大阪市平野区
喜連瓜破駅から歩いて10分
まんだいピアノ教室
万代理恵です
私のお年頃世代の
昭和のお子が受けて来た
ピアノレッスンは
大変
厳しゅうございましたよ…
厳しいといっても
私は
弾けなくて手を叩かれたとか
そういうレッスンは
受けたことはありませんが
厳しいというか…
教本ひとつにしても
今のように
カラフルで
可愛い
イラストが描いてある訳ではなく
それでも
当時なりに
子供向けになっていたのかも
しれませんが
漢字満載の
シブいテキストしか
使った記憶がありません。
ピアノの下の奥の棚に
捨てられずに保管してある
私が習い始めた当初
使っていた
480円と書かれてあるバイエルの
前書きはコレだ
そしてきっとこれが当時の
ピアノを弾く子供の正装
頭に何か乗ってる?
と思ったけど
多分髪飾りね
当時のよい子はこのヘアスタイルよ
楽譜に
先生に何か書かれていないか
チェックしてみたのですが
全部に◎がついているだけで
いかに私が
真面目に練習していたかが
ただ淡々と弾くだけで合格していたのかが
偲ばれます
そして…
そしてその後
大したテクニックもつかぬまま
ハノンとチェルニー30番を
やるのである。
てな感じで
何ヶ月もかけて
カード使ったりして
音符の読み方なんか
教えてもらった記憶無くて
これらをこなしてたですよ
多分最初のレッスンで
5線ノートに
音符の説明してもらって
それで終わりだったと思う。
リズムにしても。
じゃ、あとは
自分でしっかり読んできてね的な
私は弾くのはイマイチでしたが
なぜか楽譜読むのに
苦労はしませんでした
だから
譜読みが苦手な
生徒さんを見ていて
う〜ん
何が原因かなぁと
ちょっと悩んでしまいます。
規則性さえわかれば
漢字や九九覚えるより…
いや
覚える必要すら
無いじゃないですか
規則に当てはめれば。
勉強より大分簡単やで、こりゃ
と
思ってました。
言いたいこと伝わってます?
線の音、間の音なんて
そんな可愛い呼び方で
教えてもらったこともないですが
一つずつ数えるのが面倒なので
勝手に
「ド、ミ、ソ、シ…」
って線の音読んでましたし…
といって
当時の自分を
自慢したいんじゃなくてですね
私が数学を
なかなか理解できないように
譜読み苦手さんには
何か
どうしてもわからないことが
譜読み以前にあると思ってます。
音列の理解とか音楽の聴こえ方とかね
誰でも少しでも
譜読みが楽になる方法で
教えてあげたいと
ずっとずっと
思っていて
私なりに
長年あれこれ考えて
指導しているんですが
なかなかに難しい
1音や3音のカードが
早く読めたとしても
楽譜になるとわからなかったり
音読みと譜読みは
また別みたいで
リズム読みも然り
音名を書くドリルも
私は
譜読みには
そんなに効果無いなぁと思って
あまり使ってません。
数えて書くことが
単なる作業と化してる場合も
ありますし
譜読みが苦手な
ドリル得意さんもいますので
反対に
5線に音符を書くのは効果ありと見た
譜読みが苦手だと
弾くのに苦労しますが
だからといって
音読みばかりしていても
自分が弾いて音楽を感じないと
譜読みも得意にならないと
思っています。
どんな練習を
どう組み合わせて
指導するのがいいのか
生徒さんにもよりますし
長年やっていても
なかなかの難しさです
昭和の子供は
あんなシブい教材で
どうやってみんな
譜読みをマスターしていたのか
自分を含め
謎




