遠い昔(20年ほど前),告白した女の子に言われた言葉だが,


「タイミングが悪かった」


と言われて,振られた.

これが,本当にタイミングのせいだったか?は兎も角,タイミングは大事だ.


今日は,今年4回目の県外逃亡.

しかし,これまでとは大きく異なる.

プライベートで片道1200キロ,しかも日帰りである.


今月初めに祖母が脳内出血で倒れた.

幸い手術は成功したが,昨年から入退院を繰り返しており,もう何時「お迎え」が来てもおかしくない状況である.


母と伯父は毎日のように病院へ祖母の見舞いに行っているが,1日中眠っている日もあるらしい.

日帰りだと,わずか2時間しか会えないし,しかも眠っている可能性もあった.


しかし,タイミングは大事だ.

今日を逃すと,多分3月初めまで,都合が付かないと思ったから....

思い立って,日帰りで大阪の病院まで行くことを,昨日決心した.


朝5時に自宅を出て,12時半に,病院に到着.

祖母は眠っていた.

痰が詰まっているみたいで,少し呼吸が苦しそうにしながら(鼾をかいて)眠っていた.

母の話では,昨日からずっと眠っているらしい.


看護師さんが鼻から痰を吸い出そうとして,突然チューブを入れられた祖母は苦しみながら,目を開けた.

目の前に僕がいたのを見て,喜んでくれた.

残念ながら,祖母は十分にしゃべることは出来ないのだが,手を握り返してくれたり,ボソボソと「ありが...」と言っているような感じで唇を動かしてくれた.


今,帰り道で,大阪(伊丹)空港に居るのだが,本当に辛かったし,今にも泣きたいくらいだ.

40年あまりの間,祖母にとって,僕は自慢の孫らしい.

2年前,関西空港の向かいのりんくうタウンにある53階建てのホテルの最上階のレストランで,「米寿」のお祝いで食事に連れて行ったことを,近所の友達に自慢していたそうだ.

博士号を取ったときも,大学の助教授になったときも,近所の人に自慢していたそうだが,去年入院したときに僕が見舞いに行ったときも,病院の先生に「孫が青森からわざわざ見舞いに来てくれたんですわ」と言って,喜んでいたそうだ.


人間は,必ずいつかは死ぬ.

残念なことは,それがいつであるかということが誰にも判らないことだ.

だから,タイミングを逃してはいけない.


タイミングは大事だ(今日,3度目だけど).


時間を見つけて,また会いに行こうと思う.

会うと辛いけれども....