厚田村☆猫家便り -96ページ目

厚田村☆猫家便り

北の日本海に面した小さな漁村に移住してからの日々

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八月に入って生活が少し変わりました。

家人の勤務先が片道1時間を超える大きな港町になり、車通勤に。

時々泊まれるように、その町に部屋も一室用意しました。

自家用車2台の内、「軽」の方を家人が選び使うことに。

そうなってみると、近くのコンビニや撮影にちょっとそこまでと言う時不便になりました。

残った大きな方は車庫から出したり入れたりに結構手間が掛かります。

それで、買いました~折畳み自転車♪

普段は組み立てたままで使い、遠出の時は折畳んで車のトランクに。

以前大きな公園に出かけた時、駐車場で見掛けた光景。

ひょいとトランクから何か出したと思うと、サッサと自転車に組立てて乗って行きました。

「おーっ!いいな、いいなぁ!」と思っていたのです。

でもなかなか、きっかけが無くそのままに。

今回良いチャンスとばかり、折畳み式にしたのですが・・

組立ては確かに簡単で、6段変則、思ったよりしっかりしていて、乗り心地も悪くない。

オプションの折り畳みのカゴやライトも付け、これで完成♪

ムフフ、ブログで自慢しちゃえと思い立ち、写真を1枚パチリ。

ここまでは、順調、完璧。

ところが・・折り畳んでトランクに入れようとしたら・・

持ち上げるのがやっとの重さでなかなか入れることが出来ない。

腰を痛めるのを覚悟して、頑張って入れたとしても・・

出す時にはもっと大変なのは目に見えている。

仕様には本体16キログラムとあったけど・・

形のせいか、非力のせいか、「ほんとに~??」と感じる重さ。

とってもヒョイどころではない・・

少し高価でも軽いアルミフレームにすれば良かったなぁ~

と、ちょっと悔いが残るネット購入ならではの失敗・・

ルンルン気分が少し萎んだ折畳み自転車でもありまするヾ(^_^;

それでも、10数年ぶりに乗り、持ち物となった自転車。

忘れていた、風を切る壮快感はいっぱい!

これからの日々、フットワークを軽くしてくれる相棒になりそう♪

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里親さんの話は続きます。

里親さんが仔猫を飼おうと探し始めた時期は、ちょうど仔猫の少ない時期だったようです。

ネットの里親サイトでも方々探しているうちに、

偶然一人のブリーダーを名乗る女性のアドレスに辿り着いたそうです。

そして、月齢にしては痩せて小さく、目ヤニを出し健康状態の悪いサビの仔猫に出会いました。

「自分達がこの仔猫を今買い取らなければ、この仔猫はどうなってしまうのだろう」

そう思ったそうです。

こうして、サビの仔猫は「買う行為」で救い出され、

結果、里親さんの元で健康を回復し、元気に幸せに暮すことになりました。


そして、話が進むにつれ、

不法な動物売買の実態も明らかになったのです。

善良な里親希望者をかたり、「偽りのメール」などで手を変え名を変え、

方々から手当たり次第に集められた雑種の仔猫達・・

ネット上の「里親募集」の検索で表示される、いくつかのホームページの一角に、

『仔猫譲ります』などと、投稿と言う形式で載せ、

手数料や経費と称して、2、5万から5万円以上で売る。


売れ残った仔猫達の行く末を考えると・・

里親さんのみならず、ほとんど誰しも身震いが出る思いになるはずです。

ましてや、幸せを願い信じて、受け渡した里親探しをした当人達が知ったら・・・


詐欺師の手から、際どくも逃れることが出来た白い仔猫が、

何処からか同じ手口で奪われたであろう、サビの仔猫と出会う・・

それも同じ詐欺師で、拠点と言える同じ家をどちらも訪れていた・・・

どのくらいの確率でそんな巡り合わせが起きるのか・・

どう考えても不思議な縁で、運命の導きを感じ、赤い糸が繋がった!と確信できたのです。

白い仔猫を、安心して里親さんに託し、帰途についたのは言うまでもありませんね。


一人、帰りの車中で、

運命的出会いと、白い仔猫の幸せに震える思いで感動し安堵しながらも・・

ふつふつと、やりきれない思いと怒りも同時に湧いてきました。

ただひたすら、小さな命の幸せを願い里親探しをする人達を騙し、不法な動物売買をする者。

これ以上続けさせるわけには行かない!!

