ゴォン リンゴォーン
「ほんとうに、よろしいのですか・・・・」
「うむ。なにを躊躇することがあろう。我が魔術は偉大なる先人達となんら引けをとることはない。」
「しかし・・・移してしまえばもう、戻る事はかないません・・・・」
「問題ない。」
「は・・・・・」
「ついに完成するのだ。偉大なる先人達にも成しえなかった大いなる技が。」
「ブリテリセウス様・・・・・」
「さ、用意をしろ。これで我は永遠になる。これが完成すれば我々は神と等しくなる。」
ゴーン ゴォーン
「ルキウスだ」
「忌まわしい・・・・・あの気味の悪い目をごらん・・・・・」
「恐ろしい・・・・神を冒涜してまで生き続けるなどと、ブリテリセウスは悪魔に魅入られている・・・」
ゴォゥン ゴォォン
「よいか、必ず完成させるのだ。我ら人類の夢。至高の芸術。」
「はい師匠。必ず私が完成させてみせます。」
「幾人もの大魔導師の魂の結晶。我が代ではその希望を手にすることは叶わぬが、お前なら出来る」
「はい」
「よいな、ブリテリセウスよ。頼んだぞ。」
「お任せください。」
ゴーン ゴーン ゴーン
「おまえはこの国のもの。この国のための存在。それ以外は必要ない。それ以外では意味がない。」
「全ての事を知れ。しかし、見る必要はない。知っていさえすればよい。外に出る事は許さん。」
「私の宝。私の人形。私のために笑いなさい。私のために泣きなさい。あなたは私だけの愛玩具。」
「我のために魔法を使え。たったそれだけの事になんの不満ある?」
ゴォン ゴォォン
「くそ、何が足りない?あと少しのはずなのに。」
「おい!数が足りないではないか!いったい何をしている!」
「ブリテリセウス様、少しお休みにならなければ・・・・」
「これさえ完成させれば休む事など必要なくなるのだ。これさえ出来れば体など無意味だ。」
「しかし・・・・・」
「おい、もっと新鮮な血はないのか!?なければ今すぐ用意しろ!」
ゴーン ゴォーン
「ルキウス・・・・」
「化け物・・・・・・」
「何百年も生きているとか・・・・・」
「生き血を吸われる・・・・・」
「あの目を見ると魂を抜かれるらしい・・・・・」
「恐ろしい・・・・」
「恐ろしい・・・・・・」
ゴォォン リンゴォォン
「では、ルキウスには俺の友になってもらおう」
ゴーン ゴォォーン ゴォォォォーン
ゴォーン リンゴォーン リンゴォーンン