やはり遠い首都
「東京へ行く」
言うだけで
妙な緊張感がございます

切符購入段階で大騒ぎよ
先日のブログで
お伝えしましたように
数時間かけて
やっとの思いで購入した
チケットを握りしめ

昨日
東京行って参りまして

コンクール頑張ってくれてた
生徒さんたちも
みな忙しい中学生になり
もう全国大会で
東京へついて行くことも
ないだろうと
思っておりましたが
伴奏引き受けてる
管楽器生徒さんの
コンクール全国大会進出で
思いがけず
私もお供することになりまして
まさか私が
東京で
ピアノを弾くことになろうとは

それで先日の
涙のみどりの窓口事件が
あったのでございますね

まーあ
噂には聞いてたけど

新大阪に着いてから
東京に着いても
駅はとにかく
外国人ばっかりで

一人おのぼりの緊張感により
ホームでは
のぞみの号数?と
時間と座席に間違いはないか
1分おきに切符を確認し

ノースリーブのシャツに
いや確かにもう春やけどな
ゴリゴリタトゥーが
鮮やかな
外国人兄さん姉さん方の後ろに
ちんまりと並び
東京に運ばれるまんだい

ここは日本よね?
知らない土地では
5分の道のりに
1時間かけることもある
ワタクシですので
予定所要時間に
1時間以上
プラスしておかねばならないのは
お約束

東京での
地下鉄への乗り換えも
駅の路線案内表示?を辿っていけば
無事に行けて
迷った訳ではありませんが
東京の地下道とか矢印は
妙に難しいというか
斜め↗みたいなのが多くて
斜め右に行ってみた先は
突然何の表示もない
駅に向かうぽくない通路に
出てしまい
え、斜めにとる角度
間違えたんか?
ってなったり
↺っていう矢印に
どゆこと
?ってなったり

Uターンは下向きよね?
ICOCA残高に
1円単位の端数が出てくるのを
奇妙に感じたりしつつも
でも予定通り
1時間早く会場に着きまして
管楽器生徒さんと合流

生徒さんは学校のお友達と先に来てる
はあ〜〜
私などを頼ってくれるならば
力になりたいという一心で
引き受けたはいいけど
若い生徒さんの将来を背負う
責任よ

私、ピアノ以外のことは
あんまり
わかってないので
ピアノのこともだが
吹奏楽部の
ホール活動中に
プロに録画して貰えるので
と聞いて
ホイホイと伴奏しに行ったのを
しかも
撮りなおしもさせて貰えると聞いてて
油断して?弾いてたのが
結局その1回しか
弾かして貰われへんかったやつ
予選に提出したら
受かったので
全国大会が東京であるんです
と聞いて
そうやったんや!
手抜いた訳ではないけど
あっぶねー
と
後になって青くなる始末

却って力抜けて良かったのかも

なので今回は
初めから
彼女にとって大事な舞台と
わかっているし
本番にすこぶる弱い私としては
東京まで行って弾くなんて
とても
気が重かったんです

先日の
本番前に
左脳(ラビニア)と
話し合ってはいけない説
を
新幹線の中で反芻し
考えるから怖くなるんやし
幽体離脱するほど
自分を見つめ過ぎないよう
どうせ
緊張で消耗するなら
考えない勇気を持つことに
エネルギー使おうじゃないかと
生徒さんと一緒に
表現することを
頑張ろう
と

集中が
音じゃなく
音楽にいくように!と
かなり耐えてまして

で
それで
自分をコントロールできてる
という手応えは
全くなかったのですが
本番
生徒さんと
自然に一つの音楽を
作っていけてる感があり
自分が今緊張してる
とか
責任負ってる
とか
そういう邪念も
なぜか浮かんで来ず
なぜか
やりたいと思ってたことが
思ったようにできて
終わった時に
「あれ?できた…」
と
なりました。
レアな現象
生徒さんも
「良かった!緊張しなかった!」
と言い
2人で
「なんか良かった
」

と
手を取り合い
演奏中は
アイコンタクト取ったりも
してないけども
なんか
2人の音楽がノッてて
気持ちがシンクロしている
というのは
演奏しながら感じており
そういうのが
音楽のめっちゃ面白いとこや

と
幸せも感じ
だからこそ
ピアノ伴奏って
やっぱり責任重大やん
と

ゾッ
ともし

生徒さんは
結果発表&表彰式まで
残るとのことで
一瞬のHappyと
多大なゾッ
と共に

一足先に
帰路についていた新幹線の中で
他の子らも
めちゃ上手かったけど
どうなるんやろ、
こんなOBA伴奏者他におらんかったし
結果ネットに載るんかなーと
知らなかった
そのコンクール名を
検索してみたら
AIさんの回答に
またゾッ
として

買ったサンドウィッチも
喉を通らなくなり
しばらくして
生徒さんから
「なんと1位でした

ありがとうございました!」
と
LINEが入りまして
そして
私の魂は
新幹線の風切るスピードと共に
抜けていったのでした

伴奏なので
暗譜しなくて良かった
とはいえ
自分のやりたいように
音楽的に弾けた
本番というのは
もしかしたら
人生初かもしれず
昔の記憶はもう無いし
この体験は
良い冥途の土産と
なったのでした

そして帰宅したら
もう諦めたと思っていた
チュン2号が
また産んでいたのを
発見し
うわ
と思ったのでした。