「絶対っ!!許せないッ!!!」

思わずそう叫んで、ハンドルを握り直したのでした。



*次回最終話に続く




写真上:昨秋生まれ(9/2)のサンと兄弟姉妹たち(生後4週目の頃)

写真中、下:それぞれの里親さんの元で幸せに暮らす、茶とらのチャコちゃんと茶白のガッツ君
      (里親さん撮影の最近の写真)

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お見合いの当日はすぐにやってきました。

「お見合い」と言っても、お互いの確認が全て済み、OKとなれば、

そのまま里親さんに仔猫を託し、受け渡しとなります。

最後の仔猫でもあり、別れを惜しみつつ、

今度こそ赤い糸の先きに辿り着くことを願いながら・・

いつものように、使い慣れたトイレに砂、

当座の食料や、お気に入りのオモチャと共に出発しました。


1時間ほどの道程の後、玄関前の道路まで出迎えてくれたのは、

メールを送ってくれた娘さんの母親です。

すでに電話ではお話をしていましたが、一目お会いした時から、初対面の緊張は解け、

家の中に案内され、亡くなった猫達の写真と、

きょとんと無邪気に見上げる先住の子猫に迎えられた時には、

ホ~ット安心して今までの胸のつかえが降りたように感じました。

白い仔猫は、キャリーから出すと、ほとんどの子猫がそうだったように、「借りてきた猫」状態。

最初は私の傍を離れようとしませんが、程なく、

少しづつ部屋の中を歩き始め、先住の子猫に近づいたりしました。

お互い余り驚く様子も、緊張する様子も無く、もちろん威嚇し合うこともありませんでした。

一番の気がかりだった先住猫との相性の心配もほとんど無くなり、

この分だとすぐ仲良しになりそうですね、とお互いに安心しました。

それでも、白い仔猫にトイレの場所を教えたり、人や家に少し馴染むのを待ちしながら、

不思議とくつろいで里親さんとお話を始めました。


亡くなった猫達のこと、その後やっと猫を飼おうと探し始めたことなど伺い・・・

程なく、里親さんが四月に飼い始めた、先住の子猫と出会いの経緯を話し始めました。

その瞬間、背筋がぞくぞくとして、全身の毛がざわざわと音を立て・・

なぜなら、それは、その仔猫を、

あやしげなブリーダーを名乗る女性から「買った」経緯でもあったのです!

先住の猫は、我が家のピカに良く似たサビ柄(ベッコウ三毛)で、「買った」時点で生後40日頃、

可愛いけれど、いわゆる雑種の雌の子猫です。

決して普通では売買される猫ではありません。

そして、その受け渡し場所こそ、

私が何度もチャイムを鳴らした同じ玄関先だったのです!

一瞬、どちらの事実にも自分の耳を疑い、

何度も、「飼った」のではなく「買った」のですかと聞き返し、

住所だけではなく、周りや建物の特徴を聞き返し、

部屋の中での犬の鳴き声まで確認し合うと、

名乗る名前こそ違っていても、もう疑いようの無い、事実でした!!

あれだけ執拗に仔猫を騙し取ろうとした理由も・・

全てが一瞬にして明らかになったのです。

そして、白い仔猫がここに辿り着き・・

このサビの子猫や、里親さんと巡り合う・・

これは全て運命だった!!

ひしひしと、震えるほど全身で、そう感じながら・・

運命の不思議と赤い糸の存在を身近に感じもしたのです。




*次回に続く


写真:5日後の仔猫達(里親さん撮影)