはなく、母に至っては耳が遠いからうるさいとも感じないのかもしれない。
 
ストーブの前でヘソ天でころがる姿は幸せそのもの。
白猫爺がだいすきで、進路妨害といってもいい頭突きで白猫爺にすり寄る。我が強いというより自由奔放。かなり個性的な三毛猫だ。今年で5歳。10歳違いの白猫爺が、いなくなったらこの子は寂しがるかもしれない。本当の親子ではないけれど、いつも見習うように寄り添っている。
 
白猫爺がおおらかすぎて、優しいからだね。