大阪市平野区
喜連瓜破駅から歩いて10分
まんだいピアノ教室
万代理恵です
暑いので鳥も水浴びしたいと言います
(めっちゃ呼ばれます)
引き続き
ロシアン試行錯誤編です。
革命なんて書いていると
よほど上手くなったかのような
印象ですが
元がアレなんで
自分の中での
手応えの話です
って
ロシアンじゃなくても
弾ける人って
たくさんいますでしょ?弾ける人は
多分
肉体的&精神的&運動神経的に
指を動かせる要領と
その体力とメンタルが
そもそも備わってる人やと
思うんですね

弾ける人はとにかく弾ける
スポーツもそうだと思いますが
元々の素質で
上位に上がれる才能。
そこに努力までされたら
太刀打ちできませんて。
私のように
何かしら
頭脳と身体の神経が
なかなか繋がらず

関節が凹み

手も小さ目
etc…


などと
元々の素質が
一般レベル以下ですと
まともに動かそうとしても
そりゃ苦悩しかなく
ピアニストは目指せないのです

せめて一般レベルに産まれたかった
全くの余談ですが
私
テニスのスマッシュが
意味わからなくてですね…
↑その意味がわからんて?
野球みたいに
前からこっちに来るものを
向こうに
反対方向に跳ね返すのは
わかりますよ。


上から降って来るものを
下から振りかぶって
ボールの進行方向を
角度つけて曲げ変えられる
意味がわからんのです

意味わかりますか?



以上です
忘れてください

つまり
そのくらい
体勘?の働かない人間である
ということを
言いたかった。
関節も弱くて
広い音域で
三和音以上鳴らす場合
どうしても
4の指が凹んでしまい
しかも両手
動かなくなります。
そんな指だし
体質が向いてないものは
諦めるしかないな
と
思っていまして
でも
ロシアンは
指の形はどうでもいい?
という朗報を
先生はくれるので

1に筋肉2に筋肉
そういう点で
私にも
光が見えて来るのです

どんくささに変わりはないので
脳と筋肉を繋げる苦労はあります
生徒さんたちの中にも
いわゆる
まむし指で苦労してたり
細美しい指先で
関節に支える力が足りなく
鍵盤に指が留まりにくいタイプさん
珍しくないのですが
そういう生徒さんたちを
救えるのではないか?
とも
めちゃ思いましたので
なんとしても
自分の手改革したいと
思いました

ということで
一生懸命
いざ先生のアドバイスを
自分の手に取り入れようと
頑張るんですけども
曲を弾くとなると
全然コントロール利かず
トホホな日々が続くのでしたが
ある時期に
2の指に妖精が宿る瞬間を
感じとれまして



すぐいなくなるの
そこから
関節の意識が抜ける手応えを得て
妖精呼び出し法を
今も模索しています

いやん、ちょっともう私
これで何でも弾きやすく
なれたんちゃうん

と
浮かれておりましたが
その
例のドビュッシーの
練習を始めましたら
弾けねー、
こりゃマジ弾けねー
って

なりまして

めちゃめちゃ詳細に
先生に動かし方や感じ方を
解説して貰い
動画も送って頂き

かなり相当練習しましたが
まるで指が動きません

何がどこが
先生と違って弾けないのか
結果弾けなくてもいいので
それを突き止められなければ
私のロシアンへの道は
ウラジオストク止まりだと
思いました。
モスクワまで行って
あのホイップクリームみたいな建物が
見たいんや!
YouTubeで
その曲を弾いてるいろんな人の
指や手全体の動きを
観察したり
その手を見たい肝心なとこで
顔しか写らん画角になって
キーッ

