大阪市平野区
喜連瓜破駅から歩いて10分
まんだいピアノ教室
万代理恵です
私は
子供の演奏が好きで
全然知らない
ピアノの先生の発表会も
知り合いの知り合いとか
たまたま知り合いのお子さんが出るとか
機会があれば
聴きに行ったりします。
ホールの感じが知れたり
曲の聴き映えを体感できたりするので
それで
知らない発表会なので
冷静に客席の雰囲気を
観察できたりするのですが
生徒さんたちは
そりゃ一生懸命弾いていますし
先生のご苦労も
よくわかりますし
職業がら
ものすごく応援の気持ちで
聴いているのですが
いくら一生懸命とはいえ
聴き手の心に響かない
演奏が続くと
応援の気持ちがいくらあっても
どうしても
長い…
え?繰り返しするん?


と思ってしまいます。
ピアノをやっている私でさえ
そうなのですから
その会場の
ご家族さんたちの
微笑ましく聴いてはいるけど
集中できていない空気も
ものすごく感知してしまいます

初めは
前傾姿勢で舞台を見ていた
お父さんも
そのうち
眠り始めたり
スマホを触り始めたり…
会場全体もザワザワ
落ち着きなくなって来たり…

ピアノが
上手い下手って言いますが
それは結局
人の心に届いてるかどうか
ということだと
思うんですよね。
人に届ける気持ちで
演奏できているかどうか。
それは
丁寧な音かどうか
粒揃えやバランス問題
聴いている人の時間(集中)が
気持ちよく続くように
曲の流れがスムーズかどうか
テンポ感やつっかえ問題
聴き手に話しかけるように
弾けているか
フレーズ問題
とかいうことだと
思うのですが
だから多少のミスはいいの
あ、
私のところの発表会は
お客様は全員
舞台に釘付けですの



という意味ではなくて
そうならない発表会を
めっちゃ目指してます
ってことを
言いたいのですが
とにかくとにかく
発表会だから
というのではなくて
日頃の練習曲から
そこに重点を置いて
レッスンをしています。
どんなに
しょーもない?練習曲でも
どう弾けば
美しくて聴き応えがある
演奏になるかを
アドバイスしながら
生徒さんと一緒に考えて
作っていくことが
ピアノの先生の仕事だと
思うんですよね。
その前に譜読みという大きな壁がある
弾くことに精一杯で
美しさに無頓着だったり
音を追うだけで
演奏者の心が動いていないと
人に伝えられる訳がなく
人に伝えられるような演奏にしたいと
思うからこそ
練習すると思うんですよ…

上手くなくても
自分なりにでいいので
人に届けたいという気持ちが
あるかどうか

さあ
まとめますよ



練習する→人に喜んで貰える
↑ ↓
またやりたい!←嬉しい!面白い!
こちら側のループに
まだ入れていない人は
練習モチベーションが
上がらないんだと思うんです。
こちら側に
入ってもらえるように
なんとか一度
成功体験をしてもらう事が
キモだなと思うのですが
練習しないと成功しませんので

ここが
先生の腕の見せどころというか

生徒さんの
良いところを見抜いて
良いところを活かせる
選曲をして
良いところを引き立たせる
レッスンをして
自信を持ってもらって
(難しいことを簡単に言ってみたよ)
発表会なり
易しいコンクールなり
舞台に立つ経験というのは
やはり重要かなと思うのです。
まだ終わらないのです…
次回に続きます
