私の教室ではここ10年くらい
導入から初級までのメインテキストに
バスティンの教本を使っています。
バスティンを使う前はアルフレッド
そのさらに前は
グローバーやトンプソンで
導入レッスンをしていました。
バスティンを使う理由の一つに
五線譜での譜読みを
真ん中ドから始めたくない

というのがあります。
音の並びと鍵盤の並びを覚えたら
ト音記号とへ音記号の5線
合わせて10本の線が
88ある鍵盤のどの音を示すのか
約3オクターブの音域にわたって
一気に覚えてもらうことにしています。
線の音がわかれば間の音もわかります

バスティンピアノパーティーでは
たくさんのプレリーディング曲があり
五線譜を読む前の段階で
ドレミファソ以外のポジションでも
すでに弾けるようになっているので
早い段階で
ドレミファソ以外の音に
耳が慣れていること
そして
真ん中のドを
五線譜を読んで弾く時の起点に
しないところが気に入っています。
へ音記号の低いソから弾かせるなんて

譜読みになかなか慣れない子もいるので
もう少したくさん曲があったら
もっと助かるのですが
最近は線の音·間の音で
譜読み指導される先生も多いようですし
譜読み力が定着するまでの
それ用の教本が
バスティンピアノパーティー以外にも
もっと出て来て欲しいと
ずっと願っているのです

真ん中のドから
順番に一つずつ音を教えていた時代も
ありましたが
練習すればするほど
真ん中のドが原点になってしまい…
習い始めのテンション
が


そろそろ下降し始める頃に
ドレミファソ以外を習ったところで
なかなか覚えきれず
真ん中のドから遠く離れた音も
ドから順に一つずつ指差ししながら
数えないとわからなかったり

いろんなポジションで弾く場合も
ドだから1の指、レだから2の指…と
指と音がガッチリ固定されていたり

そんなパターンで苦労するお子さんを
たくさん見てきたので
初めから予防したい

きちんと習うまでに自己流で
知っているメロディを器用に弾いて
遊んでいたりすると
いざバスティンを使って
レッスンを始めてみても
ドレミファソのポジションは
バッチリでも
それ以外のポジションや
へ音記号の譜読みになると
なぜかいつまでも
だったり

習慣恐るべし

楽譜を読むならまずドレミ
と

決め込まないうちに
五線と鍵盤位置の関係を
感覚的に覚えてしまうのが
一番しんどくない気がします。
ドから教えて
しっかり上達させておられる先生も
たくさんおられるはずですけど
私はこんな感じです

有名であるばかりに…
ドに罪はないの…

(BGMはドレミの歌)
でも
私のレッスンでは
要注意存在だな

ブログ2記事目にしてこの長文

読み辛いブログになってしまいました。
どんな教本で
どんな理念でレッスンしているか
お知らせしたかっただけなのですが

もし
最後まで読んでくださった方がいたなら
ありがとうございます。