大阪市平野区
喜連瓜破駅から歩いて10分
まんだいピアノ教室
万代理恵です




バッハコン
インヴェンション指導への道
最終回です照れ長文注意

いやしかし
バッハコンで
アメブロ内検索してみても

入賞者先生の皆様の
落ち着いておられることよ…キラキラ
私ったら連載までしてニヤニヤ


審査員もされてる先生とか
ピアニスト先生とか
有名先生とかの
生徒さんに混じって

私に習って
上位入賞するなんて
生徒さん達の底力に
感心するばかりガーン


今回
インヴェンションという
全国的に学習される曲での
コンクールだったので

そこを認めて貰えたっていうのが
やたら嬉しいんですよね照れ


指導ヒントを求めて
いろんなYou Tube動画を
参考にしていた私ですが


インヴェンション
ホントにいろんな演奏があって

巨匠、ピアニスト演奏も
聴きましたが

そのクラスになると
これまた
世界観がもう別次元で

そこにただ
美しい音楽があるだけで

私などが聴いてると
なーんもせず
淡々と弾いているだけのように
聴こえてきまして
なのになぜ美しいのか?


そのまま子供が
そのテンポとか間を
下手に真似しようもんなら
落選確定パーみたいな

ちょっと上過ぎて
参考にならん驚き
みたいな印象やったんですが


あれこれ悩んで
いろんな人の
バッハの解説動画とかも
見たりしているうちに

ニコライエワ先生の
動画が出て来まして

ちょっと
もう一回見直す元気なくて
言い回しが
違ってるかもしれませんが


「インヴェンションは
各声部
単独でも演奏会ができる」

って
言われてたのを聞いて目


それ目指したらええんやん飛び出すハート
って

ちょっと目の前が
開けてきたんですよねひらめきひらめき電球


その声部だけで
演奏会をするイメージは
私の中では
大ヒットでした。


だから
一声部だけで
演奏会をしようとするなら

心に和声(伴奏)が聴こえてないと
歌えないし

さらには一音一音のつなぎが
重要なんやなと。
実は私…
現代ピアノで古楽器風味目指すの
あんまり好きじゃないとこ
あるんですよね…
そんなんするんやったら
もう初めから
チェンバロで弾こうや…って思ってしまう



インヴェンションは
二声のアンサンブルなので

単独演奏会できる二人が
ジョイント演奏会をする
ってことですが

これって
円滑な人間関係の築き方と
同じなのでは…?
ってことで


どちらもめちゃ上手くても
お互いに
気を遣い合わんかったら
ギクシャクするやん?真顔

って考え方を元に


拍単位にチマチマと
両者の言い分を聴いて
両者を立てる
とでもいいますか

そういうことを
心がけてみたのですが

そこで

各々が
精一杯の努力をする
って前提がまずあって

それから
それぞれの言い分を理解しながら


力関係を入れ替えるだけでもなく
対等な時もありの
協力することもありの
近づいたり離れたりを
うまく差配できる力が
まるで円満な夫婦関係の保ち方

真の演奏力やんね??指差し

今更
腑に落ちた訳なのです。
知らなかった訳ではなかったのよ、
コンクール指導してなかったから
腑に落ちてなかっただけ



巨匠の演奏が
一見
何もしてないように
聴こえるのは

小手先のワザを使わなくても
各声部を
しみじみ
語らせることができるから
なのかもなぁと

もうバッハ
大人になってからで
ええんちゃうん!
って
思いましたが

ピアノを専門に学びたいなら
やはり
語り方をわからないなりにも
若いうちからその世界に
首を突っ込んでおく必要は
あるんだろうなと
思いました。


反対に?


一人で多声を操ることを
難しいけどなんだか面白い♡
と思えないなら

無理してインヴェンション
勉強しなくても
いいんじゃないかなーとも
思いました。
プレインヴェンション位までは
頑張ってみて損無しと思うけど


面白さを味わえてないのに
多くの時間と労力とレッスン代
をかけて練習するのは
バッハ、地味練不可欠ですもん

いろいろ何かと
もったいないというか…
その分古典やエチュードを
頑張ればいいと思います


音楽経験積んでいけぱ
また理解も
深まるんではと思いますしニコニコ
今になって腑に落ちてる私



話を戻しまして。

小学生生徒さんに
巨匠の世界に
少しなりとも近づいてもらおうと


『人間の苦しい時の気持ちってさー、
「怒り」とか「悲しみ」とか
他に何があるやろ?』
って尋ねてみたところ

生徒ちゃん「諦め…?」
って

小学生でも
なかなか心に響く大人な言葉を
言ったりするんで
ビックリしたんですが


そういう
人間の深いところを
理解できる力も
バッハ弾くくらいになると
必要だなぁと思いました。
そしてちゃんと諦めを表現できてる


そういう意味で
本をよく読んだりする
生徒さんは
語彙力あって

きっと音楽の表現センスも
豊かなんじゃないかなぁと
思います。


それから
「神様にお手紙書くつもりで
弾いてみよう照れ

とかいう
アドバイスもしてみました爆笑


クリスチャンじゃないので
神様の存在も
よくわからない
私と生徒さんなのですが


『神様にお手紙書くのに
いきなり友達に書くみたいに
「ちょっと聞いて〜!」
とは書かへんよなぁ』

みたいなことです。


まず挨拶したり
日頃の感謝を伝えたりして
それから
辛いなーと
思ってることを
そっと神様に打ち明けてみる。

そして
最後には
でも負けずにがんばります、
見守ってください
って書くみたいな気持ちで
弾いてみよう

みたいな
わかるようなわからんような
アドバイスをしたのですが


本番後
「神様にお手紙書けたので
何賞でもいいですキラキラ
生徒さん言ってたので


そういう厳かさとか信仰とかを
理解できるというか

そういう人の心の深いところに
意識を向けられる
小学生のポテンシャルに
感動したというか


バッハ指導について
あれこれ悩みましたが

最終的には
そういう
生徒さん達の持つ感性が
全てやったよなぁ…と
思うのです。


バッハは
人生を語ってるのかもね真顔


50代
いろいろあって
どこかの神様や仏様や仏壇に
祈ることが多かったです。


生徒さんたちに
バッハの音楽が染みる頃は

私はもう居てないと思います笑い泣きおいで


バッハコン指導への道
完了
長々とつまらないボヤきに
いいねくださった皆様
ありがとうございましたおーっ!