退院してから3日後に息子の火葬を行いました。
火葬当日のお話になります。


5月中旬、この日は晴れていて、半袖でも過ごせるくらいの陽気でした。
退院日もよく晴れていたし、晴れ男なのも夫に似たかな?


家族葬なので、喪服ではなく黒のワンピースを着ました。
入院中は沢山泣いて目は腫れていて、鼻のかみすぎで鼻はガサガサという不細工な姿だったので、最後は可愛いママでいようとしっかりメイクをして、髪を巻きます。

退院してから数日は後陣痛が酷く、この日も痛んだので痛み止めを飲んで行きました。


息子に早く会いたい、でもこれで会うのは最後。
ずーっとこのまま一緒にいられたらいいのに。

そんな事を思いながら火葬場に向かい、9:00前に到着して実父母、義母と落ち合いました。


葬儀屋さんもいらっしゃったので、お見送りの部屋へと案内されます。

広いお見送りの部屋には小さな棺がぽつんとあり、中にはお洋服を着た可愛い息子がいました。

息子の周りを私と夫で作ったピカチュウの折り紙とお手紙で囲っていて、隙間にはお花が敷き詰められていました。

お花は母が入院中に買ってきてくれたものを一部入れようかと思っていたのですが、葬儀屋さんの方で沢山お花を入れていただいていたので追加では入れませんでした。


実父と義母は初めて息子と会います。

最後は笑顔で、なんてよく言いますが全然そんなのできませんでした。私と夫ほどではないですが、実父母と義母も泣いていました。両家にとっての初孫です。

本当に泣いてばかりだったので息子にもっと話しかければよかったなと思います。


息子の姿を皆で目に焼き付けて、少し時間が経った頃にお焼香をしました。

このとき「元気に産んであげられなくてごめんね」と思いながらお焼香をしたのを覚えています。


お焼香後は息子の棺の蓋を閉めなければなりません。閉めてしまったらもう息子の姿を見ることはできなくなってしまいます。

最後に少し息子の姿を見て、
「もしママとパパのところに戻ってきたくなったら、いつでも戻っておいでね」
と心の中で息子に語りかけ、(言葉にすると泣いてしまいます)
棺を閉めていただくようお願いしました。


そのまま火葬炉の前に行き、息子の棺が乗った台が運ばれていきます。

行かないでほしい、無理なのは頭では分かっているけど、ずっと一緒にいたかった。

葬儀場の方が火葬炉の扉を閉めるボタンを押します。
私はゆっくりと閉まっていく扉をただ見つめました。


扉が完全に閉まり、火葬炉の番号札を受け取りました。30分後くらいに呼ばれるそうです。
部屋の用意はないので、通路のソファに座って待ちます。

とにかく骨が残るかが心配でした。
待っている間は特に会話はなく、時間が過ぎるのを待ちます。


続きます。



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