タイトルは運動系ですが,テーマは「トレーニングログ」ではありません.
先週の出張では,国際会議への参加で,英語の論文を提出したのだけど,論文は他の参加者に査読される.
奇跡か幸運か,僕の論文は,3カ所の英語の手直しでOK.
無謀にも僅か数時間で書き上げたのだけど....
見事?,本(論文集)に掲載されます.
ヘボな査読者に当たってしまって,僕の間違いを見過ごされていなければいいのだが...,ちょっと心配
(勿論,本人は間違ったことを書いたつもりは全くない).
一方で,昨日夕方編集委員会から「論文の査読をしてくれ」と,論文が送られてきた.
昨夜10時半には寝てしまっていたので,今朝4時半に目が覚めて,6時に職場へ.
送られてきた論文に目を通したが...,う~ん.
先週の会議で大学の恩師と話をしたのだが,少しの勉強で分かった「気になっている」人が多いとのこと.
欧米人が酷いらしいが,最近は日本人でもそういう人たちが増えてきたと嘆いていた.
アメリカで博士号を取った恩師は英語も達者なので口頭講演をされたのだが,何と17年前に僕が取ったデータを聴衆に示して,簡便と思われている測定法の欠点を示していた.
勿論,16年前に僕は修士論文でその欠点の補正をしていたし,後にジャーナルに投稿しているのだが,殆どの人がそのことを知らずに,その後にサラッと記している(間違った)論文の簡便な(簡便と思われている)方法を何の疑いもなく使っているし,これからも使おうとしていたらしい.
恩師の口頭発表の後,沢山の欧米人が集まってきて,恩師に質問をしていた,ポスター発表会場で別の発表(ポスター発表)をしていたのに....
話を論文の査読に戻そう.
その論文というのが,酷いことに去年どこかの会議に投稿した論文の図表をそのまま使い,本文の内容も殆ど変わらないのだ(ちなみに著者はイタリア人).
僕は必ずその論文に書かれている参考文献を出来るだけすべて揃えて横に置いて査読するのだが...(普通か!)
その参考文献で自分たちのポスター発表を載せていたんだよね~,論文が出ていないかのように....
でもweb上に論文も出ていたんですよ~,困った人たちだ.
また,この論文の著者はシミュレーション屋さんだから,実験の現場のことをあまり知らないんだろうな~.
仰々しく「こうすれば問題が解決できるだろう」とガリガリと計算機を回して結果を出しているのだが,実験屋としては常識のことで,論文にもならないことを書いてきたのだ(論文にするとしたら,数十年前に既に何処かでされているはず).
「温故知新」という言葉があるが,最近の人たちは過去の業績をよく調べていないのだろうか?
参考文献の「孫引き」などをすることをしないのだろうか?
他人の論文を読んだときに,深く掘り下げることをしていないのかな?
こんなことで良いのかどうか僕には分からない.
僕は地道に「基礎体力(その専門分野のイロハ)」を身につけていくようにしたい,かつて恩師と研究室で議論していた時ように....