厚田村☆猫家便り -147ページ目

厚田村☆猫家便り

北の日本海に面した小さな漁村に移住してからの日々

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今年のお正月は5日まで穏やかな日が続いていました。
信心とは無縁で、何年も初詣もしたことのない私でしたが、お天気につられて出かけてみました。
古いもの好きの延長で普段は神社仏閣を訪ね歩くのは好きですが、人込みが苦手です。

厚田神社は、どこの村はずれにでもありそうな、お社を大きくした程度の小さな神社です。
国道と厚田公園に挟まれた狭い住宅地のはずれにあるので、鎮守の森もなく、あまり歴史のある建物でもないので今まで目の端に入れていただけでした。
混雑を避けて4日に出かけたのですが、その必要がなかったことは一目でわかりました。
木にくくりつけられたお御籤は数えられるほど、祈願の絵馬はたった一枚・・・。

階段をのぼり拝殿の前でありきたりの参拝をしました。
振り返ると、鳥居に午後の陽がまぶしく、雪をかぶった狛犬がやけにかわいらしく見えます。

何だか急に、もう一度手を合わせたくなりました。
そして心の底から改めて、今年は厚田村にとって事故のない、幸せな日々になりますように、たった一枚の絵馬に込められた合格祈願が成就しますようにと祈りました。
いつもは心の中の何者かに祈る私ですが、この時ばかりは厚田神社の神と狛犬に向かって・・・。


写真1、2:厚田神社
写真3~:厚田神社が向いている方角の別狩の丘と浜より(4日 15:00~15:15)

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猫家には今まで紹介した猫達の他に、唯一移住を共にした先住の猫がいます。
9歳になる雌猫のピカです。

生後二ヶ月くらいの手のひらに乗るほどの時に、我が家に来ました。
当時すでに三匹の大人の雄猫がいて、散歩中のその内の一匹に連れられて来たのでした。
捨てられた直後だったらしく、親猫と勘違いしたのか、大人の猫に助けを求めたのか・・。

こんな毛色は「ベッコウ三毛」と呼ばれるそうで、顔は前衛的な配色。
よほどの猫好きでないと・・貰い手が見つかる可能性は低い配色です。
パブロ・ピカソの絵のようだと「ピカ」と名づけました。
「よほどの猫好き」である我が家では「かわゆい~かわゆい」と育てたことは言うまでもありません。
「美猫は3日であきるけど、ピカちゃんはいつまでも見飽きないねぇ」と猫っ可愛がりしながら・・。

人見知り知らずのピカが一ヵ月後のある日、遊びに来た友人の一言ですっかり変わってしまいました。(と、私は信じ込んでいます・・)
「あら~すごいブス猫!よりによってどうしてこんな猫飼ったのよ~」
確かに、今まで綺麗な可愛い子猫を拾っては里親を探して、出していたのを知っている友にしてみれば、そしてどちらかというと動物苦手の友から見れば、至極ごもっとも。
決して悪気があった訳ではありませんし、その友のことは今でもやはり大好きです。
でも、その日以来ピカは極端な人見知りになってしまいました。
来客が来ると決して姿を見せなくなり、何日か泊まってもピカの姿を一度も見ないで帰った人がいるくらいの、幻の猫になってしまいました。
先住の雄猫達はピカにとっては「親兄弟」に等しかったので仲むつまじく過ごしました。
けれど、ピカが来て6年の間で老衰や病気で次々と逝き、正真正銘の一人娘猫となったのでした。

それ以来、排他的な性格に拍車がかかり、中年期に入って神経質にもなりました。
他の猫達には近づいてくるとフーハー、来客があると身を隠す。
子猫を保護して家に入れようものなら、自家中毒になるわ、近づいてくると大人気なくシャァッーと唾を飛ばすわ、しまいに猫パンチが出るわ・・。

そんなピカも最近は猫家の猫達とかなり接触できるようになりました。
本宅猫のピカには猫家の猫達も一目置いています。
ピカは本来おとなしく、普段は爪を出したことも、自分から喧嘩を仕掛けることも全くない猫なので、諦めてしまった今、猫家の猫達とはほとんどトラブルもありません。

今、猫家の猫達は夜寝る時だけ決まった空間に入れていますが、他は自由に家中を闊歩しています。
「猫家の猫」と「本宅猫」の境が日中は完全に崩れてしまった状態。

これからは、ピカもこの「猫達」に仲間入りです。よろしく!



写真2、:最初は、お気に入りの高い所から猫家の猫達を監視?しては、「なんとかしてよ~」と・・
写真3、4:一番初めに近づくことを許したのはモコ

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厚田では、前回記事アップした写真以後、夕焼けはご無沙汰です。
快晴や晴れの日、薄日の射す曇りの日も多くありましたが、午後になると決まって陽の落ちる西南の海上に厚い雲がかかります。

穏やかな天気が続いた年明けの5日目は、特に、朝から青空がすばらしい一日でした。
陽が傾きだした3時過ぎも、抜けるような青空とまぶしい陽射しで満ちています。
今日こそは久しぶりに夕日も夕焼けも見られるなぁ♪としっかり身支度して港に。
ワクワクして、楽しみにしていた映画やドラマを見に行く心境に似ているでしょうか・・。

けれど・・やはり・・まばゆい夕日は見られたものの・・・。
夕焼けのない日没は、中途半端な終わり方をした映画やドラマのような・・・オチのない落語のような・・物足りなさが残ります。

焼けないとわかると、急に寒さが身にしみてきて、早々に家に走りました。
その後は幕を引くように、空の青さも失われ闇が忍び寄ってきました。


写真:2006.1.5  3:36~3:48