動物の売買に関しては、色々な考えや意見があると思いますが・・
『認可を受けた、良心的ブリーダーだけが経費や運営費をもらって、飼いたい人に譲る。
それも、きちんと飼う人の身元や責任を持てる人かを確かめてから。
そうすれば、どれだけの猫や犬、果てはアライグマ等の野性動物達が、
捨てられたり、殺処分にされるのを防げることか・・』
私は常日頃、そう思っています。
今の日本では、動物取扱い業の登録認可さえあれば、
ペットとしてほとんどの動物を商品として、
ペットショップのみならず、ホームセンターや、デパートの催事場などは言うに及ばず、
インターネットも含めて、至る所で売買することが出来ます。
そして、その動物は法的には「物品」扱いにされています。
昨今、伴侶動物とまで言われることが多いペット。
伴侶と言うからには大切な家族です。
その大切な命が安易に売買される・・
やっぱりおかしい、変だ!そう思いませんか?
法に則った売買にでさえ疑問や怒りさえ持つことが多々あるのですから・・
ましてや、この度の里親探しで遭遇した「詐欺による動物略取と売買」には、
怒りを通り越して何と言っていいのかわからない程。
さて、「絶対っ!許せないっ!!」と怒りを募らせ帰途に着いた私ですが・・
どうしたら、この詐欺行為と不法な動物売買を止めさせることができるのか、正直頭を悩ませました。
私は、ただ動物好きというだけの市井の主婦、社会的仕組みには疎い人間です。
でも分かっている事実も少しありました。
2005年に動物愛護法が改正され、動物の売買には登録認可が必要であること。
それに違反すれば、罰則や逮捕さえもあるということ。
インターネットの売買であろうともそれは適用されるということ。
そこで、里親さんにも協力していただき、証拠を集め整理することから始めました。
もとより取引の現場になっている住所やその部屋の借り主の名前は明らかです。
ブリーダーを名乗るもう一つの名前の主が、掲載してたホームページに売買の証拠も残っていました。
考えた末、詐欺と売買の現場となった住所地の警察署に電話相談することにしました。
しかし、ここでの対応は驚くべきものでした。
さんざん長々と、こちらの身元確認をした上、詐欺師の住所や名前、事情や経緯を聞いた挙句、
「○○さんの言うことは分かったけど、貴女には結果として被害が無かったのだから・・
それに、元は野良の子猫でしょ?詐欺や売ったと言っても金品じゃないし・・・云々」
何を分かってくれたと言うのか・・込み上げてくる怒りを抑えながら、
本来問題としている「動物愛護法にもとづく違反ではないか」と再度説明するも・・
しかし結果は・・・
動物愛護法そのものの存在も,改正も知らず、
動物売買に登録、認可が必要なことも全く知らない
そんな相談担当官と話していた事実が判明しただけでした!
法を守る職業、しかも市民の相談担当、
そして法律改正から2年も経っている!
正直、呆れて、少しキレて、その担当官の名前を聞いて、
「△△さん、いくらなんでも勉強不足ではないですかぁ~?!」
と、思わず口に出していました。
それでも、やり取りの最後に・・
「もし、そういう法律(動物愛護法)があるならの話ですが~、
商売の登録認可は行政(道庁や県庁)の管轄なので、まずは行政指導に入ってもらってですね、
それでもまだ違反して商売していれば、警察ということになるんですよ」
まったくっ!初めからそう言ってよ~~と叫びたいほどでしたが・・
「その手順を踏んで、その後も、認可なしで売買している事実が判明すれば、
警察が動いてくれると言うことですね?!ありがとうございました!△△さん!」
「そういうことですね・・」
こんな会話で30分以上に亘った電話相談は終了したのでした。。。
次は早速、行政の動物愛護法に基づき「動物取扱い業」の登録認可を扱っている所です。
こちらはすぐに、北海道動物愛護センター内にその関係部署があることが分かりました。
そして、事情と経緯を話すと当日中に、登録内容を調べて連絡をくれました。
当然でしたが、私が報告したどちらの名前も、住所も、
未登録無認可であることが証明されたことになりました。
その後は証拠の提出と行政指導の早期実施の約束をしてもらい、
行政指導後にもまだ悪質な売買を続けるなら、法的処置をすると言明してもらえました。
こうして、これでやっと少し、胸をなでおろし、
今度の里親探しの顛末に、やっ~とっ!辿り着いた思いがしたのです。
*皆さんの「現在の動物売買」についての考えや思いがありましたら、私に反対の意見も含めて知りたいと思っています。
気軽にコメント欄に書いてくださると嬉しいです。
写真:餌場になっている古い旅館兼寿司屋さんの勝手口に集まる、厚田の地域猫達
窓下には雨風よけの板まで置いてもらい、皆良く肥っている