札幌駅前 整体・Conditioningサロン 、理学療法士による施術のPhact ふぁくと公式ブログです!!
お盆も終わり、
『 今日からまた仕事!! 』という方も多いのではないでしょうか??
Phactは、
16日(土)は平常通り営業しておりました。
この日は5名施術したのですが、新規・紹介の方が3名もいらっしゃいました。
「 普段忙しくて来れない方 」や「 遠方の親戚をご紹介で 」といった方が来店され、お盆らしさを勝手に感じておりました(^^;;
その中のお1人が、
『 半年前に噛み合わせを治すために、アゴの手術をしたら首が回らなくなった。 』
という、ご紹介で士別から来てくれた18歳の方でした。
噛み合わせの調整は、
当然『 歯を主役に考えて 』口腔外科の先生が手術、噛み合わせは良くなったようです。
手術跡もとっても綺麗!!上手な先生だったんだと思います。
しかし・・
みるみると首が回りづらくなっていったそうで。。
「 なぜ動きづらいのか? 」
首の評価をしていくと、通常よりは早いタイミングで胸鎖乳突筋や広頸筋が収縮を始めていました。
簡単に言うと誤作動が原因でした。
下顎骨

ここの長さを変える内容の手術だったようですが、この下顎骨には首の筋肉もたくさんついています。
ご本人は、
ツボに入り笑ってらっしゃいましたが(笑)、こんな例え話をしました。
『 操り人形 』
熟練した操り師が、見ないで人形を正しく動かせるようになった。
知らない人が、操り人形の糸の長さを勝手に変えてしまった。
見ないで人形をうまく操れなくなった。

操り人形で言う、「 糸の長さ 」は「 筋肉の長さ 」です。
首の筋肉の土台である下顎骨の長さが変わった事で変わってしまいました。
今までと同じように動かそうととしたら、うまく操れなくなった。
そして、
この時に何をしないといけないか?
というと、マッサージでもストレッチでもなく再教育です。
以前と糸の長さの違う操り人形を、自覚しながらまた練習する必要だったんですね。
遠方のため何回も来れないので、
『 自分で再練習していく方法を覚えてもらう 』方法を選択しました。
フェルデンクライスメソットを参考にした、首や頭、視線の動かし方とその知覚統合の練習を一緒にやりました。
年齢的なものもあるのか、みるみる改善していき、僕自身も驚き(^^;
来店時は、
少し振り向くのがやっとだったのに、エクササイズ中からやればやるほど、どんどん改善。
最終的には、
自然と後ろを振り返れる所まで。
忘れないように、
エクササイズ中の動画を送らせていただきました。


眼球運動・肩甲帯・体幹との分化・協調した頸の動き、の再獲得を目標に組みました。
追伸
口腔外科的には手術が成功でも、
首が回らなくなってはどうしようもありませんよね。
しかし、
『どこかが悪くなった』訳ではないので、整形外科の適応にもなりません。
こうした、
” 医療の隙間 ”に悩む方の力になれるのは、僕自身も嬉しい限りです(^^)
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最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!!