重力なんと重きことか












私の命のなんと軽きことか









人が観測可能な事象に









何割の真実が存在しよう










実空間上の美しさは複素幾何を知らぬ











著名な画家が描いた名作も彼以外の観測においては所詮贋作か











美しさとは絵画が形成する局所的空間ではなく、その奥あるはずだ










ならばこの世界とは何と美しい贋作の集合体であろうか








観測は系を歪める












ならば我々の存在は相互の観測によって生じた歪みの1つであろう










誰かにとっての「個」であることは










誰かに対して私の完備な規格直交系を晒すこと











まだあなたの観測においてエタングルメントは存在するのか












私とあなたをかけて一周期畳み込み積分した相関を











概して「愛」と呼ぶのか











心配するな









所詮人が作った数学という偶像崇拝に溺れているだけだ












観測は系を歪める












「それでいて世界は美しい」











それも立派な観測だ