厚田村☆猫家便り -158ページ目

厚田村☆猫家便り

北の日本海に面した小さな漁村に移住してからの日々

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無事、里親が決まりました。
そして今日、仔猫を新しい家族の元へ託してきました。
大人の猫なら5匹はいなくなったような、静かさです。
保護してから二ヶ月余り。今まで里子に出た仔猫の中で一番長く猫家にいたので、安堵と同時に寂しさもひとしおです。
今月中に決まらなければ猫家のサン(SUNとSON)ちゃんのまま暮らす予定でした。
けれど、若い優しいご夫婦の里親さんの元でわが子同然に飼われることになったのですから、今日はめでたい日に違いありません。
仔猫と里親夫妻の、幸せと健康を祈って祝杯をあげました。ちょっと塩味がしたかな・・・
ご心配くださった皆様ありがとうございました。

写真上:最後の夜も遅くまで遊び、いたずらも忘れずに。
写真以下:遊び疲れ、膝上寝姿を携帯で。最後の写真は、やっぱりバイバイか・・それとも金運でも招いてくれてるのかいな?

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モモは、捨て猫が集まり始めた早い頃に鳴きながら擦り寄ってきた若いヨモギの雌猫です。
他の猫が恐ろしくとにかく嫌いで、人の後ばかり付いて歩き、撫ぜてくれ、家の中に入れてと鳴き喚いてばかり。一匹飼いされていた、わがまま雌の典型のような子でした。
三年前に18歳で逝った、ヨモという愛猫雄の若い頃に声も姿もそっくりで、家人もめずらしくすぐに「入れてやれよ」とかなり同情的になっていました。
しかしその頃、転居したばかりで神経質になっていた先住の雌猫のこともあり、感染の心配もある他の猫を入れる事は避けたかったので、外玄関に居場所を作ってやりました。
昨年は暑い夏で、残暑も続いたので、まだ他の猫達は外回りに居場所を決めて誰もあえて中には入ろうとはしなかったのです。
しかしモモが入り始めると、いつの間にかぞろぞろという感じで外玄関に入り始めました。そしてモモもあきらめか慣れて来たのか、他の猫とも何とか穏やかに接触できるようになっていきました。
晩秋には、避妊準備のためシンちゃん達や他の雌と家の中で暮らし、大晦日に発情、正月明け一番で猫家に集まった猫で最初の避妊手術。
どこまでも騒がしく、一番が好きな猫であります。
そして、嫌いな猫には容赦なく向かって行き、追い払います。その性格は今も変わりません。
その中の嫌いナンバーワンが、ハッちゃんでした。
ハッちゃんのことはまたいずれ詳しく書きたいと思っていますが・・
今二匹は、長~い道のりを経て嘘のように仲良しになりました。
しみ~じみ~と「仲良きことは美しきかな」

 写真1、2枚目:玄関ホールの古ダンスの上が一番のお気に入りのモモとハッちゃん。ハッちゃんも上         にいることが多いが、なぜかミニ座布団二枚あるのに、一枚に二匹が・・
 写真3枚目:朝晩寒くなってくると、やっぱりボアの魅力には勝てないようで・・
 写真4枚目:外にいるのも大好きで、お酒の肴も少しは食べてみたいと、いつも必ずお供します。

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2004年8月始めに移住を果たして、一ヶ月もしない内に18匹ほどの猫達が家周辺に居つき、その半数は、泊込んでいました。
あれよあれよの内に増え、「これはちょっと大変なことになったなあ」とやっと気づいたのは、余りの猫缶とドライフードの消費量の多さにでした。
大きなホームセンターやペット用品を買える店まで、夏場でも往復1時間半はかかる辺地。
冬は吹雪で出られぬ日が多いと聞いていました。
もうこの辺で何とか止めないと・・と思っていたらやって来たのが年齢不詳の若い(?)雄猫でした。
最後の止めになってと願って、トメ五郎になりました。
見るからに元飼い猫らしく、わがままで、やはり他の猫達に溶け込めず、近づいてくると威嚇し猫パンチ。
後から来たのに一番良い場所を占領しようとします。
捨てられてから苦労したのか、始めは人にも少し警戒する様子でした。
しかも痩せていてお腹がすいているのに食事に好き嫌いがあり、食べるのが遅く、他の猫が顔を突っ込むと、うなりながらも身を引きます。
結局、他の猫がお腹一杯になっってから、(紳士の)シンちゃんと呼ぶ猫と二匹、別食事。
それが功を奏してか、許容力のあるシンちゃんと仲良くなり、その影響を受けて本当に驚くほど変貌しました。
優しく忍耐強い、面倒見の良い猫になったのです。
それでトメ五郎、改め「トメさん」になりました。
風邪で高熱が出て、病院に行く時も、シンちゃんと共に進んで車に乗り込みました。
シンちゃんが姿を消してから一週間ほどは、雌に目もくれずシンちゃんを探すふうでしたが、ある日突然、猛然と雌猫のお尻を追いかけるようになり、同時にボス猫となりました。
その頃、気づいてみると比較的成猫に近くなった雄猫は姿を消していて、猫家に居着いていたのは皆幼い雄と雌、成雌猫でした。
成猫の雄はトメさんただ一匹だけになっていたのです。
ボス猫の使命は言わずと知れた、テリトリーの死守。
ボスとなった時から、餌と、雌猫に惹かれて侵入してくる雄猫達との壮絶な戦いが繰り返され、いつもどこかに生傷が絶えなくなりました。
そして、トメさんの周りにいた、いとしい雌達は、発情を確認次第、つぎつぎと避妊してしまったのです。
トメさんがいくらアプローチしても、もう雌猫達は鬱陶しそうに身をかわします。
でも、それほどは邪険にはしません。
最近は雌がトメさんの戦いに加担したりもします。
くつろいだひととき時や、昼寝の時も仲良くしています。
けれど、満身創痍のトメさんが命がけで守っているのは、結して本能が満たされることの無いハーレムなのです。

 写真1~2枚目:どんな時でも義理堅くどこまでも付いてくるのは、ボスのトメさんと雌のモモ
 写真3枚目:今年生まれた野良の子猫も、ボス猫に初挨拶。
       (車庫の中から心配そうに見てるのが母猫)
 写真4枚目:綺麗だった毛も今はかさぶたと生傷だらけ、顔もスッカリでかくなりボス猫らしくなった。