手首の高さや角度を
変えてみたり
メトロノーム
1目盛りずつ上げる作戦やら
いっそ
ハイフィンガーを喰らえ!作戦や
ありとあらゆる思いつく方法を
試していたのですが
どうしても
思うように弾けず…
腱鞘炎になっては
元も子もないので
もういい歳なので
そこは制御しつつ
しかし
かなり意地になって練習しており
そんなある日
ピアニスト黒木くんの動画を
たまたま
見かけまして
めっちゃ面白かった!と
前に
ブログに書きましたが
それで
うわ、なるほど!
って
これまた意識革命が
起きました

それは
同じ曲を聴いても
人によって
聴き方が全然違うっていう
内容なんですが
それを聞いて
うわ、
S先生が言うてはることって
まさにこれやん!
と
思ったんですよね…
曲としては
みんな同じように
聞いてるけど
高音を聴いてる人もいれば
左手の低音に
集中してる人もいるし
響きを聴いてる人もいて
人の数だけ聴き方違うって。
で
外国人と日本人は
文化(言語)が違うので
聴き方が違うみたいなことを
言ってはって
日本のオケとか
ボーイングがピッタリ揃ってて
気持ち悪いとまで
言ってはって
そう言われてみれば
外国って
電車の時間とか
レストランの料理が出て来る
待ち時間とか
めちゃ適当というか
とにかく
日本みたいには
行き届いてないお国柄で
そんな文化の人が
作った曲を弾く時に
きっちり整えて弾こうとしても
そもそもの方向が違うねんわ!
と
S先生も
いつもそう言うてはるやん!
と思って
いやいやでも
楽譜にそう音符が並んでたら
そう弾くしか術ないですし

などと模索しつつ
日々は過ぎて
ある日
引き続き
やはり弾けねー
と悩みながら

先生が参考にと送ってくれた
外国ピアニストさん動画を
譜面台にスマホ置いて聴いていて
ピアニストさんが弾いたら
なんか
楽譜と違うように聴こえるんよな…
テンポの問題もあるけど
でもめっちゃ聴いたら
やっぱり楽譜通りなんよな…
って思って
そこでふと
ピアニストさんみたいに
聴こえるように
音マネしてみよ

と
思ったんですよね。
そしたらなんか
全然弾けてないんですが
あ!
って思いまして。
共鳴を聴くって
こういうことなんか!
人によって
聴こえ方、聴き方が違うって
こういうことなんか!
と
ようやくわかりました

多分ですが
ほんまや、
先生がずっと言うてはることって
多分これやん!
って
ここへ来て
いちいち腑に落ち現象が起きて
どんだけ時間かかっとんねん
レボリューション

簡単に言えば
私が弾くのは
ドレミファソ
なんですが
チョ・ソンジンさんが弾くと
ドエミアオ↝
みたいなことです

私が弾くと
ドとレの音なんですが
チョ・ソンジンさんが弾くと
ドとレを足して
炭酸で割った感じ?

そんな風に聴こえるように
するためには
どうしたらいいか?
って考えると
自ずと
奏法を工夫しなくては
ならなくなるので
そしたらなんと
ほんの少し
弾けてきたかも?
みたいな現象が現れて
うわわー

ピアノを鳴らすって面白いやん

ってなってます

弾くとはまた違う
こう書いてしまうと
長期に渡る試行錯誤も
あっさり過ぎていくのですが
何か月か練習続ける中で
たまに出てくる
プチレボリューションって
普通預金の利息みたいな
ささやかさで
しかもよく消失します
果てしない作業なんで
挫折する人も
きっといると思うんですが
幸い
どんくさいからこそ
そんな3円4円を
面白がれるタイプでしたので
私には
向いているかなと
思います

てか
どういう内容であれ
指導って
先生の伝えるセンスや情熱が
ものを言ってると思うので
あの手この手で
下々な私にも
渾身の解説をしてくださる
坂元先生には
尊敬と感動で
いっぱいなのです

なんか
長期間の試行錯誤話なので
記憶も薄れ
感じたことの時系列が
ゴチャゴチャになってて
まだなんか
全然
吐き出し切れてない気がする

続く
